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かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

今まで比較的安全とされていた日本海側でもアニサキスが急増しているとは、由々しき事態です。

2025-04-21 19:03:42 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は12.9℃、昼の最高気温は26.8℃、五條市の朝の最低気温は13.3℃、昼の最高気温は25.8℃でした。今日は数字以上に暑く感じた一日で、特に午後は日を浴びながら外で仕事していたのですが、これ以上続けていたら熱中症になるかもと不安を覚えるほどで、無理せず早々に引き上げました。まだ4月なのですが、こんな調子では先が思いやられます。本当に、夏を超えられるのかどうか。明日は今日と同じくらいかそれ以上に日中は暑くなって来る模様です。しかも明後日は雨が予報されており、その湿気が入ってくるとすると、今日よりもずっと蒸し暑くなってくるのかもしれません。4月だからと油断せず、夏同然のつもりでいないといけないかもしれません。
 さて、生の魚といえば気になるのがアニサキスによる食中毒で、特にサバは要注意な魚介という認識であろうと思います。奈良県の郷土食柿の葉すしでは、塩漬したサバを薄切りにしてすし飯と一緒に柿葉に包んで押して整形しますが、この塩漬けでもアニサキスが死滅することはなく感染のリスクを孕んでいるため、製造業者でも注意を払って事故の無いように心がけておられますが、知り合いの業者に聞くと最近アニサキスが殊の外増えて対応が大変なんだとか。そんなアニサキスも日本海側だと内蔵に溜まっていて筋肉にはいないから安全とされてきたようなのですが、最近はそんな前提も崩れ、太平洋岸同様身の方にも多数のアニサキスがいる事例が増えているそうです。
 アニサキスを死滅させるには加熱するか冷凍するかしかなく、急速冷凍技術の発達により、寿司ネタなどの生食でも十分使える冷凍ものもありますが、いくら生の感覚に近づけたとしても冷凍解凍の影響は完全には払拭できませんから、運を天に任せて生魚を食するヒトも少なくないんじゃないでしょうか。最近になって数万ボルト以上の高電圧をパルス状に当てることでアニサキスを感電死させる技術が開発され、実用化に向けて研究が進められていますが、ヒトによってはアニサキスでアレルギーを起こす例があってその場合は煮ても焼いても発症するそうですから、単にアニサキスの動きを止めただけではすべての人が安全にはなりません。少なくとも我々が食する魚のいる海域くらいはアニサキスをゼロにできれば、例えば離島のウリミバエのように根絶できたら良いのですが、それなりにその生活環は判明していても、簡単には退治できなさそうです。
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