かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

凍った道を初めて車で走り、あまりの怖さに即ギブアップしました。

2011-01-12 20:58:29 | Weblog
 昨日、この冬一番の冷え込み、と書きましたが、まだ甘かったです。
 単に気温だけなら確かに昨日のほうが数度低かったのですが、今日は温度計の表示よりも遥かに体感温度が低い感じでした。しかも、通勤路が大変なことに!
 朝、いつもの時間に家を出て、ちょうど半分位までは、道も危なげ無く走ることができました。途中、一箇所だけアスファルトが白くなっている所があったのですが、私はまだ車でタイヤが滑る感覚、というのを知らなかったので、モノは試しと、他に車や通行人がいないのを幸い、ゆっくり速度を落として白い上でブレーキを踏み、前輪が不気味にズルッと行く感覚を確かめたりしてました。バイクならさんざん経験していたのですが、あの不安定さ、どうしようもなさというのはバイクとは違う恐ろしさがありますね。そんなスリルを楽しむ余裕がこの時はまだあったのですが、それから程無く、いつもの山道に入ったところで、急に道の様子が一変しました。アスファルトのあちこちが白く変色し、速度を落とそうとブレーキを踏むとたちまちズルズルとタイヤが滑って、思うようにスピードを殺せません。元々そんなに速く走っていたわけではないので、これはブレーキは無理、とアクセルを緩めてのろのろと走ることにしたのですが、それでも前方から車が来たりすると道幅によっては止まらないわけにもいかず、思わずブレーキを踏んでは止まらないのでああそうだったと思い出し、エンジンブレーキでそっと止めたり、再び走りだす時もゆっくりクラッチをつないでソロリソロリと動かしたりして、何とかだましだまし更に2キロ程走ったのですが、コーナーを抜けてようやく広い道に出る、というところで、その広い道が一面アイススケートリンクのごとく白く凍り付いているのを見て、もうこれ以上は無理だと悟りました。リンクの手前の広いところはまだ黒いところもありましたのでそこでUターンし、再びソロソロと道を引き返すことにしたのです。ここから引き返したのでは、もはや大幅な遅刻は免れませんが、ここでこの調子だと他の道を通っても職場の山の中までは辿りつけないかもしれませんし、なによりこんな道で身動き取れなくなって他の人の邪魔になったり、自分が事故したりはしたくないので、あっさり諦めることにしました。途中、別の道で諦めの悪い人の車があらぬ方角を向いて停止し、完全に道を塞いでいるのを垣間見つつ、何とか無事、普通に走ることの出来る道まで戻りました。
 今年はこの調子で果たして何回怖い思いをすることになるのやら。バイクの時は、最悪チェーン巻いて走ればいい、と思っていたこともあってそれほど怖くもなかったのですが、車でコントロールが効かなくなるのはとても恐ろしいです。


コメント
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