かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

また巨星が1つ堕ちてしまいました。「アンパンマン」作者やなせたかし氏逝く。

2013-10-15 22:08:23 | Weblog
 「アンパンマン」の作者、やなせたかし氏が、一昨日の13日午前3時8分にお亡くなりになられたとのことです。直接の死因は心不全とのことですが、既に一昨年に膀胱がんとなり、それが肝臓に転移していたそうで、東京の病院に入院され、闘病生活を送られていたとのことです。享年94歳。死の前日まで意識は明晰で、来年公開予定の映画やテレビ放映アニメの制作について指示を出されていたというお話には、全くもって頭が下がりました。
 私の幼少時にはまだ「アンパンマン」は存在しませんでしたが、氏が作詞された「手のひらを太陽に」は、子供の耳にもよく馴染んだ、名歌でした。長じて子供が生まれてからは、ビデオテープが擦り切れるほど繰り返しアニメを楽しんできました。ギネスに「最もキャラクターが多いアニメ」として認定されるなど年齢を感じさせない旺盛な創作意欲と、ただの一度も締め切りを破ったことがないという責任感の強さ。プロの創作家かくあるべしを体現されていたその生き様には、ある種の感動を覚えるとともに、その逝去には実に残念という以外にありません。
 年齢からすればまずもって大往生といえますが、ご本人はまだまだ意欲があったでしょうし、道半ばでの中断を余儀なくされたのだとしたら誠に無念な話です。アニメの制作は今後も続けられるそうですが、是非今後もやめること無く、私の孫ができた時にはいっしょに見られるように続けていって貰いたいです。
 ああ、それにしても、また巨星が1つ堕ちたのですね。
 いたしかたないこととはいえ、こういう話題はどうしてももの悲しさと虚ろな喪失感ばかりが募りますよ。
 合掌。

コメント
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