雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

ぼくたちのアリウーブ

2012-07-11 19:56:35 | 

五十嵐貴久著"ぼくたちのアリウーブ"を読みました。
さらっと読めます。軽いです。

高校生のバスケットの話です。
アリウーブってパスを空中で受け取ってそのまま
シュートする技だそうです。
ジュンペーが語り手です。
バスケットがしたくて学力以上の高校に入りました。
しかしバスケット部の三年生が居酒屋で酒を飲み
喧嘩をして退部処分になりおまけにバスケット部は
一年間の試合禁止になってしまいました。
バスケット部の二年生は失望して他の学年は信用
しない、一年生はいらないと無視していっしょに
練習してくれません。
六人いたバスケット部の一年生はジュンペーとツルを
除いて辞めていきました。
ジュンペーは夏休み最後の日の8月31日に2年生と
試合して勝ったら1年生を部員として認めてくれる、
負けたら1年生は退部するという約束を2年生と
交わします。

ジュンペーらはまず部員集めから開始です。
辞めた部員に声をかけ一人が戻ってきます。
モンキーです。
茶道部にいた長身のドッポが入ります。
二年男子バスケット部員のやり方に疑問に感じている
三年生女性バスケット部員が試合形式の練習に付き合って
くれるようになります。
三年女子部員に好きな人がいるメガネが入ってきます。
健診で痩せなくてはいけないといわれたウトウが
入ってきます。

体育館で合宿したり夏休み中朝から夕方まで練習します。
そして二年生との試合の日がきます。
一年生は交代要員は一人だけでほとんどでずっぱりです。
二年生は交代できます。
全力で試合をする中でめったにできないアリウーブが
でます。
試合の結果は・・・

同じ部員で他の学年の者は信用しないって、それはない
でしょうと思ってしまいます。
理不尽なことを突きつけられた一年生はそれでも必死に
なって目的に向かって進むことでいい経験をしました。
途中の挿話がそのままになっていたりしてなんか
すっきりしない部分があります。

じっくり練習している二年生と対等に試合できるなんて
ちょっと出来すぎの話とは思いますがそれもいいでは
ありませんか。