かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

米不足? ごく一部の異常をあたかも全体が大変だとばかりに装うのはありていに言って詐欺じゃないでしょうか?

2024-08-07 19:37:18 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は25.5℃、昼の最高気温は35.2℃、五條市の今朝の最低気温は24.1℃、昼の最高気温は35.3℃でした。今日も晴れて暑い一日でしたが、昨日までと違い雲は出るものの不安定な空模様になることはなく、安定した夏空が広がる真夏日となりました。その割に気温の方は、と一瞬思いましたが、35℃超えにほどほど感を感じると言うにはすでに異常ですね。37℃とか8℃とか普通に出てくる最近の気温にかなり毒されているようです。35℃でも当然危険な気温には違いないのですから、感覚が麻痺しないように改めて注意しようと思います。

 さて、テレビ朝日の「グッド!モーニング」という番組によると、今、我が国は米が品薄になり、受給が逼迫しつつあるのだそうな。東京都足立区の激安スーパーのお店では、店頭から米売り場が半減、社長によると「契約しているコメが数量がなくなってしまった」とのこと。また、駅弁で著名な中央軒の社長は、
「コメなくなったらどうしよう、お弁当作れないと考えて、『作ってみた』と投稿した」として、名物かしわめしのご飯をパンに変えたものをSNSに投稿されたのだとか。これらを踏まえ、番組では、猛暑やインバウンド需要の拡大でコメの在庫量が過去最低を記録、とぶち上げていました。一方農水省は米は逼迫はしていない状況だと説明しているそうですが、さて?
 番組を見てないのにどうこう言うのもどうかという気がしますが、東京の1部の企業で米が品薄になったからと言ってあたかも日本がかつてタイからの緊急輸入を余儀なくされた平成5年、6年のいわゆる「平成の米騒動」のごとき事態に陥ったかのごとくセンセーショナルに取り上げるのはいかがなものかと思います。あのときは梅雨明けがなく夏がなくなったと言われた平成5年の長雨の影響で全国的に米の作況指数が74と壊滅状態に近い大凶作となったため、5年冬から6年にかけて米が足りなくなったのですが、令和5年度の作況指数は101でほぼ平年並み、高齢化などで水田面積が減り生産量も減少傾向にはあり、また今、東北が天候不順とはいえ、今直ちに平成を彷彿とさせるほど米が無い、足りない、というような事態にはなっていないんじゃないでしょうか。新米が出ているのに余ったら古米になってしまうのですから、秋の収穫前に在庫の米が減ってくるのは至極当然のことで、それをもって米がないと騒ぐのはむしろ視聴者を煽って米の買い占め騒動を引き起こし、それをしたり顔で面白おかしく報道しようと企んでいるんじゃないかと疑ってしまいます。何事も印象第一、データは二の次というマスコミらしい報道といえば報道な気もしますが、もう少しなんとかしてほしいです。

コメント
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