かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

中国の遺伝子組み換え米、もう相当おおっぴらに流通しているのかもしれませんね。

2013-10-08 17:36:41 | Weblog
 台風24号、本当に曲がるのかな? と今日は一日、折を見ては気象庁の台風進路予測などを観ておりましたが、いや本当に綺麗に東に向きを変えましたねぇ。このまま日本海を北上するようですが、さて明日東海道方面に影響があるかどうか。この分だとまあ気にするほどのこともなさそうですが、念のためもうしばらくは注視していましょう。

 さて、三重県の会社が起こした産地偽装米の問題で、中国から輸入した米粉に、中国産遺伝子組み換え米が混入していたことが発覚したのだそうです。中国産遺伝子組み換え米は我が国の食品衛生法に基づく安全性評価を経ていないので、同法違反による厚労省の指導で、市場流通は阻止された、との事でした。
 私個人は遺伝子組換え食品に対する抵抗感はあんまりないので、混ざっていたこと自体にはさほどの驚きもありません。遺伝子組み換え食品がアレルギーを誘発する、というような話も聞きますし、むやみと安全であると主張するつもりはありませんが、個人的には、中国産は重金属や日本では発がん性や催奇形性等でとうの昔に使用禁止になった古い農薬が使われていないかとか言う方がはるかに心配です。
 でもまあそれはそれとして、今回何より驚いたのがあの中国で遺伝子組換え米を生産している、という事実でした。果たしてそれは、中国独自の技術で生み出されたものなのか、それともアメリカから購入した種もみで育てた米なのか、その点が大変気になります。もし中国国産の遺伝子組み換え米だとするならば、中国のバイオテクノロジーは既にそのレベルの実用化技術を要していることになり、遺伝子組み換えの実用化で大きく遅れを取る我が国に比べてかなり先んじていることを示しています。ただ、残念ながら報道では遺伝子組み換えであることは書かれているものの、どういった遺伝子組換え体なのかが分かりませんし、中国の技術かどうかも分かりません。そこでぐぐってみたら、中国では精力的に遺伝子組換え米の作成に投資しており、数年前、正式に中国政府が遺伝子組み換え米の栽培を認める声明を出していたんですね。さすが一党独裁の国家体制、やると成ったら一気呵成です。なんといっても中国は畑や田圃に出来ない土地ばかり多くて耕地面積が案外に少なく、それでいて世界屈指の大人口を抱えるという状況ですから、食料の確保には躍起になっています。遺伝子組み換えでそれが実現できるとなれば、それは力を入れて当然ではありますよねぇ。
 ただ、現時点での遺伝子組み換えは、害虫を叩くための、微生物由来の毒素を生み出す殺虫目的のようですね。中国としては、より実りを多くする遺伝子とか、少ない水で育つ遺伝子とかの方もやってそうですし、いずれそのようなマルチ組み換えをした米なんてのが中国産として世に出てくる日が来るんじゃないでしょうか? 我が国としては、もしそれを輸入するというのなら、粛々と安全性を評価してその可否を定めるということになるんでしょうね。
 

コメント
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