かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

楽器を学ぶ子は勉強ができる、という調査結果に、なぜ自分は子供の頃音楽が苦手だったのか、と思うことしばし、です。

2019-08-06 20:29:49 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は26.6℃、最高気温は35.1℃。五條市の今朝の最低気温は24.8℃、最高気温は33.1℃でした。今日は朝から曇りがちで日差しが少なかったにも関わらず、気温は結構上がりました。吸収を縦断して朝鮮半島に抜けた台風の影響でしょうか。その台風8号を追うように、9号に続いて10号も発生しました。9号は少し西に外れそうですが、10号は夏台風らしく迷走して、少しずつ列島に近づいてくる様子です。9号も大陸に当たった後、東に向いて雨だけ盛大に降らせに来るかもしれませんし、しばらく油断はできません。夕立だけ降らして涼しくしてくれればよいのですが、まあ無理な相談でしょうね。それにしても、今週末は3連休だったんですね。てっきり月曜日は出勤するつもりでいたので、天気予報のニュースで週末の3連休は台風が接近するかも、という話を聞いて、初めて休みだったんだ! と気づきました。

 さて、カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究者が、楽器の演奏ができる音楽に堪能な高校生と音楽をやらない学生とで学力差を比較する大規模調査を実施したところ、音楽好き高校生の方は、数学、科学、英語の成績が有意に高い、という結果が出たと発表しました。この結果は、音楽が脳の発達によい影響を与える事を示唆するとともに、学校教育の一環としての音楽の重要性を、改めて認識させるものと言えます。
 アメリカやカナダでは、音楽に夢中になると数学や科学の成績が落ちるという俗信が教育関係者の間にはあるそうで、研究チームはそのことの正否を明らかにするため、ブリティッシュコロンビアにある公立高校の生徒約11万3千人に対し、音楽への素養と、数学、科学、英語の成績を比較する調査を行いました。ブリティッシュコロンビアの公立高校で、音楽を選択するには、多くの場合中学かそれ以前から何らかの楽器を操る訓練を始めている必要があるそうで、単に高校に入ってから音楽を始めたような「初心者」は初心者は調査対象に含まれていないようです。その調査の結果、数学、科学、英語の全ての科目で音楽選択のほうが良い成績を示し、更に声楽よりも楽器のほうがより顕著に良い成績を記録したそうです。
 この結果から、楽器を操る、という行動は、楽譜の読み込みや複雑な楽器の操作、合奏など、目と耳と手とを関連付けて脳で処理することや、協調性、楽器練習のための習慣性や根気など、多くのスキルを磨く効果があり、こうした学習経験が、「子どもの認知力と自己効力感を高める役割を果たしているといえる」とのこと。

 私は幼少時から歌は好きでしたが、楽譜がまるでが読めず、楽器演奏も大変苦手で、音楽はどちらかと言うと嫌いな科目でした。今でもピアノとか弾けたらいいな、と思うことがありますが、今や指がそうそう自分の思うようには動かなくなりつつあることをこうしてキーボードを叩いていても実感されますから、流石に今から楽器を習うというわけにも行かないだろうと思っています。しかし、こうして脳へ強い刺激を与えることができるのであれば、それを目的になにか楽器を練習してみるのも悪い話では無いかもしれません。と口でいうほど簡単ではないはずですし、中々練習してみようかと思いきるのも難しいのではありますが。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする