日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

吉田沙保里V2達成! 男子100mは世界新記録誕生!

2008年08月17日 | Sports

北京オリンピック9日目、いよいよ後半戦に突入しましたね~。9日目の16日は女子レスリングに伊調千春、吉田沙保里の2人が登場、陸上では男子100mで世界新記録が誕生しましたっ!!

女子レスリング1日目は悲願の金メダルを目指す48kg級の伊調千春、連覇を目指す日本のエース・55kg級の吉田沙保里が登場しました。伊調千春は2回戦から登場、初戦の黎笑媚(中国)は、第1ピリオドは0-0のドロー、クリンチからの再スタートでは黎笑媚の片足タックルを防ぎきれず先取されます。第2ピリオドはまたも0-0でクリンチ、今度は伊調が片足タックル→担ぎ上げてから落として第2ピリオドを制します。最終ピリオド、伊調はバックでの1点を守りきり初戦突破。3回戦、伊調はアテネ五輪金メダリストのイリーナ・メルレニ(ウクライナ)と対戦。第1ピリオドはバックによる1点でメルレニが先取します。第2ピリオドもメルレニのバックで1点を追いかける展開となりますが、終了直前に伊調がタックルから倒し、両肩を押さえてフォール勝ち!大逆転で準決勝に駒を進めます。準決勝のクラリサ・チャン(アメリカ)戦では第1ピリオドを取りますが、第2ピリオドはチャンが取り1-1、最終ピリオドで伊調は先制されながらも1分20秒過ぎにチャンを場外に出して同点。1-1の同点で終わりましたが、後からポイントを奪った伊調が決勝進出。決勝ではカナダのキャロル・ヒュンと対戦。第1ピリオド、場外で1ポイントを奪われると、終了直前にヒュンのタックルで倒されて3点取られて0-4。第2ピリオドもヒュンのタックル&アンクルホールドで2点奪われて試合終了。伊調は2大会連続で銀メダルになりました。
吉田は初戦、スウェーデンのネレスに第1ピリオド3-1、第2ピリオドでは場外で2ポイント、タックルで2ポイント奪い4-0で連取して勝利。3回戦はロシアのゴルツと対戦。第1ピリオドはゴルツのバックで先制されるも、タックルで逆転し吉田が先取。第2ピリオドも4-0で勝利。準決勝で吉田はカナダのバービーク・トーニャと対戦。第1ピリオドで1分過ぎに吉田のタックルで2点を先取、そのまま守りきって第1ピリオドを取ります。第2ピリオド、タックルで1点を奪うと、この後も積極的に攻め続けて5-0、テクニカルフォールまであと1点。そして終了直前に吉田は相手を担ぎ上げてテクニカルフォールを奪い完勝。順当に決勝進出。決勝では中国の許莉と対戦し、第1ピリオドで吉田がタックルを決めて2-0で先取。第2ピリオド、開始14秒に吉田のタックルが決まって2点を先取すると、ニアフォールで5-0、最後は両肩をつけてフォール勝ちで金メダル!見事連覇達成!
最後まで強さを見せ付けた吉田選手、女子レスリング史上初の五輪連覇を果たしました。試合内容からしても最後まで強さを見せ付けた感じでしたね。決勝ではアウェーの空気を跳ね除ける圧勝劇!うーん強い。このような勝ちっぷりだとロンドン五輪も期待できますね。その時は円熟さが加わって更に進化していくことでしょう。銀メダルに終わった伊調選手、妹の馨(かおり)さんと一緒に金メダルを獲るという目標にあと一歩及びませんでした。4試合のうち先制された試合が3試合と苦しい戦いぶり。第2戦のメルレニ戦は敗戦濃厚のムードを残り5秒で変えてしまい、大逆転でフォール勝ち。アテネのリベンジを果たし、この勢いで金メダルが獲れるんじゃないかと思ったんだけどな~。試合後のインタビューで「私が今まで歩んできたレスリング人生は最高だった」と話していましたが、もしかして引退示唆なのでしょうか…。17日は馨さんが姉の借りを返してくれるはずです。

陸上では人類最速王決定戦・男子100mの決勝が行われました。この種目は9秒72の世界記録を持つウサイン・ボルト(ジャマイカ)、世界陸上金メダリストのタイソン・ゲイ(アメリカ)、前世界記録保持者のアサファ・パウエル(ジャマイカ)の3強対決に注目が集まりました。
1次予選では、パウエルが10秒16で全体3位、ボルトは10秒20で5位、ゲイは10秒22の7位という結果に。日本から参戦してきた朝原宣治は12位、塚原直貴は33位で1次予選突破を果たしました。2次予選、今度はボルトが9秒92のタイムで1位通過、パウエルは10秒02で4位、ゲイは10秒09の9位タイで準決勝に進みます。一夜明けた準決勝、第1組でボルトが9秒85のタイムで1位で決勝進出。第2組、ゲイとパウエルが同組で激突。パウエルは9秒91で1位でゴール、ゲイは10秒05の5位!3強の一角・ゲイが決勝進出を逃すという波乱が起きました。準決勝はボルトが1位、パウエルが2位。ゲイは全体の9位タイで敗退。日本から唯一残った塚原は10秒16で敗退しました。
そして迎えた決勝、ジャマイカから3人、ゲイ不在のアメリカはウォルター・ディックス、ダービス・パットンの2人。決勝はボルトが3レーン、パウエルが7レーンで走ることに。ボルトの世界新更新か?パウエルの奪還か?それともアメリカが短距離王国の牙城を守るのか?運命の頂上決戦は一発スタート、まずは横一線と鳴りますが、徐々にボルトが抜け出す!パウエルも必死に追いかけるがボルトに届かない!ボルトは残り20mを切って両手を広げて勝利を確信、最後は流したように1着でゴールイン!ゴール通過タイムは9秒68の世界新記録!(最終的には9秒69)ウサイン・ボルトが名実共に世界最速の男に決定!そして五輪100mの金メダルがジャマイカに渡りました!
ゴール前で流しながらも世界新を樹立、人類史上初めて100mを9秒6で走りぬきました。もし流してなかったら9秒65を切っていたかもしれません。世界新が出た瞬間、私は自分の部屋でテレビを見ながら「キターっ!」と叫んでしまいました。五輪の舞台でこんなに信じられないというタイムを出してしまうボルトは本当に凄いです!東京での世界陸上で、カール・ルイスが9秒86の当時の世界新を出したときは衝撃を覚えたんですが、あれから17年経った今、それ以上の衝撃を見てしまいました。17年で0.17秒も速くなったんですね…。
五輪で100mの世界新記録を出したのは、1996年のアトランタ大会でドノバン・ベイリーが9秒84を出して以来12年ぶりとのこと。銀メダルにはリチャード・トンプソン(トリニダード・トバゴ)、銅メダルにはウォルター・ディックス(アメリカ)が獲得。パウエルは9秒95の5位に終わりました。ちなみにボルトと2位のタイム差は0.2秒と大差。これだけ大差がつくと敵いませんわ。次は200mで2冠に挑戦。ボルトは元々200mの選手なんです。100での驚異的なスピードを見りゃあ、200も世界新が出るのでは…。でも、マイケル・ジョンソンは19秒32、ボルトは自己ベスト19秒67だから、難しいな…。

さてこの日も日本はメダル獲得者が出ています。女子200m背泳ぎで中村礼子選手が銅メダルを獲得。2大会連続でメダルを獲得したのは、1932年のロサンゼルス大会で銀メダル&36年のベルリンで金メダルを獲得した前畑秀子さん以来のことです。自転車のケイリンでは永井清史選手が銅メダルを獲得しました!「競輪」発祥国の日本が五輪で初めてメダル獲得です。永井さんがメダルを獲得したことは、年末の競輪グランプリに出場できる可能性もありますね!かつて十文字貴信選手が銅メダルを獲得して出場したので、多分出られるでしょう。
星野JAPANは韓国と対戦し、和田毅が好投すれば、6回に新井貴浩の本塁打で2点を先制しますが、7回に韓国が2点本塁打で同点に追いつかれ、9回に岩瀬が3失点、その裏に1点を取り返して反撃が続きましたがあと一歩及ばず。5-3で韓国に敗れ、対戦成績を2勝2敗となりました。和田頑張ったんだけどなー。
17日は女子マラソンがあります!野口みずきが欠場してしまいましたが、土佐礼子と中村友梨香が野口さんの分まで頑張ってくれると思います。できればメダル獲得できればいいんですが…。他にも女子レスリングで浜口京子と伊調馨が金メダル獲得に挑みます。男子ハンマー投げでは室伏広治選手が登場。予選では78m15の全体5位とメダル圏内に入っているかどうかはわかりませんが、決勝ではアテネで見せた気迫の投てきを再現させ、80m台を超えてくれることを信じています。17日もメダルへ、気合いだぁーーっ!



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