というわけでsteam版bioshock2クリアしました!
今作はかなり戦闘が激しいので、コントローラーが使えないのが結構ネックになった感じです。
移動や射撃はともかく、プラスミドと武器の切り替えで手間取る手間取る。
ですが操作系は前作に比べて整理されてるのでやりやすくはあったかな。
難易度はノーマルでプレイしました。
前作に比べると全体的にプラスミドが強化されてるので、戦力は上がった感じです。
弾薬や資金も豊富に手に入るので、そんなにケチらなくても大丈夫。
しかし今回は敵の数がかなり強化されてるほか、新登場の敵が軒並み強くかなり苦戦を強いられます。
特に強敵なのはビッグシスター。
ビッグダディは火力はものすごいものの動きは単純だったのですが、このビッグシスターは動きが俊敏な上にプラスミドまで使ってくるという難敵。
今回は閉所での戦いも多いのでかなり苦戦しました。
そして今作と前作の最大の違いである、「主人公がビッグダディ」という点ですが、これがストーリーと相まってまあエグいこと……。
今作はフィジカルグロ描写はともかくメンタルダメージがけっこうキた感じです。
特に終盤、ビッグダディとリトルシスターのつながりが明かされてから以降のいろいろは、なんかこうサイコスリラーの趣でした。
その中でもガツンと来たのが、リトルシスターを操作するシーン。
ここでは小柄なリトルシスターに合わせて視点の高さが低くなってたりするんですが、それだけじゃなくなぜか廃墟同然のラプチャーの中が豪華なお城みたいに見えてるんですね。
なんで?と思いつつゲームを進めていくと……とまあここから先は秘密ということで。
もうここの怖気の走る皮肉描写がたまらん。
わたくしゲームをする時にはストーリーをかなり重視するんですが、今回はストーリーが前作よりも掘り下げられてて良かった。
今作のテーマはズバリ「親子の絆」。
しかし、それもいわゆるよくある理想論的な絆ではなく、ビッグダディとリトルシスターとの人工的に植えつけられた絆(という形の束縛)、オリジナル・リトルシスターであるエレノアとその生みの親であるソフィア・ラム博士との絆(という形の執着)という歪んだ形の親子の絆。
ラム博士の、エレノアをラプチャーのため理想化しようという試みは印象に残りました。
これは上記のリトルシスターの主観と合わせて、「子供を理想的な存在に調教・改造しよう」という親の欲望の描写なんでしょうね。
そしてエンディングがすごくよかった。
閉塞感あふれる施設内から一転して海の上に脱出した時の空の青さたるや。
ドラクォと同種の感動がありました。あと素顔のエレノアかわいい。
日本語字幕プレイだったのでダイアリーの内容把握とかがなかなか難しかった感じではありますが、楽しめました。
さて次は……そういや心綺楼まだ全キャラクリアしてないなあ。