ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

他山の石

2007年11月25日 | 温暖化/環境問題
鉄リサイクル業のお客様に以下の案内を出しています。

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お客様 各位

既にご存知のように去る15日に、ギロチンシャーに挟まれ2人が死亡する事故が発生しました。例えば、毎日新聞は以下のように報じています。

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<工場事故>鉄くず裁断機の歯に挟まれ2人死亡 茨城・筑西
11月16日0時56分配信 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071116k0000m040164000c.html

 15日午後8時半ごろ、茨城県筑西市中上野の廃棄物処理業「クリーンテックシオガイ」つくば工場で、鉄くず裁断機の歯の交換中に同市押尾の作業員、広瀬雄之さん(21)と同市成井の作業員、鈴木信行さん(55)が歯に挟まれて死亡した。

 県警筑西署によると、裁断機は縦10センチ、横20センチ、長さ50センチの鋼鉄製の歯2枚で鉄くずを上下に挟む方式。作業員6人で機械を止めて歯を交換しようとしたら、突然上の歯が下りて広瀬さんが挟まれた。機械を動かして上の歯を上昇させ、鈴木さんが広瀬さんを救出しようとしたら、再び歯が降下し2人とも挟まれた。【岩本直紀】
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この事故を、反面教師または他山の石として、自社では決して起きないように現状を再確認してください。

皆様のEMSにおける具体的対応としては、
①環境側面抽出表において、ギロチン処理工程における環境側面として「事故で裁断機の歯に挟まれる」を新たに取り上げる。
②そして、環境影響評価表にその側面を追記し、緊急事態として影響評価する。

その結果、もしも著しいとする基準点より評価点が高い場合は緊急事態の対応手順を作成して関係者に教育してください。

或は、既に緊急事態に特定している場合は、現状の手順を見直して下さい。

是非ご検討ください。

「クリーンテックシオガイ(http://www.shiogai.com/)」は、2007年1月にISO14001を取得していますが、審査機関がどのように対応するかも関心のあるところです。

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