かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

参議院選挙、中々に面白い選挙結果でした。

2019-07-22 20:46:02 | Weblog
 今朝の最低気温は24.6℃、最高気温は30.9℃、五條市の今朝の最低気温は22.5℃、最高気温は30.4℃でした。今日は朝のうち傘なしでは少々つらい程度の雨が降っておりましたが、それもじきに止み、昼間はわずかに日が差す程度の曇が続いて、夕方、暗くなり始める頃にまとまった雨が降ってきました。その雨が降るまでは随分と蒸し暑い一日でしたが、今は開けた窓から流れてくる微風が心地よい冷たさに感じられます。しかし、コレで梅雨前線が消え、明日以降はようやく夏空となりそうです。まだ大気の状態が不安定なのか、朝夕は突発的な雨もあるらしいですが、これまでのようなずっと雨か曇りのうっとおしい天気からは開放されそうです。

 さて、昨日の参議院選挙、とりあえず政権与党を含む改憲勢力とされる党派は過半数を余裕で超えたものの2/3はわずかに届かず、野党側は辛うじて最悪の事態は免れた、というところで終了しました。まあそのことはこれから色々と議論も出てくるでしょうから置いておくとして、今回は色々と異例なことが起きた選挙でした。例えば何かと話題の「れいわ新選組」が比例区で2議席取りましたが、当選したお二方が重度の障害を持つ方々で、そのような議員を想定していない古い建物の国会に問題なく出席できるのかを問われる事になりました。過去にも車椅子に座った議員の方もいらっしゃったそうですが、今度の二人は更に重度の障害を持ち、その一人である舩後靖彦氏は筋萎縮性側索硬化症(ALS)で手足が動かず声も出せません。意思表示は目や口の筋肉のわずかな動きと文字盤で介助者に伝達するのみですが、そもそも国会では、そういった付添人の同行についての規則がありません。議員に当選した船後氏がなにか質問しようとしたりする際は、自身の肉声ではなく、付添人がしゃべることになるのでしょうが、果たして議員でもないヒトが国会の席でしゃべることは、たとえ代弁者とはいえしていいことなのか、個人的にはかなり疑問を覚えますが、いずれにせよ、そういった事態を想定していなかった国会は、これから当選した議員の権利としてそれをどう実現していくのか、考えなければならなくなったわけです。もういっそ、この際国会議事堂をユニバーサルデザインの考え方に基づいて新しく建築して、今の議事堂は博物館か何かにされてはどうかと思います。
 また、「NHKから国民を守る党」が1議席を獲得したのもちょっとした驚きでした。投票所でN国党と書いてあって、一体コレ何? と驚いたのもつかの間の当選劇でした。ただただひたすらNHKの受信料制度を始めとする体制を非難するという、ある意味清々しいまでに一点張りしていましたが、コレを国政を担う政党と呼んでいいのかどうか、少々疑問がありました。まあ当選した以上個人の疑問などそれほど意味をなしそうにないですし、参院で1議席だけでは何ら仕事らしい仕事はできないでしょう。ただ、このN国党が議席を獲得するくらい、国民の間にはNHKに対する不満が高まっていると言えるかもしれません。これから一体どう公約を実現するために動いていくのか、注目されるところではあります。

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