日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

キャトルフィーユ念願の重賞初勝利!7歳馬・セイコーライコウ「新潟直千」で連勝!

2014年08月03日 | 競馬

夏競馬は今週から新潟と小倉開催が開幕。そんななか、8月最初の日曜日の3日は、今夏リニューアルオープンした札幌競馬場で牝馬による重賞競走・クイーンステークス、新潟競馬場では日本唯一の直線1000m重賞・アイビスサマーダッシュが行われました。



札幌メイン・第62回北海道新聞杯クイーンステークス(GⅢ・芝1800m 14頭立て)は、重賞2着3回②キャトルフィーユ、マーメイドステークスを勝った⑫ディアデラマドレ、阪神牝馬ステークス覇者⑥スマートレイアー、巴賞からの連勝を狙う⑧アロマティコ、3歳牝馬⑤マーブルカテドラル、3連勝中の⑭オツウ、①ケイアイエレガント、③アイスフォーリスなどが出走しました。
正面スタンド前からのスタートで、アロマティコがやや遅れる。⑦フィロパトールと④サンシャインが好スタートを切ったが、大外枠のオツウが一気に先手を奪ってゴール板を通過。ケイアイエレガントは2番手集団、キャトルフィーユは5,6番手、スマートレイアーは後方で1コーナーを回った。
1・2コーナーから向正面に入り、先頭のオツウは2番手以降を引き離しにかかる。2番手の位置にエレガントとサンシャインが並び、4番手に⑬コスモバルバラ、内側の5番手にキャトルがつけている。中団グループには、6番手フィロパトール、7番手アイスフォーリス、8番手⑩トーセンベニザクラ、9番手⑪マコトブリジャール。10番手集団にはマーブルカテドラル、ディアデラマドレ、⑨アンアヴェンジドの3頭が並走。後方はアロマティコ13番手、レイアーが最後方を追走。
3コーナーを回り、大逃げを打っているオツウは前半1000mを57.8秒で通過。ケイアイエレガントが単独2番手に浮上。キャトルフィーユも4番手に上がってきた。アロマとスマートレイアー、デラマドレはまだ後方。4コーナーのところで先頭のオツウと2番手以降の差が徐々に無くなり、最後の直線に入ってキャトルがオツウをかわして先頭に立つ。残り200mでスマートレイアーが大外から追い込み、アロマティコが馬群を割って内を突いてきた!そしてゴール前でキャトル、レイアー、アロマの3頭が並んだが、わずかに真ん中のキャトルフィーユが粘って先着!


真夏の女王決定戦・クイーンステークスは、オツウが積極的な大逃げを見せ、最後の直線でアロマティコ、キャトルフィーユ、スマートレイアーの3頭が並ぶ大接戦となりましたが、直線で早めに抜け出したキャトルフィーユが2頭の追い上げを抑えて優勝しました。勝ちタイム1分45秒7は札幌芝1800mのコースレコードタイム。オツウの逃亡がレコードを生んだと思います。1番人気だったスマートレイアーはハナ差の2着、3着にはアロマティコでした。3番人気のディアデラマドレは5着、オツウは最後バテて11着でした。
勝ったキャトルフィーユは、10度目の重賞挑戦で悲願の重賞初制覇。愛知杯、中山牝馬S、福島牝馬Sと3戦連続で2着惜敗、ヴィクトリアマイルで5着でした。掲示板に載せながらも、勝てないレースが続いていましたが、今回のクイーンSで惜敗続きに終止符が打たれました。自身の勝利も昨年7月のかもめ島特別以来1年ぶりで、通算4勝目となりました。ようやく掴んだ初タイトルの次は、秋のエリザベス女王杯でGⅠ獲りですね。


開幕週の新潟メイン・第14回アイビスサマーダッシュ(GⅢ・芝1000m)は13頭立ての予定でしたが、⑬シャイニーホークが本馬場入場後にケガしたため競走除外となり、12頭立てとなりました。「韋駄天ステークス組」から②セイコーライコウ、③フォーエバーマーク、⑩アースソニックの3頭が参戦、他にも⑤バーバラ、⑫アンバルブライベン、⑪フクノドリーム、⑨リトルゲルダ、「直千巧者」⑧アンゲネーム、2012年覇者⑦パドトロワも出走しました。
揃ったスタートで始まったこのレース、まずアンバルブライベンが大外から思い切って飛び出し、後続を突き放す。2番手に⑪フクノドリーム、パドトロワとフォーエバーマークが3,4番手、5番手にバーバラ、リトルゲルダ6番手。7番手にアースソニック、セイコーライコウ8番手、9番手に④ローブドヴルール。後方は⑧アンゲネーム、①ブルーデジャヴ、⑥デュアルスウォードと続く。
残り400mを通過し、ブライベンがまだ先頭、フクドリが2番手から迫り、真ん中からフォエマーとライコウも来ている。残り200~100mでセイコーライコウがわずかに先頭に立ち、ゴール前抜け出して先頭ゴールイン!遅咲きのスプリンターが新潟で重賞初制覇!


新潟名物・直線1000mで行われた「アイビスサマーダッシュ」は、単勝1番人気だったセイコーライコウが、2着に1/2馬身差の快勝を見せ、人気にしっかりと応えました。2着にはフクノドリーム、3着にはアースソニックが入りました。2番人気だったフォーエバーマークは7着に敗れました。ちなみに、今回の優勝タイムは54秒3でした。
セイコーライコウは4度目の重賞挑戦で初勝利。今年は船橋ステークスと韋駄天ステークスで連勝、前走の函館SSでは4着。今回のアイビスSDを勝って、5戦4勝。7歳にしてようやく本格化を迎えましたね。新潟直線1000mは2戦2勝、新潟で開催されるスプリンターズステークスにも弾みがついたと思います。サマースプリントシリーズでも2戦合計13ポイント(函館3点、アイビス10点)を獲得して単独首位に立っています。



来週・10日は、新潟競馬場で3歳ダート重賞・レパードステークス、小倉競馬場ではサマー2000シリーズ第3戦・小倉記念が行われます。レパードステークスには、ユニコーンステークスを快勝したレッドアルヴィス、巻き返しを狙うアジアエクスプレス、「ジャパンダートダービー組」のランウェイワルツとノースショアビーチ、濃尾特別で古馬を破ったアスカノロマン、デビュー2連勝中のクライスマイル、スピナッチなどが登録しています。
小倉記念のほうは、日経新春杯を勝ったサトノノブレス、重賞連勝を狙うメイショウナルト、ラストインパクト、ダコール、タガノグーフォ、マーティンボロなどが出走を予定しております。




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ホークスが延長12回に5点を奪い連敗ストップ。不振・長谷川が4安打2打点。

2014年08月03日 | HAWKS

8月1日から札幌ドームに乗り込んで北海道日本ハムファイターズとの3連戦を戦っている福岡ソフトバンクホークスですが、前日は2点をリードしながらも、7回に5点を奪われ逆転負け。エース・攝津正投手で落とし、チームも2連敗、2位・オリックスに0.5ゲーム差に迫りました。3連敗阻止&首位をキープしたい2日は、ソフトバンク・中田賢一VS日本ハム・メンドーサの先発で始まりました。



両チームのスタメン
  日本ハム        ソフトバンク
1(一)西川遥輝     (左)中村  晃
2(二)中島卓也     (遊)今宮健太
3(中)陽  岱鋼     (指)内川聖一
4(左)中田  翔     (一)李  大浩
5(指)稲葉篤紀     (中)柳田悠岐
6(遊)大引啓次     (右)長谷川勇也
7(右)谷口雄也     (二)本多雄一
8(三)近藤健介     (捕)細川  亨
9(捕)大野奨太     (三)明石健志
 (投)メンドーサ     (投)中田賢一



1回、ホークス先発・中田賢が日ハム先頭の西川に投手強襲の内野安打を許すと、2死2塁で4番・中田翔に初球ストレートを狙われ、レフトスタンドへの2ラン本塁打を浴びて、2点を先制されます。
2点ビハインドのホークスは3回、明石がライトフェンス直撃の2塁打を放つと、1死2塁で中村が日ハム先発・メンドーサの高めのチェンジアップを叩き、ライト前ヒット。2塁から明石が生還し、1点を返します。4回には2死1,3塁から本多が四球を選んで満塁と同点or満塁のチャンスを迎えますが、細川が3塁ゴロに倒れて同点ならず。
4回裏、中田は先頭の稲葉にセンター前ヒット、1死2塁で谷口にレフト前ヒットを打たれ、1,3塁と追加点のピンチを招き、近藤にスライダーを弾き返され、レフト前タイムリーヒットを浴びて3点目を失います。
再び2点差とされたホークスは、5回に明石が内野ゴロで出塁し3塁まで進むも、内川が凡退。6回には柳田のヒット、2つの四球で2死満塁とし、ここまで2安打の明石に打席が回ったが、メンドーサの前に空振り三振。またも満塁のチャンスを生かしきれません。
8回、ホークスはイデホと柳田の連続四球で無死1,2塁のチャンスを作り、長谷川が日ハム4番手・宮西尚生の直球を捉え、ライト前タイムリーヒットで2-3と1点差とする。なおも本多の死球で無死満塁となり、途中出場・鶴岡慎也のセンター犠牲フライで3-3の同点に追いつきます。その後は8回から2番手で登板した五十嵐亮太が2イニングをパーフェクトに抑え、3-3のまま延長戦へ。
延長10回、ホークス3番手・サファテが2者連続三振のあと、連続ヒットを浴びて2死1,3塁とサヨナラのピンチを背負いますが、中田翔を1塁ゴロに打ち取り、サヨナラ負けを免れる。
迎えた12回表、1点が入らなければ勝利がなくなるホークスは、柳田がライト前ヒットで出塁し、続く長谷川が日ハム8番手・矢貫俊之の3球目の直球を振り抜き、左中間を破るタイムリー2塁打!柳田が1塁から一気に生還し、4-3とホークスが逆転!これで勢いに乗ったホークスは、城所龍磨のバントヒット&盗塁で無死2,3塁とすると、鶴岡のこの日2本目の犠牲フライで5点目。さらに明石のセンター前タイムリーで6点目、続く中村もライト前タイムリーヒットで7点目。なおも2死1,3塁で金子圭輔のタイムリーでさらに1点を追加。打者一巡の猛攻を見せたホークス、この回4本のタイムリーヒットで一挙5得点を奪い、8-3と5点リード。その裏に5番手・柳瀬明宏が3者凡退に抑えて試合終了。ホークスが8-3で逆転勝ちをおさめました。


◇パ・リーグ 日本ハム-ソフトバンク 13回戦 2014年8月2日 (土)
(ソフトバンク8勝5敗、札幌ドーム、試合時間 5時間27分 / 観客数 41,208人)
H 001 000 020 005  8
F 200 100 000 000  3
勝利投手 [ソ] 森 (2勝0敗)
敗戦投手 [日] 矢貫 (1勝1敗)
本塁打  [日] 中田 19号(1回裏2ラン)
【バッテリー】
[ソ] 中田、五十嵐、サファテ、森、柳瀬-細川、鶴岡
[日] メンドーサ、増井、アンソニー・カーター、宮西、クロッタ、武田勝、谷元、矢貫-大野


負ければ首位陥落の可能性もあったこの試合、先発の中田投手が3失点を喫すれば、打線も3回に1点を返しながらも4回と6回の満塁のチャンスをモノにできず、半ば負けモードかと思われました。しかし、終盤の8回に2点を挙げて試合を振り出しに戻し、延長12回に一挙5点を奪う猛攻を見せました。延長12回・5時間27分の死闘を制したホークス、連敗も2でストップ。この日は2位のオリックスがロッテに負けたため、再び1.5ゲーム差に拡げました。ホークスが逆転勝利したことも嬉しいし、首位の座を守れたことも嬉しいですわ。
先発の中田賢一投手は、7回まで被安打7・7奪三振・3四死球・3失点の内容。初回に中田翔選手に2ラン本塁打を浴び、4回には3本のヒットを浴びてさらに1点を失いました。5回までは毎回ランナーを背負ったけど、6回と7回は2イニング連続で3者凡退に抑えました。7回まで投げぬいた後、味方打線が同点にしたことで負け投手は免れました。
この日の勝利投手は、11回に4番手で登板した森唯斗投手で、今季2勝目をマーク。稲葉選手と大引選手を簡単に2アウトにした後、谷口選手に内野安打を許しましたが、鶴岡選手が谷口選手の盗塁を阻止。森投手の好投が、12回の打線の猛攻に繋がったのではないかと思います。
打線の方はチーム全体で16安打。長谷川選手が5打数4安打2打点の活躍で勝利に大きく貢献。8回の第4打席でライト前タイムリーヒットを打つと、12回の第6打席では、この日4安打目となる左中間への決勝タイムリー2塁打を放ちました。7月に入ってからスランプが続き、打率も3割台から2割8分台まで急降下。その苦しい状態が続く中で、1試合4安打をマークし、復調の兆しをみせました。ここからまた調子を上げ、打率3割を復活を期待したいですね。
長谷川選手以外では、明石選手がメンドーサ投手から2安打、12回にタイムリーヒットを打ち、3安打1打点。強いて言えば、6回の満塁のチャンスで打って欲しかった。中村選手と内川選手、柳田選手が2安打をマーク。控え組では、鶴岡選手が犠牲フライ2本放ち、城所選手がバントヒット、金子選手がダメ押しのタイムリーを放っております。
ホークスは日本ハム相手に1勝1敗のタイに持ち込み、4カード連続勝ち越しにリーチをかけました。3日の試合は、日ハム・大谷翔平VSソフトバンク・岩嵜翔の予告先発で行われます。うわぁ~、大谷投手が出てきたかあ。剛速球の前に打線が手も足も出なさそう。ホークスの先発投手・岩嵜もあまり期待できない。日曜日の試合も勝てたら最高なんだけど…。



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