日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2歳王者・アジアエクスプレスが新潟で復活!サトノノブレス雨を切り裂いて重賞V2!

2014年08月10日 | 競馬

台風11号の影響で10日の開催が危ぶまれていた小倉競馬場と新潟競馬場ですが、どちらも通常通りの開催となりました。この日のメインは、小倉競馬場で「サマー2000シリーズ」の第3戦・小倉記念、新潟では3歳馬のダート重賞・レパードステークスが行われました。



小倉メイン・第50回農林水産省賞典 小倉記念(GⅢ・芝2000m 14頭立て)は、前走の七夕賞で逃げ切り勝ちを収め、今回は小倉記念連覇を目指す①メイショウナルト、2月の小倉大賞典を制した⑭ラストインパクト、菊花賞2着・日経新春杯を勝った⑨サトノノブレス、七夕賞2着⑩ニューダイナスティ、⑫ダコール、⑦タガノグーフォ、⑤ミキノバンジョー、⑬マーティンボロなどが参戦しました。
正面スタンド前からのスタートで、タガノグーフォがややダッシュつかず。先行争いで、メイショウナルトが最内から上がって先頭に立つ。ミキノバンジョー、オートドラゴン、タムロスカイの3頭が2番手集団を形成。サトノノブレスとラストインパクトは5,6番手でゴール板を通過。
1・2コーナーから向正面に入り、メイショウナルトが単独先頭、タムロスカイが単独2番手。3番手オートドラゴン、バンジョーとラスインが4,5番手で並ぶ。6番手にサトノノブレス、7番手⑥カネトシディオス、8番手にニューダイナスティ。9番手にマーティンボロ、マデイラがインコースの10番手。11番手に⑧ボレアス、12番手⑪ローゼンケーニッヒ、ダコール13番手、最後方にタガノグーフォが追走している。
3コーナーを回り、ナルトが快調に逃げ、ラスインとノブレスが残り600mあたりから動き出す。4コーナー手前で2番手集団までポジション上昇。さらにはマーティンも上がってきた。最後の直線に差し掛かり、メイショウナルトが内側で逃げ粘るが、大外からサトノノブレスとマーティンボロが伸びてきて、間からラストインパクトとニューダイナスティも追い上げるが厳しいか。残り100mあたりでノブレスがナルトをかわし、そのまま突き抜けてゴールイン!サトノノブレスが横殴りの雨を切り裂いて、重賞2勝目を飾りました!

雨の中で行われたハンデ重賞・小倉記念は、単勝2番人気のサトノノブレスが、ゴール前で逃げるメイショウナルトを差し切って優勝しました。2着にはマーティンボロが入り、ディープインパクト産駒のワンツー決着。連覇を狙ったメイショウナルトは、残り100mあたりまで逃げたものの、最後まで押し切れず3着。1番人気のラストインパクトは、直線で伸びずに6着という結果に終わりました。
2度目の重賞勝ちを収めたサトノノブレスは、3歳秋以降は2400~3000mの長距離戦を使い続け、今回は春の天皇賞以来の実戦に臨みましたが、距離短縮が功を奏したし、道悪をモノともしませんでした。菊花賞のときも不良馬場で2着と健闘しましたからね。ここでの勝利はあくまでも通過点、この秋はGI初制覇を目指します。



新潟のメイン競走・第6回レパードステークス(GⅢ・ダート1800m)は、3歳馬15頭が集結。「ダート王への登竜門」とも言われているこのレース、今年はユニコーンステークスで明暗を分けた③レッドアルヴィスと⑬アジアエクスプレスの2頭が出走。アルヴィスが連勝か、アジエクが12着からの雪辱なるか?他にもジャパンダートダービー4着の⑩ノースショアビーチ、同レース5着④ランウェイワルツ、デビュー2連勝中の⑨クライスマイル、⑦アスカノロマン、ダート4戦3勝⑭スピナッチなどが出走しました。
スタートは15頭ほぼ揃い、好スタートを切った③レッドアルヴィス、⑨クライスマイル、ノースショアビーチ、アジアエクスプレスの4頭による先攻争いから、クライスマイルが先頭で1コーナーを回る。1コーナーを過ぎて、クラスマが先頭でレースを引っ張り、ノースショアが2番手、アジエクは3番手、アルヴィスはその後ろの4番手追走。5番手にアスカ、6番手⑥ナンヨーマーク、7番手①メイショウイチオシ。中団の8番手⑫カラダレジェンド、9番手⑤ジャッカスバーク、ランウェイ10番手、スピナッチが11番手から徐々に上がる。後方は⑪リサプシュケ、⑮タガノエッヴィーバ、②ファドーグ、⑧アムールスキーと続く。
15頭がひと塊の状態で3コーナーに入り、先頭集団はクライスマイル、アスカノロマン、ノースショアビーチ、アジアエクスプレスの4頭が横並び。レッドアルヴィスはその後ろの5番手を追走。4コーナーから最後の直線に入り、クラスマが内で粘るが、アジエクがあっさりとかわしにかかる。アルヴィスはまだ3番手争い。先頭に立ったアジアエクスプレスは、後続を引き離して悠々と先頭ゴールイン!これがGIウィナーの実力だ!アジアエクスプレスが新潟で復活勝利!

3歳ダート重賞・レパードステークスは、アジアエクスプレスが1番人気の期待に応えて優勝。スタートから早めの先行策を取ると、3,4コーナーで先頭集団に加わり、直線では逃げるクライスマイルを捉え、最後は3馬身半差の圧勝でした。2着にはクライスマイル、ランウェイワルツが3着。重賞2連勝を狙ったレッドアルヴィスは4着に終わりました。
昨年の朝日杯FS以来の勝利を挙げたアジアエクスプレス、前走のユニコーンステークスでは、内枠を引き当て、馬群で砂を被ってしまい、本来の力を出せず12着と惨敗。背水の陣で臨んだ今回は、ブリンカーを着用。調教でも好時計をマークし、本番でも効果を発揮しました。左回り1800mのレースを素晴らしい快勝、12月に中京で開催される「チャンピオンズカップ」でも期待できますね。
次戦以降はホッコータルマエ&コパノリッキーなどの古馬勢との対戦もあるし、3歳ダート王・カゼノコ、ハッピースプリントとの対決もあるかもしれません。新潟で再出発を果たした「アジアの超特急」が、ダート界の主役獲りへと突き進みます。




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ホークス今季初の7連勝!でも、好投していた中田賢一に勝ちがつかなかったのが残念だ・・・。

2014年08月10日 | HAWKS

6連勝でパリーグ首位を快走中の福岡ソフトバンクホークス。福岡ヤフオクドームで行われた9日の北海道日本ハムファイターズとのデーゲームは、台風11号の影響が心配されましたが、通常通りの開催となりました。3連戦2戦目は、ソフトバンク・中田賢一VS日本ハム・吉川光夫の投げ合いで始まりました。


両チームのスタメン
  ソフトバンク      日本ハム
1(一)中村  晃    (中) 陽  岱鋼  
2(遊)今宮健太    (二)中島卓也
3(左)内川聖一    (一)小谷野栄一
4(指)李  大浩    (左)中田  翔
5(中)柳田悠岐    (指)稲葉篤紀
6(右)長谷川勇也   (三)近藤健介
7(二)金子圭輔    (遊)大引啓次
8(捕)細川  亨    (右)谷口雄也
9(三)川島慶三    (捕)大野奨太
 (投)中田賢一    (投)吉川光夫



1回、ホークス先発・中田が日ハム上位打線を3者凡退に退ける上々のピッチング。その裏のホークスの攻撃は、今宮がライト前ヒットで出塁すると、相手の暴投と内川の内野ゴロの間に3塁まで進塁。2死3塁でイデホが日ハム先発・吉川の2球目を叩いて遊撃ゴロ。タイミングはアウトでしたが、遊撃手・大引が1塁悪送球。これで3塁走者が生還し、ホークスが1点先制。
4回、先頭の柳田がセンター前ヒットを放つと、続く長谷川が吉川の6球目の直球を逆方向に弾き返し、レフトフェンス直撃のタイムリー2塁打。1塁から柳田が生還し2点目。打った長谷川は相手の悪送球の間に3塁を陥れた。なおも無死3塁で金子が甘く入ったスライダーを捉え、センター前タイムリーヒットで1点追加。3連打で2点を奪い、3-0とします。
3点の援護を貰った中田は、序盤の3イニングを完璧に抑えると、4回と5回も日ハム打線を寄せ付けず。前半5イニングを投げ終え、ノーヒットの快投。6回、先頭の大引を2塁ゴロに打ち取って1死としますが、続く谷口にライト前ヒットを打たれ、初めてのランナーを出してしまう。それでも中田は後続をしっかりと抑えました。7回には中田の四球、稲葉のヒットで2死1,3塁のピンチを背負いますが、近藤を遊撃フライに打ち取りピンチ脱出。7回までゼロに抑え続け、移籍後初完封勝利まであと2イニング。
中田の好投に応えたいホークスは、7回に3四死球で2死満塁のチャンスを作るが、細川が空振り三振で3者残塁。8回は途中出場・明石健志、中村、内川のヒットで1死満塁とするも、イデホ3塁ゴロ→3塁走者が本塁封殺。柳田も2塁ゴロに倒れ、またも3者残塁で無得点。
ホークス3点リードのまま迎えた9回、8回まで無失点の中田が完封勝利をかけてマウンドへ。ところが、先頭の陽岱鋼の3塁ゴロを三塁手・明石が捕り損ねる。1死後、小谷野にヒットを打たれ、1,3塁とピンチを招く。何としても踏ん張りたいところだったが、中田翔にストレートを狙われ、センターオーバーのタイムリー2塁打を浴びて1点返された。完封を逃した中田賢はここで無念の降板。1死2,3塁とピンチが続く場面で、守護神・サファテが登板するが、稲葉に初球ストレートを打ち返され、センター前タイムリーヒット。2人のランナーが生還し、3-3の同点に追いつかれてしまう…。完封勝利から一転、まさかの振り出しとなり、試合は延長戦に突入。
10回、3番手の森唯斗が3者連続三振の快投を披露すると、その裏に先頭の中村が3塁への内野安打。続く今宮の場面で、日ハム6番手・宮西尚生の1塁への牽制球が逸れ、中村は2塁進塁。今宮犠打、内川の敬遠で1死1,3塁とサヨナラのチャンスで、代打・塚田正義が初球スライダーを打ち上げてセンターフライ。3塁走者・中村がタッチアップしてホームイン!塚田の犠牲フライで、ホークスが4-3でサヨナラ勝ち!


◇パ・リーグ ソフトバンク-日本ハム 16回戦  2014年8月9日 (土)
(ソフトバンク11勝5敗、ヤフオクドーム、試合時間 3時間56分 / 観客数 34,409人)
F 000 000 003 0   3    
H 100 200 000 1x  4
(延長十回)
勝利投手 [ソ] 森 (3勝0敗)
敗戦投手 [日] 宮西 (1勝5敗)
【バッテリー】
[日] 吉川、谷元、河野、武田勝、増井、宮西-大野、市川
[ソ] 中田、サファテ、森-細川、鶴岡


サヨナラで勝ったことは嬉しいんですが、ホントだったら3-0で勝てた試合でした。中田投手が8回まで日ハム打線を0点に抑え、完封勝利まであと一歩のところまで来たんですが、9回に明石投手のエラーをきっかけに1点を失い降板。さらには緊急登板のサファテ投手も打たれ、土壇場で追いつかれてしまいました。しかし、延長戦で森投手が好リリーフを見せると、塚田選手がサヨナラ犠牲フライの大仕事をやり遂げてくれました。若手選手の活躍でサヨナラ勝利を収めたホークスは今季初の7連勝!この日試合が無かった2位・オリックス(楽天戦が雨で中止)に4ゲーム差としました。後半戦は17試合で14勝3敗と勢いに乗っています。
先発の中田賢一投手は、9回途中(8回1/3)まで115球を投げ、被安打4・5奪三振・1四死球・3失点という内容でした。立ち上がりからテンポの良いピッチングで5回までパーフェクト。6回に初安打を許し、7回のピンチも切り抜けました。完封ペースで進んでいただけに、9回に失点されたのは悔やまれるし、。勝ち星が付かなかったのは残念としかいえません。
この試合の勝利投手となった森投手は、10回に3番手で登板し、最初の打者・大引選手をカーブで見逃し三振、続く谷口選手をカットボールで空振りに仕留め、市川友也選手には直球で空振り三振に斬って取りました。勝利を引き寄せる3者連続三振を披露した森投手は、今季3勝目を手にしました。
打線の方はチーム全体で11安打を記録しましたが、中盤以降の拙攻が目立ちました。5回と7回と8回に3度満塁のチャンスを作りながらも得点を奪えませんでした。そんな中、プロ3年目の塚田選手がヒーローとなりました。塚田選手はファームでは打率.319・14本塁打・59打点をマーク。8月1日に1軍デビューを果たすも、ここまで2打席快音無しでしたが、3打席目でプロ初打点となる犠牲フライを放ちました。塚田選手の活躍に秋山監督も「ちゃんと仕事をして良かった」と称賛。この次はプロ初ヒットを期待したいですね。
10日の試合は、ソフトバンク・帆足和幸VS日ハム・大谷翔平の予告先発で行われます。7月23日のロッテ戦以来の1軍登板となる帆足投手は、日ハム戦は今季1試合登板しています。7月9日のオリックス戦以降、1ヶ月も勝利から遠ざかっているので、ここは大谷投手に投げ勝って存在感をアピールしたいところ。6カード連続勝ち越しを決めているホークス、大谷投手に連勝なるか?



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