かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

難病の潰瘍性大腸炎に、ようやく治療薬が見つかったのかも?

2017-11-25 22:07:53 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は5℃、最高気温は12.9℃、五條市アメダスの最低気温は1.8℃、最高気温は12.1℃でした。気温は昨日よりほんの少し高くはなりましたが、相変わらず空気は冷たく感じます。ただ、今日は昨日よりも日差しが多く降り注ぎ、緩やかな風もありましたので、洗濯物はよく乾きました。
 
 さて、慶応大学などの研究グループが、難病として知られ、国内に20万人の患者がいるとされる潰瘍性大腸炎に対し、中国由来の生薬の一種が有効であることを臨床的に実証しました。その生薬は、リュウキュウアイなどの植物を原料とする「青黛(せいたい)」と呼ばれる漢方薬です。その作用機作や効果の大きさ、臨床対象のどれ位に効いたのか、など詳細な情報は報道を見る限り不明ですが、治療方法がほぼ無きに等しい難病に少しでも効果のある方法が明らかになったのは喜ばしいことです。
 ただ、薬である以上何らかの副作用はあるでしょうし、必要な量やその量での危険性はないのか、なども不明です。また、漢方薬は、原料である薬草の産地や栽培方法、その年の気象条件などで随分薬効が振れるのを、漢方医が経験と勘で調合して一定の薬効を引き出すものですから、その「青黛」の内容次第で効果が随分変化する可能性もあります。せめて薬効成分が判っていれば良いのですが、複数の成分の複雑な相互作用の中で薬効が醸し出されているのだとしたら、その検証も中々ままならぬものがあるでしょう。それに何と言っても中国の生薬というのは随分と輸入が難しくなってきて、国産の振興が国策にもなっている現状がありますから、将来的には安定供給が課題になってくるやもしれません。
 できればそのあたりも含めてマスコミには情報を集めて公開して欲しいと思いますが、ちょっと難しすぎる要求なのかもしれませんね。

コメント (6)
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