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浅草キッド

2022年01月05日 | Movie
1月5日、今年の映画初めは、劇団ひとり監督作品『浅草キッド』NETFLIXでの鑑賞となりました。
ビートたけしさんが師匠である倹l・深見千三郎と過ごした青春をつづった自伝「浅草キッド」を、劇団ひとりさんが監督・脚本を手がけ、多くの人気倹lを育てながらも自身はテレビにほとんど出演しなかったことから「幻の浅草倹l」と呼ばれた師匠・深見千三郎や仲間たちとの日々と、ビートたけしが誕生するまでを描く作品。【あらすじ】昭和40年代の浅草。大学を中退しフランス座エレベーターボーイのタケシ(柳楽優弥さん)は、数々の人気倹lを育てた深見千三郎(大泉洋さん)に弟子入りを懇願。ぶっきらぼうだが独自の世界観を持つ深見からタップダンスやコントの技術、裏方や進行「笑われるな、笑わせろ」との倹lの矜持に至るまで撃イとの真髄を叩き込まれていく。「倹lだったらいつでもボケろ」という深見の教えに従い、行動を共にする中で笑いのセンスを磨くタケシは、踊り子・千春(門脇麦さん)や深見の妻・麻里(鈴木保奈美さん)に見守られ飛躍的に成長する。だが、フランス座は客足は減り経営悪化。そんな中、深見の元を飛び出し、フランス座元先輩のキヨシ(土屋伸之さん)に誘われ、漫才コンビ"ツービート"を結成するタケ。徐々に人気を獲得し時代の寵児へ昇っていく。一方、苦境に立たされる深見。そんなある日、対照的な師匠と弟子の運命が再び交錯する―というストーリー。"世界のキタノ"の原点たる、渥美清やコント55号(萩本欽一・坂上二郎)、東八郎などが若き日に腕を磨いた伝説のフランス座。懐かしき昭和の時代の原風景はノスタルジックに描かれます。タップダンスやたけしさんの細かい癖を演じきった柳楽さんの演技はお見事。演技指導に松村邦洋さんのお名前がエンドクレジットにでていたでしょうか。相方キヨシの土屋さんもビートキヨシまんま。大泉さん、保奈美さん、麦さんは流石の安定感でした。劇団ひとり監督の劇中歌の際に投入されるエピソードシーンの手法も秀逸。とりわけ、ラストの現在(?)のタケがフランス座を訪れるシーンでは、心染み入るビートたけしさんが唄う"浅草キッド"をBGMに、タケが過ごしたフランス座の人々の賑やかな日々のフラッシュバック演出は印象に残りました。エンドロールの主題歌、桑田佳祐さんの"Soulコブラツイスト~魂の悶絶"も、ほのぼのとしたこの作品を顕しワンダフル。本年、映画初めに心に残る佳き作品を鑑賞することができました。

























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