かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

今日は吉野山中でひっそり営業中の「秘境の塩ラーメン」を堪能しにドライブしました。

2017-11-17 23:15:24 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は2.6℃、最高気温は13.8℃、五條市アメダスの最低気温は−0.5℃、最高気温は13.6℃でした。今日は朝から快晴の上天気でしたが、冷え込みはかなりのものでした。五條市はついに氷点下を記録。文字通り、真冬並みの気温です。ただ、風が無く、よく晴れたお陰で気温は昨日よりは少し上がり、日向では、セーターを着て動き回っていると暑く感じられるくらいでした。明日は雨の一日になるようですが、この3日間晴れて色々と助かりました。

 さて、今日は12日の日曜日に仕事をした分の代休をもらい、絶好の行楽日和の中、吉野町の山の中に、家族総出でラーメンを食べに出かけました。「ラーメン河」という、知る人ぞ知る「秘境のラーメン」店です。奈良県在住で一時吉野の山中で仕事していた自分の感覚からすると、この店の立地で「秘境」扱いは少々盛り過ぎだろう、と感じるのですが、店の横を滔々と流れる清流吉野川やその背景の緑深き山々、店にたどり着くまでの、車一台がやっとのやたら細い道、周りを森に囲まれた店の佇まいなどは、都会の人からみたら秘境と言いたくなるのもわからないでもありません。
 11:30開店、一日限定50食で終了、最低でも30分前にはたどり着いていないと間に合わないという中々ありつけない幻のラーメンですが、今日はありがたいことに、11時過ぎに到着したのに先着のお客さんはほんの数名程度しか無く、私はてっきり今日は臨時休業?と誤解したほど、店の前は閑散としていました。
 この店は、国道169号線を吉野川に沿って東へ進み、伊勢街道(国道370号線)と東熊野街道(国道169号線)が別れるT字路で吉野川にかかる宮滝大橋という橋を渡ってすぐのところにあるのですが、今日は先の台風21号の豪雨による土砂崩れで、T字路に差し掛かる手前から通行止めになっており、迂回路の案内なども見当たりませんでした。地元の我々は迂回路を知っていたので、通行止め地点からUターンして無事店にたどり着くことが出来ましたが、ひょっとしたら遠方から来たヒトは、通行止めを観て諦めて帰ったのかもしれません。お陰で、あまり待つこともなく至宝のラーメンにありつくことが出来ました。



 ここは柚子がよく効いた塩ラーメンと、何故かこの山奥で、大変美味なマグロ丼を出してくれます。マグロ丼は単独注文ができず、あくまで丼はラーメンの添え物扱いですが、香ばしいわさび醤油を絡ませた大ぶりのマグロの切り身がたっぷり乗った丼は、十分食べる価値があります。ラーメンは実にあっさりした味付けですが、ストレートの細麺とよくあって、いくらでも食べられそうです。
 最近はこってり系が流行りなのかして、なかなかこのようにスッキリとした味わいのラーメンは探すのが難しいのが残念ですが、このように味わいあるラーメン店が吉野山中にあるというのもまた幻のラーメンっぽくて面白いものです。

コメント
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