かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

中国台頭に対抗する合従連衡策を我が国は取れるんでしょうか?

2013-01-12 21:20:17 | Weblog
 今日は一日、なんだかゆっくりしているうちに過ぎてしまいました。体調回復期でもあり、3日あるうちの1日くらいはそれもいいか、と思いますが、さすがに明日明後日それで時間を浪費するのはちょっともったいない気がするので、身体の調子を見極めながら、ぼちぼち活動を始めたいところです。

 さて、政権交代以来、少しばかり周辺がきな臭くなりつつあるような気もします。尖閣諸島では中国も戦闘機を繰り出してきて、こちらのF-15と緊急発進を競ってみたりしています。昔から北方ではソ連の飛行機にたいしてスクランブルかけたりはしょっちゅうしていたようですから、ただそれだけで一触即発、なんて事にはならないでしょうけれど、いずれは衝突せざるを得ない事態もあるかもしれません。
 一方フィリピンが中古の巡視船を融通してくれ、と我が国にお願いしたり、、副総理がミャンマーへ行ったり、色々と動きも出てきている様子を見ていますと、まさに中国戦国時代の合従連衡をそのまま見ているような気がして、実に興味深く感じます。さしずめ、中国が秦、我が国は斉、インドは楚、台湾やタイやマレーシアやミャンマーやベトナムなどは、魏趙韓燕とかになりそうな感じです。まあそれぞれに一長一短はあるでしょうし、そもそも我が国はこっちから戦争しかけられないのでしょうし、当時とは当然ながら事情も状況も大きく異るのですから、単純に2000年以上前の中国大陸における覇権争いと同列に語るのは、ましてはそれぞれに適当に過去の国を割り当てるのは遊びの域を出ない話ではありますが、本質的に、中国の台頭を抑えこみたい、という周辺国の思いは秦に対する他の6カ国と共通のものがありそうですし、遠交近攻で各個撃破したいというのは中国も秦も同じだったでしょうから、大括りでは結構相似形をなしていると言えそうな気もします。当時は縦横家と言う外交論客が居て、それぞれ熱弁を振るって各国の連携を演出したりあるいはぶち切ったりしておりましたが、果たして現代において、かつての蘇秦や張嶷に相当する外交上手が居るかどうか、そして政府がその玉石を判じて使いこなせるかどうか、結局はそんな人材の勝負になるとしたら、やはり2000年経とうが社会はそれほど変わっていない、という事になるのかもしれません。かつてロシアと戦った時には純粋な戦闘以外にもこうした外交戦を展開して色々頑張っていたと聞いていますが、現代の外交官や政治家の方々にそれが期待できるかどうか、新しい政権の力に注目していきたいです。

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