Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

フィレンツェ旅行前哨戦。

2008-07-05 21:56:58 | 料理
明日からイタリア旅行なのですが、前日の今日からもう旅行の前哨戦が始まっています。
飛行機は数か月前に予約をとってあり、アメリカでよく使っていたe-チケット方式のため、フライトの30時間前からチェックインをインターネットですることができます。
よってちょうど30時間前になる本日朝5時過ぎにネットからチェックイン開始。できるだけ早くチェックインして席を確保するのが狙いです。アメリカサバイバル放浪旅行の教訓から飛行機はスタートダッシュが大事です。乗る前に半分勝負がついていると言っても過言ではありません。

今回は初めてKLMに搭乗。航空会社のホームページから予約番号を打ち込んでチェックイン開始。予約はちゃんと取れていてよかったのですが、座席が窓側三列の窓側と中央の席。長距離路線では通路側確保は必須ですので、座席変更をすることに。
しかし、肝心の座席変更になっていきなりのトラブル発生。
なぜか座席変更ができない。。。
座席の変更は画面上でできるのですが、確定ができない。我が家のパソコン2台で別々に試してみてもダメ。
あれこれいじっている間にしびれを切らしたダンナさんが座席変更をかけず、次のステップのチケット印刷画面のボタンをクリックしてしまいました。。。
すると、そのままチェックイン完了。つまり、座席変更できないまま、座席が確定してしまいました。一度チェックインしてしまうと、当日空港カウンターでしか座席変更は受け付けてもらえません。しかも空いていればになります。

さらにチケット印刷が関空出発ではできないため、カウンターに行くように指示が出てネットチェックインが無残に終了。何のためのネットチェックインかさっぱりわからず、朝から失望でした。

確かに座席指定のページがバグっているKLMのホームページが悪いのですが、印刷画面を本人がクリックしてしまったことも問題。仕方ありません。明日は空港カウンターのチェックイン開始時間に行って、座席を確保しなおさなければ。。。
自宅を出る時間が2時間は早くなりそうです。

仕事は旅行に向けて急ピッチで進めすぎたため、今日の午前中で一応終了。十チュ先の教授の方が仕事の準備ができておらず、手元の仕事は早めに終わってしまいました。
思ったより早めに帰宅できましたので、明日の飛行機での非常食作り。たいていの機内食は味と内容に問題が多々あり、また搭乗時間などに遅れが大幅に出たりすることもあるので、非常食持ち込みは必須。いつもはパンを買っておいたりするのですが、コストダウンを兼ねて今回はマフィンを作っておくことにしました。

今回のマフィンは"コーヒーケーキマフィン"です。
先日コーヒーケーキの王様"サワークリームコーヒーケーキ"を作ったのですが、これと同じジャンルのマフィン仕立てのコーヒーケーキです。

前回のサワークリームコーヒーケーキはかなりおいしかったので、もっと手軽に作れる朝食用のコーヒーケーキを作ってみることにしました。ちょうどサワークリームの残りと卵1個を使い切らなければならなかったので。。。持ち運びしやすいマフィン仕様のレシピの方を採用しました。

作り方はフードプロセッサーですべて作るレシピでした。こういう作業も初めて。
アメリカンレシピでは機械をうまく操れることも必須ですので、こういう修行も必要。今回もいろいろなことがわかりました。

前回と同様、まずはストロイゼル作り。
フードプロセッサーにナッツと黒砂糖を入れて、切り混ぜてナッツをゴマ粒くらいまで砕き、一度取り出しておきます。

空になったフープロに今度は小麦粉、砂糖、塩を加え、数秒回転させて混ぜ合わせます。室温に戻したバターを加えて回転させ、バターが米粒大になるまで切り混ぜます。
手作業よりはこういう作業はかなり楽。ただし、粉を混ぜ合わせるのはふたの隙間から粉が飛び散って大変でした。よってタオルでふたとボウルの継ぎ目を覆って回転させることに。

フードプロセッサーから粉混合物を60cc程取り出して最初に作った黒砂糖とナッツの混合物と混ぜ合わせます。

これをさらに90ccほど分別容器に取り分けておき、生地用ストロイゼルにします。残りも別容器に取り出し、こちらは最後の上掛け用ストロイゼルにします。

フードプロセッサーに残っている粉混合物にベーキングパウダーと重曹を加えて回転させて軽く混ぜ合わせておきます。

計量カップに卵を割り入れて、サワークリームとヨーグルトを加えて混ぜ合わせておきます。

これをフードプロセッサーに一度に加えて、全体がしっとりするまで回転させます。

このケーキの混ぜ方のポイントの一つは、フープロを1秒ずつの細切れに回転させること。1度にガーッと回転させるとフープロの下の方にある材料の混ざりが悪く、上側の材料は混ぜすぎになります。手作業と違って、生地の重さなど感覚が伝わってこないので、どれだけ混ぜたらよいかわかりにくいですね。
パワーが強いので、普段なら1‐2分の作業が数秒で終わってしまうのは機械混ぜのいいところですが、逆に混ぜすぎてべたつかせないよう注意が必要です。

取り分けた90ccの生地用ストロイゼルをフープロの生地に加えて、全体が混ざるまで1秒刻みで5-6回程度細切れにさらに回転させます。これが最後の混ぜ作業になるので混ぜすぎないように注意が必要です。
生地はこれで完成なのですが、今までのマフィンよりかなりボリュームが少ないように思いました。また生地をすくってみて初めてかなり軽い生地であることも判明。生地にいつもの粘りがありませんでした。粉が少ないからなのか、フープロ混ぜの効果なのか。。。

マフィン型に油をぬっておき、出来上がった生地を均等に計量カップで型に分け入れます。

取っておいた上掛け用のストロイゼルをスプーンで生地の上からたっぷり振りかけてスプーンの背で軽く押さえてなじませてから180度に予熱したオーブンで焼成。

いつもはカップ一杯なるくらい生地があるのですが、今回は各カップに8分目弱ほどしか生地が入りませんでしたが、焼くといつもどおり膨らんできました。それでも焦げ目は付きにくく、前回のサワークリームコーヒーケーキのように上掛けのストロイゼルは何もしなくても、焦げずに済みました。どちらかというと、全体的に焼き色が薄いですね。もうちょっと焼き色があってもいいと思うのですが、レシピには焼きすぎに注意するようにともお達しが。

12分程の焼成ではまだ見た目の焼きが浅いのですが、竹串を刺してみると何もついてこない。さらに刺した感覚もいつもとだいぶ違って"スカスカ"。焼きすぎになることを恐れてこの時点でオーブンから出し、型のまま10分ほど冷却してから型から取り出して、早速試食してみました。

食感のやわらかさにまず驚きです。今まで作ったのアメリカンマフィンはずっしり食べ応えのある食感だったのですが、、軽いと思ったコーンマフィンよりもさらに軽い。でもコーンマフィンみたいにパサつくことなく、クラムはしっとり。サワークリームをヨーグルトに一部置き換えたためか濃厚さにはオリジナルよりも欠けているのでさらに軽さに拍車がかかったのでしょうか。
オリジナルはFull‐Fatレシピだったので、ストロイゼルの黒砂糖は規定量、それ以外の砂糖は半量にしました。

上掛けのストロイゼルが砂山みたいになっていて見かけはちょっと不細工で、持ち運びによいものとは言えませんが、甘さも控えめでホロっとしたクラムは上品な味です。朝食よりもアフタヌーンティ向きのような気がします。アメリカのレシピでもこういうケーキーなマフィンのレシピもあるんですね。

今回はミキシングはすべてフードプロセッサーでしましたが、使いこなせると洗い物は減るし、混ぜ方は毎回均一にできる便利な反面、フープロから出し入れが頻繁で手順が少し煩雑になるようにも思います。私的には手混ぜの方が生地と対話できるのでお好みですが。。。。。

荒熱が取れたら袋に入れて非常食完成です。明日はまた長い一日になりそうです。

このコーヒーケーキマフィンを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。
レシピ コーヒーケーキ・マフィン。 by PCWP


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2 コメント

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マフィン♪ (papiraki)
2008-07-06 06:24:53
フードプロセッサーを使ってマフィンなんて
斬新ですね♪
考えたことなかったです。
でも、ちゃんと膨らんでるし、ちょっと固めのマフィンになるのかな
なんて思いきや、ふわふわに出来てますよね☆
材料を入れる順番だったり、入れる材料にも
フープロならではのちょっとしたコツが
お勉強になりました^^
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papirakiさんへ (Prohousekeeper)
2008-07-06 16:52:28
イタリア旅行初日から飛行機が飛ばず、関空で足止め食ってます。
よって関空ロビーでいきなりマフィンを食べるはめになりました。役に立っているのですが、複雑な気分です。。。

このマフィンいままでのものと違った仕上がりでお菓子的要素が強いですね。しっとりしていてふわふわで見た目とは違いなかなかおいしいですよ。
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