日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

なでしこジャパン、アメリカの壁に阻まれて3位決定戦へ

2008年08月19日 | soccer

準々決勝で中国に2-0と勝利して準決勝に進出したなでしこジャパン。ベスト4はアメリカと対戦。グループリーグでは0-1と敗れただけにリベンジに燃えていましたが…。

試合は前半4分、宮間あやが左サイドでクロスを入れると、近賀ゆかりがシュートを狙うも失敗、こぼれ球を大野忍がつめるもクリアされます。7分と12分にアメリカはチャンス、13分にはチャルプニーがシュートを放つも左に外れてゴールならず。そして17分、日本はCKからのこぼれ球を近賀が拾いラストパス、最後は大野のシュートが決まり先制!先制点で勢いに乗りたい日本は21分、大野が中央からドリブル→ミドルを放ちますが、相手GKに弾かれて追加点ならず。この後、アメリカの反撃が続きますが日本DF陣が集中した守りで許しません。しかし前半40分、アメリカはロイドが右サイドで突破を図って低いクロス、味方のスルーからフリーのハクルズが決めて同点に追いつかれます。ロスタイム直前、チャルプニーが左サイドから仕掛けてのシュートが決まって逆転されてしまいます。前半は大野のゴールで先制しながらも残り5分で2失点。2-1で前半を折り返しました。
後半、序盤はアメリカが主導権を握り、ロドリゲス、オーライリーがシュートを放っていきますが、GK・福元美穂がファインセーブで3点目を許さず。日本は安藤梢に代えて原歩を投入して同点を狙います。すると14分、阪口夢穂がボールを奪うと、原が中央でドリブル突破して大野にパスを出そうとしますが相手にカットされました。21分、日本はショートコーナーから大野がシュートを狙うもゴールならず。23分、大野→永里とつないで、こぼれ球に反応した澤穂希がシュートを放とうとするもブロックされる。26分、アメリカは右サイドからのスローインを受けたオーライリーがクロスと見せかけてシュート、ボールはそのままゴールに吸い込まれて3点目。日本にとっては痛い。
日本は26分に荒川恵理子、28分に丸山桂里奈を相次いで投入していきます。その丸山は中央でドリブルすると荒川にスルーパスを出しますが判定はオフサイド。34分、阪口がロングシュートを狙っていくもGKにキャッチされる。でも枠内を捉えていました。36分、右サイドでハグルズが直接狙うとゴールに突き刺さって4点目。またも右サイドから失点を喫します。1点を取り返したい日本は、右サイドのFKを宮間が蹴ると、フリーになっていた澤が頭で合わせるも左に外れる。ロスタイム、日本は近賀のクロスに永里がシュートを放つが、バーに弾かれます。48分にはミドルを放った永里でしたが、ボールはGKにキャッチされます。そして終了間際、丸山がペナルティエリア内でパス、近賀→阪口→荒川が押し込んでようやく1点を返して試合終了。2-4でアメリカが決勝進出。日本は3位決定戦に回ることになりました。


またもアメリカの前に敗れたなでしこジャパン。大野のゴールで先制するも、4連続失点で完敗に終わりました。リードしていたときは「もしかしたら勝つんじゃないか」と期待していましたが、アメリカはめちゃくちゃ強かったです。大野さんのゴールがアメリカを本気にさせてしまったと思います。後半の2失点はいずれもクロスと見せかけてのシュートで、GKの福元選手も予測していなかったかもしれません。終了間際の荒川選手のゴールは必ず3位決定戦につながるでしょう。
なでしこジャパンの北京五輪はまだ終わりじゃありません。21日の3位決定戦は、メダル獲得のラストチャンス。対戦相手はブラジルに敗れたドイツです。勝ってメダルを獲得してほしいんですが、ドイツも強いので厳しいかもしれません。でも、何が起きるかわからないのがサッカーの面白さ。いろんなサプライズを起こし、日本のお茶の間を興奮させた女子代表ならドイツに勝ってメダル獲得だってあり得るんですから。
決勝進出こそは果たせませんでしたが、日本の女子サッカーが国際大会でベスト4まで進んだのは記憶に残ることでしょう。3位決定戦は決勝に行けなかった悔しさ、日本の女子でもやればできるといった選手たちのそれぞれの想いをぶつけて戦ってほしいと思います。



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コメント (2)
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