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カメラを止めるな!

2018年08月14日 | Movie
8月14日、話題の映画『カメラを止めるな!』をTOHOシネマズ日本橋にて。
キャストは無名ながら、巷で大反響を呼んでいる、海外タイトル「ONE CUT OF THE DEAD」という映画『カメラを止めるな!』を興味半分で鑑賞しました。以下、ネタバレ注意。映画は、まずはB級ホラー『ワン・カット・オブ・ザ・デッド』が37分間にわたって、とうとうと続きます。ワンカット撮影によるゾンビ映画は、タンクトップ姿の若い女性がゾンビに襲われるシーンから始まると、1台のカメラで長回しで撮影されている独特の雰囲気。ゾンビ映像の緊迫感と、変な間のゆるゆる感が相まり、レンズに血が飛び、カメラは転び、ドタバタ感は十二分に伝わってきました。ところが『ワン・カット・オブ・ザ・デッド』が、ドローン撮影かと思しき上方から引きのラストシーンに、エンドロールが流れ、幕を閉じると、本来のストーリーである『カメラを止めるな!』がスタートします。実はこの映画は、ゾンビもののB級ホラーを、生中継、かつ、ワンカットで撮影するという企画の撮影舞台裏を描いた映画だったのです。気弱なお人よしな監督に、難題を吹っかけるプロデューサー、超わがままな主演俳優にアイドル、脇を固める何かしら訳あり俳優陣と、撮影までの舞台裏が次々と明かされます。さらに、撮影当日のトラブルで、監督の家族が巻き込まれ、撮影がスタートすると、撮影現場で起きるハプニングの数々。前半の『ワン・カット・オブ・ザ・デッド』に散りばめられた違和感ャCントを、丁寧に回収していく手際の良さに、騙されたとびっくりしつつ、ニヤニヤ、クスクスしてしまう展開。しかしながら、笑いを誘うドタバタ喜劇と思いきや、B級ホラー製作者たちの健気さや、チームとしての達成感、さらに家族愛までの感動がじわじわと・・・。はっきり言って〝やられました〟のひと言。巷の好評判に納得。映画の楽しさに味わい深い作品でした。


























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