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かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

危ないネタ探しも結構ですが、その経緯や動機等についてももっと掘り下げた話が聞きたいです。

2011-05-07 22:49:17 | Weblog
 北陸の焼肉チェーン店の食中毒事件、マスコミも鮮度重視とばかりに一所懸命新しい情報を発掘しては報道しているようですが、基本、いかにお店の衛生管理がなっていないか、をほじくり返す話ばかりのようです。いわく、肉がもったいないから表面そぎ落としをしなかった、長いこと菌の調査をしなかった、昨日の売れ残りをそのまま冷蔵して翌日も出した、加熱用と生食用で、まな板と包丁を使い回しした、等々。まあそれはそれで重要な情報だとは思いますし、他の焼肉屋やそれ以外でも生物を出す飲食店などに対する注意喚起といいう意味では、この際徹底的にほじくり返してもらうのがいいんじゃないかとは思います。ただ、出来れば単発でこんなひどいことをしていた、というようなネタ探しだけじゃなくて、じゃあどうしてそのようなひどいことを日常的にやってしまったのか、その動機やそういうひどい作業をやるようになるまでの経緯なども取材してほしいと思います。
 一方で今のところ感染ルートは不明で、食中毒菌がどこからやってきてその肉に付着/繁殖したのかが分かっていません。感染ルートがはっきりと明らかになるのは色々な食中毒の事例でもそう多くはないような話を聞いたことがありますが、今回の場合もひょっとしたら迷宮入り、ということになるのかもしれません。たとえ感染ルートが不明だとしても、厨房での衛生管理が安全確保に十分なものでなかったならいつかは何かの食中毒が起こり得たわけで、当局には、感染原因と共に、その感染を蔓延させてしまった原因についても十分な調査がなされることを期待したいです。まあ当然業務としてやっているはずですが。
 あとやっぱり厚生労働省なり消費者庁なりには、少なくとも子供やお年寄りには生肉を食べさせないようにする何らかの法的な処置をとってもらいたいですね。個人的には、肉の消費そのものを抑制する政策を展開してもらいたいくらいですが、まあなかなかそこまでは難しいでしょうし、せめて急性で危険なことくらいは無い様に取り計らって欲しいものです。
 
 しかし東京に肉の卸があって北陸のお店まで運ばれている、なんて、随分な距離を輸送されているものだ、と少々驚きました。もちろん肉に限らず色々なものが世界中から輸送され、国内を駆け周っているわけですから東京ー北陸位は驚くに足らないのでしょうが、食の流通拠点が一極集中するのはあまりぞっとしないので、出来れば地産地消、無理でも、北陸ならせめて間近な関西あたりから肉が運ばれるような、そんなシステムにはならないものでしょうか。

コメント
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