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春風亭小朝独演会2019

2019年08月07日 | Live Theater
8月7日、『春風亭小朝 独演会2019 -夏の夜ばなし- 』調布市グリーンホールにて。
この日は久しぶりの調布グルーンホールでしたが、調布駅前の変貌ぶりは目覚ましく、自分の記憶では駅前から1本裏へ入ったところと思いきや、駅前広場に鎮座とは。すっかり浦島太郎でした。さて、春風亭小朝さんの独演会。開口一番は「小朝一門の秘密兵器」春風亭勢朝さん。秘密兵器というのは、楽屋話の秘密を平気で漏らすからとのこと。演目は「紀州」。徳川家康から8代将軍綱吉までの将軍を面白可笑しくお話しされ、水戸黄門がなぜ黄門様と呼ばれているかなど勉強になりました。続いて、春風亭小朝さんは「代書屋」と「ある理由」を。「ある理由」は昔FM東京土曜日の番組「サントリー・サタデー・ウェイティング・バー」を彷彿させるお話。常連のお客様とバーテンダーの日常会話に聞き耳を立てます。今どきのサラリーマン事情に思いをはせました。仲入り後は、篠笛奏者のKANAさんのオンステージ、ヴィブラフォンの宅間義之さんとコラボし、ジャズの定番「サマータイム」、ジャズアレンジされた「りんご追分」に、8月7日の七夕にちなみ「たなばたさま」をひと時の清涼剤のように聞き惚れました。最後は小朝さんの「一豊と千代」。滋賀県長浜の黒塀エリアの菓匠禄兵衛や千代紙の話など、本筋以外のところが妙に琴線に触れました。小朝さんならではの語り口を堪能した独演会でした。

   春風亭小朝 独演会 2019
     ~夏の夜なはし~     於)調布市グリーンホール

     紀州         春風亭 勢朝

     代書屋        春風亭 小朝

     ある理由       春風亭 小朝

        仲 入

     KANAオンステージ with 宅間善之
        サマータイム ~ りんご追分 ~ たなばたさま
     
     一豊と千代     春風亭 小朝
   




春風亭 勢朝
本名:高橋 俊人
1962年8月 - 群馬県伊勢崎市出身
1979年8月 - 5代目春風亭柳朝に入門「勢朝」を名乗る。
1984年3月 - 二つ目昇進。
1991年2月 - 師匠柳朝死去 → 春風亭小朝一門に移籍。
1996年3月 - 真打昇進









  篠笛奏者 KANAさん          ヴィブラフォン 宅間善之さん



春風亭小朝
1955年東京生まれ。
1970年春風亭柳朝に入門。
1980年36人抜きで真打昇進。
これまでに、落語界初の日本武道館公演、歌舞伎座三夜、新橋演舞場、京都南座、博品館劇場三十日間連続独演会などを成功させてきている。
文豪・菊池寛の作品を落語にして口演する会をスタート。
俳優として、新宿コマ劇場の座長公演をはじめとして、時代劇「三匹が斬る!」の他、NHK大河ドラマ「篤姫」近衛忠煕役を、「軍師 官兵衛」では明智光秀役を務める。
趣味はクラシック音楽とJAZZ。








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