かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

大阪湾で貝毒発生! 科学的に何とか解決する方法はないものなのでしょうか?

2014-05-15 22:50:33 | Weblog
 昨日まで暑かったせいか、今日はかなりひんやりと感じた雨模様の一日でした。実際は気温が20℃を超えていますし、この間までは十分これで暖かく感じたものですが、身体がもう初夏の気温に慣れつつあるのでしょうね。寒いとまでは言いませんが、今夜は久しぶりに一枚余分に布団をかぶって寝る必要がありそうです。

 さて、大阪湾で採れるアサリやトリガイに、貝毒が発生したそうです。貝毒は、毒性を持つ植物性プランクトンが大発生し、それを食する二枚貝に蓄積してしまうというもので、プランクトンの発生しやすい4月、5月に貝毒に汚染された貝が出やすいと聞いています。何より厄介なのが、この貝毒の毒素が、普通の調理くらいの熱では分解も失活もせず毒性を保つことと、解毒剤のたぐいが無いことです。下痢性の貝毒と神経麻痺を起こす貝毒があるそうですが、下痢性が酷い目には合うものの通常命に別状はないのに対し、今回大阪で発生したのは麻痺性の方で、これは下手をすると死に至る可能性もある危険な毒物です。万一中毒になった場合は胃洗浄と呼吸器による呼吸の確保しかないというのがなんとも迂遠ですが、解毒する方法がない以上、代謝されて身体から排出されるまで耐えるよりありません。
 大阪湾も昔に比べれば随分水が綺麗になったとのことですが、綺麗になって競争相手のプランクトンの繁殖が抑制されたために貝毒プランクトンが増えた、というそうですから、なかなか世の中うまい具合には行きません。陸上の植物なら、良し悪しは別にしてその気になれば除草剤で一気に叩けますが、海の中のプランクトンではそれも出来ないわけで、ひたすらシーズンを過ぎてくれるのを待つしか無いというのが難儀なところです。
 いっそ連続遠心分離器のような装置のでかいのを作って海水を濾して貝毒プランクトンを取り除くとか、きれいな水でも容易に増える毒性を持たないプランクトンを探すか開発して貝毒プランクトンの競争相手としてけしかけるか、貝毒プランクトンが毒を作ったり貯めたり出来ないように改造・増殖して海に放ち、貝毒派を抑えこむかなどの対策が打てないものなのでしょうか? 

コメント
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