かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

なんで晩秋になって黄砂なぞに悩まされなければならないんでしょうか?

2010-11-16 22:05:23 | Weblog
 先週末、急な鼻炎と強い頭痛に悩まされていたのですが、後になって、あれは季節外れの黄砂によるものだったのだ、と気づきました。外出するときマスクしていればよかった、と後悔しましたが文字通り後の祭りで、結局抗生剤を飲んで不快感が去るのをじっと待つより無い、という他ありませんでした。それにしても迷惑なチリですが、春だけならまだしも秋にまでやってこようとは、迷惑千万な話です。それも、かの国が過度な放牧で砂漠化を猛進させているためだと言うのですから、何をかいわんや。一寸先も見えなくなるような砂塵に苦しめられ、量が減ってその少ない水も汚染が進んで使えなくなるという水不足に悩み、畑も放牧地も砂に埋もれて食料に窮する、まさに亡国の道を邁進しているようにしか見えないかの国の有様ですが、滅びたければ勝手に滅べ、他人を巻き込むな、と言ってやりたいです。

 さて、そんなこんなで気分最悪の週末を越え、今日辺りからようやく調子が上向いてきたのですが、うれしいニュースがそんな気分を一段と盛り上げてくれたようです。小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小さな小さな埃のような粒子、その中に、確かに「イトカワ」で採取したと考えられる地球外物質が含まれていることが明らかになった、というニュースです。同じ微粒子でもこんなに価値の違うものが、日本の科学技術によってもたらされた、という事実は、黄砂に苦しめられた週末の苦渋を晴らすに十分な威力がありました。事業仕分けなる馬鹿げたショーによってJAXAの仕事がまた俎上に上げられるそうですが、仕分け人なるピエロ共に強烈なる先制攻撃を与えてくれたのではないか、と期待したいですね。

 その事業仕分けも、身内の与党内から反論が相次いでいるのだそうな。初めの謳い文句だったムダ金も、予定金額からすればほとんど無きに等しいものしか削りだせませんでしたし、そもそも法的な拘束力もなく、官僚達の高度で狡猾な予算分捕り策の前にはほとんど無力をさらけ出しと、結局この稚拙な政治ショーも鳴り物入りで話題が先行した末に興業がコケたダメ映画みたいな末路を辿って人々の記憶から消えて行くしか無いんじゃないか、と予想いたします。

コメント
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