Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

Rugelach。

2007-03-28 00:03:49 | 料理
今週に入りまたまた冬に逆戻っています。
昨日も朝からどんより雲って気温は15度ちょっと。一時は30度近くまで気温が上がっていたのですが、来週から4月というのに冬はまだ完全に抜け切ってないようです。火曜日のクッキングクラスはウォーキングの予定でしたが、天気の様子で室内でゲーム大会をするようです。昨日の午後に急にメールが回ってきたのですが、スナック持参の必要が出てきました。

夕方から急遽お菓子作り。今回は"Rugelach(ルゲラッチ)"。
こちらに住んでいると、いろいろな祝日を見たり聞いたりできるのですが、大半は他の国の祝日。年末にこちらの料理ネットサイトではやたらと"Hanukkah"の文字。何のことだかさっぱりわからなかったのですが、どうもユダヤ人の祝日らしい。
日本でもそうですが、祝日はいわれがありますので、その日に食べる料理や特別な習慣や行事があるのが普通。
このRugelachは"Hanukkah"の日に食べるお菓子だそうです。

レシピ自体は日本にいるときにと図書館で借りた本に載っていたもので、どこのお菓子だとかはいわれなどは書いてありませんでしたが、お茶請け菓子としての紹介されていたものです。
このお菓子は見た目はミニクロワッサン状で、パイクッキーのようなサクサクとした食感がウリのよう。ヨーロピアン系には受けそうな感じのお菓子です。買い物を終えてから急遽作ることになったので、手持ちの材料で短時間に出来そうなところが今回このレシピを採用した一番の決定要因なのですが。。。

先ずは室温に戻した柔らかいバターと砂糖、卵黄を加えてよく混ぜ、サワークリームを混ぜる。次に小麦粉を振るい入れサックリと混ぜ、2等分にしてラップに包み整形できるよう冷凍庫で1時間固めます。レシピでは30分冷蔵庫で休ませるとのことでしたが、かなり柔らかい生地でしたので、冷凍庫で固めました。それでもレシピの倍1時間かかってなんとか整形できる硬さとなりました。

冷凍庫で固めている間にフィリング作り。くるみとレーズンがレシピの材料でしたが、クルミは手持ちにないのでかわりにココナツを代用。レーズンは荒く刻んで砂糖とバター、シナモンを混ぜて完成。
お好みでチョコレートや他の果物、ジャムでもいいかも。

冷凍して固めた生地を3mm厚程度の円形に伸ばし、包丁で放射状に12等分。上からフィリングを散らして1つずつを切り離し、クロワッサンの整形の要領で手で丸めて天板にのせました。

200度のオーブンで35分。レシピでは180度で20-25分程度となっていましたが、オーブンの威力がイマイチなのか200度設定でも30分以上かかって何とか焼きあがりました。それでもあまり表面に焦げ色がつかなかったので、もっと高い温度の方が良かったのかも。オーブンだけはまだまだ扱いこなせていませんね。

焼き上がりはほとんどミニクロワッサン。特別泡立てたりしていないのですが、思ったより膨れました。甘みは控えめでバターも織り込んだりしていないのですが、サックリとしていますが、パイよりはやや重く、クッキーよりは食べ応えがある感じです。

サワークリームを使用しているのがこのお菓子の特徴で、これでサックリ感を出しているらしい。サワークリームは日本では結構高く、あまり料理に使うことが普及していませんが、こちらではメジャーな商品です。商品数も多いため値段もピンキリですが、ほぼ日本の半額以下です。サイズも500mL容器で1ドルから売っています。脂肪分が比較的多い商品なので、無脂肪や低脂肪、標準仕様と3種類があり、無脂肪は低カロリーなのですが、味にコクがなくイマイチ。今回は無脂肪を味見に買ってみたものが残っていたのでこれを利用したせいか、味はあっさり目に仕上がったかも。そのわりには酸味が利いていないので、食感だけに寄与している感じでした。
実際のルゲラッチをまだ食べたことがないので、同じにできているかわかりませんが、グルメなJ先生にでも味見してもらって聞いてみようかなと思います。

昨日の献立は、チーズ入りハンバーグ、ベジタブルミルクシチュー、洋ナシのコンポートでした。
洋ナシのコンポートは先週の土曜日に我が家の気まぐれDVDレコーダーがビデオ録画を勝手にしていたものに映っていたレシピで、電子レンジで簡単に作れました。この果物は加熱してもほぼ形が崩れず、扱いやすかったです。アイスクリームをソースにするので冷たくても暖かくても食べられます。こちらには洋ナシだけでも数種類は常時売られていてとても安価です。他にも料理に使えないか今後も検討したいですね。