ISOな日々の合間に

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再度のお断り

2006年06月15日 | 審査・コンサル
ISOの審査では、審査に先立って審査機関から顧客のもとへ派遣する審査員の経歴、専門分野などと審査予定日の案がFAXで届き、それを見て異存なければ審査機関に承諾の連絡をする。

ところがその審査員による以前の審査の評判が悪い。例えば、重箱の隅を突っつくような指摘をしたり、規格の解釈に思い込みがあるとか、頑固で柔軟な対応ができないなど・・・。その場合は、審査機関に他の審査員に代えるように依頼する。

登録審査を担当した審査員がその後の2年間継続して審査に当たるので、悪い審査員と気付かずに承諾すると、その後の審査のたびごとに顧客が困惑することになり、気の毒である。

通常は、一度忌避すると、二度目は取り立てて問題のある審査員が紹介されることは殆ど無い。ところが、一度忌避し、二度目に紹介された審査員が、過去に私の目の前で好ましくない審査をした審査員であった。

3年前のある審査で、顧客の仕組をあらかじめ十分理解することもせずに審査に望み、審査最終日の17時になっても審査が終了せず、ようやく19時になった「仕組の特徴を理解してませんでした」と白状した。また、審査の中で、顧客の緊急事態の手順書が不十分という理由から、「これから私が言うとおりの手順書にしてください」などと改善方法を押し付けていた。

審査に先立つ自己紹介で超一流大学出身であり某大手家電メーカーで新製品開発に係わったことを自慢げに紹介し、過去の栄光をfu吹聴していたが、審査そのものは三流だった。その審査員が二度目の候補として紹介され、当然お断りした。

二度の忌避で顧客の審査日が更に遅れることになるが、しようが無い。良い審査員の審査を受け、ISOを経営に生かしてほしいから。

今日は自動車リサイクル企業の審査後、太田に移動し、明日はコンサル顧客における内部監査に従事する。明日は、関東地方でも大雨かも。

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