Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

ベイクド・ファッロリゾット。

2011-03-04 08:44:59 | 料理
本日の朝食実習は、リゾット。
久しぶりに粉モノではなく、粒モノです。

今回は、"101"の"ベイクド・ファッロリゾット"を作ってみることに。
ファッロは、イタリアでよく使われる食材で日本では"スペルト小麦"として売られています。

古代小麦で、茶色の大粒の穀物です。
日本の玄米に近い感覚で、風味が強く、食感が少し固いのですが、粗野な味がなんとも言えない美味しさです。玄米好きな方は、この小麦の味が気に入ると思います。

通常は、茹でてサラダにしたり、粉にして、パンやパスタに混ぜるのが一般的な使い方なのですが、今回はリゾットのレシピを見つけたので、早速試してみることに。

ただファッロの量の在庫が少なかったので、先日買ってきた大麦やオートミールを加えて作りました。

《材料》(2人分)
玉ねぎ           (小)1/2個
スペルト小麦(粒)      1/4カップ
大麦(Barley)   1/4カップ
オートミール        1/4カップ
塩              小さじ1/2
トマト水煮(カットタイプ)  カップ1/3
水              カップ1/2
トマトケチャップ      大さじ2
ピザ用チーズ        カップ1/2
パルメザンチーズ      大さじ2

鍋に油を少々加えて、中火で予熱し、玉ねぎのみじん切りと塩を加えて炒めます。

玉ねぎが柔らかくなったら、スペルト小麦、大麦、オートミールを加え、よく炒め合わせます。
日本の米のように穀物は洗ったり、吸水させたりしないので、ここでよく炒めることで、炊き込んだときに早く柔らかくなります。
オートミールは固めのスチールカットタイプを使いました。

トマト水煮と水、トマトケチャップを加えて煮立たせます。
味を見て、塩やコショウでお好みに調味します。
"101"ではトマトソースを使っているのですが、即席トマトソースとして、トマトケチャップは入れず、トマト水煮を加えて水分を減らし、数分長めに煮込むことでトマトソースの代わりにしました。

ピザ用チーズを加えて全体をかき混ぜて火から下ろします。

耐オーブン皿に油を塗っておき、鍋のファッロリゾットを流し込みます。
まだこの状態では、リゾットはスープ状で、穀物も固い状態。

アルミホイルに穴をあけて、皿にかぶせて、180度に予熱したオーブンに入れて20分間焼きました。

鍋で煮込んでも同じように作れると思いますが、オーブンで煮込むと仕上がりの食感は違うかも。
オーブン煮込みの方が火が柔らかく入り、水分が凝縮するので味が濃く、べたつかない仕上がりになると思います。オーブン煮込みは最近のお気に入りです。

一度皿をオーブンから取り出し、アルミホイルをとって、パルメザンチーズを降りかけて、再度オーブンに入れて数分焼いて、表面に焼き色が付けば完成。

ドリアのような見た目ですが、炊いた米から煮込むドリアと違い、生麦からオーブン炊きにして作るので、食感はアルデンテ。べたつきはなく、少しもちっとしているものの、しっかりと歯ごたえが残ります。
シンプルな材料なので、トマト味が濃厚なものの、重くないので、見た目よりあっさりした味でした。

食物繊維たっぷりで腹持ちはよさそう。大皿で焼けばサイドメニューでパーティ料理でも使えそう。見た目よりもヘルシーな一品でした。

"101"のレシピは、自然食が中心のレシピなので、粗野な風味ですが、ホッとする味が多いですね。穀物系のレシピも多いので、順次試していこうと思います。

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コメント (1)
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