福田首相は１日、内閣改造と自民党役員人事を行い、自民党新幹事長に麻生太郎氏、野田聖子氏が消費者行政担当相、自民党幹事長だった伊吹文明氏が財務大臣に就任しました。
閣僚メンバーは次の通り
【総務】増田寛也
【法務】保岡興治
【外務】高村正彦
【財務】伊吹文明
【文部科学】鈴木恒夫
【厚生労働】舛添要一
【農林水産】太田誠一
【経済産業】二階俊博
【国土交通】谷垣禎一
【環境】斉藤鉄夫
【防衛】林芳正
【官房】町村信孝
【国家公安・沖縄北方・防災担当】林幹雄
【金融・行革・公務員制度改革担当】茂木敏充
【経済財政・規制改革担当】与謝野馨
【科学技術・消費者行政・食品安全担当】野田聖子
【拉致問題・少子化・公文書管理担当】中山恭子
安倍改造内閣で官房長官だった与謝野氏が経済財政・規制改革担当相、ポスト小泉争いをしていた谷垣氏は国土交通相、拉致問題などの大臣には中山氏が就任。厚生労働相の桝添氏、外務相の高村氏、総務相の増田氏、官房長官の町村氏の４人が再任。17人中12人が閣僚経験者、文部科学大臣の鈴木氏、環境相の斉藤氏ら５人が初入閣となりました。改造内閣の平均年齢は62.0歳、最年長は72歳の福田康夫首相、最年少は防衛大臣の林氏と野田氏の47歳です。
また自民党の役員人事は、党３役は幹事長に麻生氏、政調会長に保利耕輔氏、総務会長に笹川尭氏が就任。選挙対策委員長の古賀誠氏は留任しました。麻生さんは２度目の幹事長を務めることになりました。麻生さんを幹事長にした理由は、福田首相の後継者にする、それに人気のある麻生さんを利用して支持率アップを目指すという狙いがあると思います。
内閣改造後福田氏は会見で「安心実現内閣」と命名、就任してからはガソリンや食料品価格高騰の影響で生活が苦しくなったと感じている人が多かったので、生活改善を実感できる政策の実現を可能にするための布陣にしたと語りました。経済系閣僚を担当することになった与謝野氏と伊吹氏は増税派、この２人がきっかけで消費税が上がったら、さらに生活は苦しむのではないでしょうか？でもタバコだけは増税してください。（←嫌煙家の意見です）
法務相については、前任の鳩山邦夫氏は13人の死刑囚を執行して一部メディアから「死神」と揶揄されまし。新任の保岡さんは弁護士ですが、森内閣で法務相をやっていたときに３人の死刑を執行した経験があります。２度目は何人執行されるのか？
今後のスケジュールでは、２日午前に皇居での閣僚認証式を経て正式に発足されます。年内にあるかもしれない衆議院解散まで持つことが出来るのかどうか？そして内閣を改造したことで下がり続ける支持率を上昇できるのか？今後の福田改造内閣に注目です。
