先日、高級さくらんぼ"佐藤錦"を大量にもらったので、生で食べるだけでなく、お菓子に使ってみることにしました。
そこでチェリーピッターなる"種抜き器"を購入。調理小物としては安い道具ではないのですが、大量にあるさくらんぼの種を抜くのは容易ではなく、高級品種とあれば、出来るだけ失敗のないように、ロスを少なくしたいところ。
よって思い切って購入することに。
ネットで色々検索してドイツ製のものがよさそうだったのですが、ネット購入では手に入るまで1週間程度かかってしまい、さくらんぼがもたない。
近所の東急ハンズで売っていたのを覚えていたので、会社帰りに立ち寄って購入することに。
東急ハンズにピッターがあったのですが、"OXO"のもの1点のみ。あっただけでも"良し"なのですが、"OXO"は口コミがいまいちだったので違うのが欲しかったところ。
値段もネットで見ていたものよりやや安価でもあったため、"ないよりはマシか・・・"と、買うことにしました。
家に帰って早速、種抜き実習。
"OXO"のチェリーピッターの特徴はカバーがついていること。形はどの製品も基本的には一緒で、あとは持ち手が頑丈かどうかというくらい。
"OXO"のものは持ち手がプラスチック製なので、思ったより軽かったです。
穴の開いた受け皿部分に水洗いして軸をとったさくらんぼをおいて、あとはホッチキスの要領で芯抜き棒をチェリーに押し付けます。
口コミでは力がいるとかチェリーがつぶれるとか書いてありましたが、思ったよりスムーズにパチンと種が抜けました。
カバーがついているのでほとんど汁の飛び散りもなく、さくらんぼもほぼ形を保っていました。
面白いように種が抜けるので、これは結構優れものですね。あっという間に数十粒の種を抜くことができました。
さくらんぼが新鮮でしっかりしているものの方が種は抜きやすいようですね。アメリカンチェリーやオリーブではどうなるのか。。。大きめのぶどうの種も抜けるか試してみたいですね。種さえ抜ければ、形を保ったままお菓子や料理に使うことができるのでボリュームのあるものが作れるのですが。。。。
結構使い勝手がありそうです。思い切って買ってよかったです。
早速種を抜いたさくらんぼでケーキを作ってみることに。
今回は"アップサイドダウン・ケーキ"。
このケーキはアメリカでは一般的な家庭ケーキでその時々の果物でつくる簡単ケーキ。
見た目も粗野なので売り物では逆に食べられないものかもしれません。その代わりレシピはどこでもよく見かけます。
御用達書でも2種類の作り方があり、クリーミング法を使ったものとクイックブレッド法で作ったものがあり、今回は溶かしバターを使うクイックブレッド法を参考にして作ってみました。
よくあるのが、リンゴで作られたものなのですが、プラムやパイナップルもよく見かけます。今回はさくらんぼを使ってみることに。
おもてなしや持参菓子には使いにくいので今まで作ったことはなかったのですが、朝食用に作ってみることにしました。
まずさくらんぼのコンポート作りから。
種を抜いたさくらんぼを鍋に入れて砂糖とキルシュを加え、蓋をして加熱します。
さくらんぼが柔らかくなり、煮汁がとろりとするまで数分間加熱し、器に取り出し、荒熱をとります。
生のまま使うこともできますが、加熱することにより、果物から出る水分を予め調整できるため、焼き上がり後のケーキのべたつきが防げるようです。
アップサイドダウンケーキには底がとれない一体型の焼き型や耐熱皿を使います。果物の汁気が焼いている間に型の隙間から染み出てこないようにするためです。さらにテフロン加工など引っ付かないものがいいですね。今回は少量製作のため、金属製のパウンド型にオーブンペーパーを敷きこんでおきました。
加熱したさくらんぼを加え、底一面にぎっしりと敷き詰めます。
冷蔵庫に入れて30分ほど冷やして、その上に載せる生地が混ざらないようにさくらんぼ層をゼリー状に固めます。
その間に生地を作ります。
ボウルに薄力粉、コーンミール、ベーキングパウダー、塩を加え混ぜ合わせておきます。
別ボウルに卵白と砂糖を少量ずつ加えながら泡立てます。砂糖は白砂糖と三温糖の2種の砂糖を使用。果物系にはちょっとコクのある三温糖やきび砂糖を加えると甘さがマイルドになりますね。
あわ立てた卵白に卵黄を加え、混ぜ合わせます。
溶かしバターとヨーグルトを加えます。
御用達書ではサワークリームを使っているのですが、ヨーグルトで代用しました。
さらに合わせておいた粉類を一度に加え、さっくりと混ぜ合わせて生地は完成。
冷蔵庫からさくらんぼの入った型を取り出して、生地を流し込み、全体を平らにならします。
170度に予熱したオーブンに入れて25分ほど焼きます。竹串を刺して何も突いてこなければO.K.。生地はふっくらを大きく膨らみました。
オーブンから取り出して数分そのままで荒熱をとり、まだケーキが暖かい状態で逆さにして型からはずして、皿に移します。この逆さにする動作から"アップサイドダウン・ケーキ"という名前になっているようですね。
冷めてからひっくり返すと型の底に果物が張り付いてしまう恐れがあるので、暖かい間にひっくり返すのがポイントです。今回はオーブンシートを敷き詰めていましたので、引っ付く心配は基本的になく、形が崩れずにうまく仕上げることができました。
そのまま冷まして切り分けて完成。
ひっくり返しておくと、果物の重みで生地が多少詰まってきて高さが半分になります。
御用達書ではこのケーキのポイントとしては生地が柔らかすぎないことを上げていますが、今回は薄力粉だけで作ったために生地が柔らかかったため、重みで生地が押しつぶされてしまいましたね。さくらんぼの果汁も吸収したためさらに厚みが減ったかも。
このケーキには強力粉を混ぜて生地をしっかりとさせた方がよさそうです。
それでも果物のうまみを吸い込んで柔らかくしっとりとしたケーキはおいしかったです。
ふわふわというより少しもっちりした感じでティーケーキというより、朝食用でも十分に使えそうです。
冷やして食べるとさらに美味でした。焼きたてよりもおいしいくらい。
簡単ですが、作りなれないとおいしく出来ないケーキでもあるので、色々な果物で試しながら上達したいですね。レシピも色々あるので、マーサやEpiのレシピでも作ってみたいです。
このアップサイドダウンケーキを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
チェリー・アップサイドダウンケーキ。 by PCWP
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そこでチェリーピッターなる"種抜き器"を購入。調理小物としては安い道具ではないのですが、大量にあるさくらんぼの種を抜くのは容易ではなく、高級品種とあれば、出来るだけ失敗のないように、ロスを少なくしたいところ。
よって思い切って購入することに。
ネットで色々検索してドイツ製のものがよさそうだったのですが、ネット購入では手に入るまで1週間程度かかってしまい、さくらんぼがもたない。
近所の東急ハンズで売っていたのを覚えていたので、会社帰りに立ち寄って購入することに。
東急ハンズにピッターがあったのですが、"OXO"のもの1点のみ。あっただけでも"良し"なのですが、"OXO"は口コミがいまいちだったので違うのが欲しかったところ。
値段もネットで見ていたものよりやや安価でもあったため、"ないよりはマシか・・・"と、買うことにしました。
家に帰って早速、種抜き実習。
"OXO"のチェリーピッターの特徴はカバーがついていること。形はどの製品も基本的には一緒で、あとは持ち手が頑丈かどうかというくらい。
"OXO"のものは持ち手がプラスチック製なので、思ったより軽かったです。
穴の開いた受け皿部分に水洗いして軸をとったさくらんぼをおいて、あとはホッチキスの要領で芯抜き棒をチェリーに押し付けます。
口コミでは力がいるとかチェリーがつぶれるとか書いてありましたが、思ったよりスムーズにパチンと種が抜けました。
カバーがついているのでほとんど汁の飛び散りもなく、さくらんぼもほぼ形を保っていました。
面白いように種が抜けるので、これは結構優れものですね。あっという間に数十粒の種を抜くことができました。
さくらんぼが新鮮でしっかりしているものの方が種は抜きやすいようですね。アメリカンチェリーやオリーブではどうなるのか。。。大きめのぶどうの種も抜けるか試してみたいですね。種さえ抜ければ、形を保ったままお菓子や料理に使うことができるのでボリュームのあるものが作れるのですが。。。。
結構使い勝手がありそうです。思い切って買ってよかったです。
早速種を抜いたさくらんぼでケーキを作ってみることに。
今回は"アップサイドダウン・ケーキ"。
このケーキはアメリカでは一般的な家庭ケーキでその時々の果物でつくる簡単ケーキ。
見た目も粗野なので売り物では逆に食べられないものかもしれません。その代わりレシピはどこでもよく見かけます。
御用達書でも2種類の作り方があり、クリーミング法を使ったものとクイックブレッド法で作ったものがあり、今回は溶かしバターを使うクイックブレッド法を参考にして作ってみました。
よくあるのが、リンゴで作られたものなのですが、プラムやパイナップルもよく見かけます。今回はさくらんぼを使ってみることに。
おもてなしや持参菓子には使いにくいので今まで作ったことはなかったのですが、朝食用に作ってみることにしました。
まずさくらんぼのコンポート作りから。
種を抜いたさくらんぼを鍋に入れて砂糖とキルシュを加え、蓋をして加熱します。
さくらんぼが柔らかくなり、煮汁がとろりとするまで数分間加熱し、器に取り出し、荒熱をとります。
生のまま使うこともできますが、加熱することにより、果物から出る水分を予め調整できるため、焼き上がり後のケーキのべたつきが防げるようです。
アップサイドダウンケーキには底がとれない一体型の焼き型や耐熱皿を使います。果物の汁気が焼いている間に型の隙間から染み出てこないようにするためです。さらにテフロン加工など引っ付かないものがいいですね。今回は少量製作のため、金属製のパウンド型にオーブンペーパーを敷きこんでおきました。
加熱したさくらんぼを加え、底一面にぎっしりと敷き詰めます。
冷蔵庫に入れて30分ほど冷やして、その上に載せる生地が混ざらないようにさくらんぼ層をゼリー状に固めます。
その間に生地を作ります。
ボウルに薄力粉、コーンミール、ベーキングパウダー、塩を加え混ぜ合わせておきます。
別ボウルに卵白と砂糖を少量ずつ加えながら泡立てます。砂糖は白砂糖と三温糖の2種の砂糖を使用。果物系にはちょっとコクのある三温糖やきび砂糖を加えると甘さがマイルドになりますね。
あわ立てた卵白に卵黄を加え、混ぜ合わせます。
溶かしバターとヨーグルトを加えます。
御用達書ではサワークリームを使っているのですが、ヨーグルトで代用しました。
さらに合わせておいた粉類を一度に加え、さっくりと混ぜ合わせて生地は完成。
冷蔵庫からさくらんぼの入った型を取り出して、生地を流し込み、全体を平らにならします。
170度に予熱したオーブンに入れて25分ほど焼きます。竹串を刺して何も突いてこなければO.K.。生地はふっくらを大きく膨らみました。
オーブンから取り出して数分そのままで荒熱をとり、まだケーキが暖かい状態で逆さにして型からはずして、皿に移します。この逆さにする動作から"アップサイドダウン・ケーキ"という名前になっているようですね。
冷めてからひっくり返すと型の底に果物が張り付いてしまう恐れがあるので、暖かい間にひっくり返すのがポイントです。今回はオーブンシートを敷き詰めていましたので、引っ付く心配は基本的になく、形が崩れずにうまく仕上げることができました。
そのまま冷まして切り分けて完成。
ひっくり返しておくと、果物の重みで生地が多少詰まってきて高さが半分になります。
御用達書ではこのケーキのポイントとしては生地が柔らかすぎないことを上げていますが、今回は薄力粉だけで作ったために生地が柔らかかったため、重みで生地が押しつぶされてしまいましたね。さくらんぼの果汁も吸収したためさらに厚みが減ったかも。
このケーキには強力粉を混ぜて生地をしっかりとさせた方がよさそうです。
それでも果物のうまみを吸い込んで柔らかくしっとりとしたケーキはおいしかったです。
ふわふわというより少しもっちりした感じでティーケーキというより、朝食用でも十分に使えそうです。
冷やして食べるとさらに美味でした。焼きたてよりもおいしいくらい。
簡単ですが、作りなれないとおいしく出来ないケーキでもあるので、色々な果物で試しながら上達したいですね。レシピも色々あるので、マーサやEpiのレシピでも作ってみたいです。
このアップサイドダウンケーキを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
チェリー・アップサイドダウンケーキ。 by PCWP
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