かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

夏の「恵方巻き」は、寿司の内容+原爆の日との絡め方(もしくは忌避の仕方)で定着するかどうか変わるかもしれません。

2017-07-24 19:51:04 | Weblog
 今朝の最低気温は24.8℃、最高気温は34.1℃でした。朝から曇りがちで強い日差しはあまりありませんでしたが、それでもこれだけ気温が上がるのですから、やはり季節は夏ですね。おかげで蒸し暑いったらありませんが、天気図は色々とおかしなことになっている模様です。なんだか東に西にと太平洋を行ったり来たりしていた台風5号がやたら大きく成長して西に向いて驀進していますし、その後ろから多分引っ張られているんでしょうが、超小型な台風6号が付いてきています。東北ー北海道まで北上していた梅雨前線も、5号に惹かれているのか明日明後日にかけて随分南下してくる様子ですし、これは7月下旬らしからぬ雨がこちらでも降り注ぐ展開になったりするのかも知れません。

 さて、コンビニ各社が、「夏の恵方巻き」なるものをはやらせようと画策しているのだそうな。恵方巻きというと2月3日の節分に食べる縁起物ですが、歴史は浅いし関西のみのローカルイベントだったものが、いつの間にか全国で宣伝され、定着してました。恵方巻きはこのように年1回の行事でしたが、節分は1年に4回あり、立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日をいい、その日を境に季節が次に変わる、という節目をさしたのが「節分」で、つまり今回コンビニが狙っているのが、立秋前日の8月6日にも恵方巻きを食べよう、という話になります。
 まあ意図はどうあれ、日本の昔ながらの暦を今に伝えようという試み自体は悪くないと思いますが、真夏の暑い盛りの時期に、巻きずし一本頬張るというのが果たして受け入れられるのかどうか、例えば自分がそれをやりたいと思うかと言うとちょっと遠慮したい、と思う位には、胃腸が弱っている時期ではなかろうかとも思われます。もっとも、各社それはそれなりに理解しているのかして、夏らしい新メニューを用意しているところもあるのだとか。
 さてこの試みが定着するかどうか。バレンタインデーのチョコレートにせよ2月の節分の恵方巻きにせよ、結構強引に宣伝を繰り返して定着させてきた成功例がありますから、夏の恵方巻きもやりようによってはひょっとしたら定着することになるかも知れません。しかし、2月3日は春の始まり、乃ち一年の初めという認識から、室町時代には既に豆まき行事があったという重厚な歴史があるのに比べ、8月6日はと言うと何かはあったのでしょうが今に特段伝わるわけでなく、結局原爆の日が一番印象に残る訳で、ひょっとしたらそんな日に恵方巻きキャンペーンなどけしからん! という人が出たりするかも知れません。定着するか否かは、そのあたりの微妙な国民感情も絡んでくるかもしれないですね。


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