ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

横浜国大の研究Gは破断しても接触させると自然修復する高分子ゲルを開発

2018年05月19日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20180513-20180519

●(刊5/18表紙1) 日刊工業新聞社は平成30年度の環境賞の受賞者を決定。環境大臣賞にヤマダインンフラテクノスの鉛PCB廃棄物削減技術 (ほかに優秀賞と優良賞,国立環境研究所との共催)

●(刊5/16表紙1) 横浜国立大学の研究グループは破断しても接触させると自然修復する高分子ゲルを開発,水素結合,ウエアラブル端末に耐久性 http://www.ripo.ynu.ac.jp/topics/YNUResearch/YNUResearch002_20170216.pdf

●(刊5/16機械9) 長野県岡谷の平出精密は水だけで機械加工部品などを洗浄できるバッジ式自動温水洗浄装置を発売,3段階,水は循環使用 (インライン型はすでに発売し好評)

●(環5/16土壌環境7) ランドソリューションは東京海上日動火災保険と共同で土壌汚染対策費用のコストキャップ保証サービスにバックアップ枠組み

●(刊5/15機械7) 川重冷熱工業と川崎重工業は水素専焼乾留ボイラーNOX発生量を40ppm程度に抑制を実現,追加機器なしで,副生水素活用へ

●(刊5/14科学技術23) 名古屋大学や三菱重工業などの研究グループは高速切削と工具の長寿命化を両立するセラミック・ロータリー切削技術を開発 (低熱伝導率超硬合金を高速切削する,常識の変更)

◎(刊5/17表紙1) 東芝エネルギーシステムズは純水素の大型燃料電池を19年度に製品化,現在の100kWから10倍の1000kW級でグリッドパリティ可能

◎(刊5/17機械8) 群馬県前橋の関東精機はフロン類を充填した自社製品の型式や冷媒の種類,簡易点検方法などを自社ウェブサイトで運用開始 (フロン排出抑制法対応) http://www.kantoseiki.co.jp/oilmatic_co2/

◎(刊5/15総合2) トヨタ自動車や慶応義塾大学,東京大学などの研究グループはガソリンエンジンで熱効率47%を実現,一般には40% (理論的には60%,排ガスの関係でモーター程には変換効率は良くならない)

◎(刊5/15機械8) DMG森精機は切削液に混ざった切りくずを高効率に回収するシステムを開発,攪拌・遠心分離・フィルタリングで99%と4倍 (同様の回収技術で高効率)

日経は「持続可能な魚」の食が拡がると

2018年05月19日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20180513-20180519

●(経5/18社会36) 千葉大学の研究グループは陸上での二酸化炭素の吸収量が1900年代以降で2001年以降が最大になった,植生の回復が影響と証明 (森林管理の重要性を認識しました)

●(経5/17企業15) デンマークのアーステッドは洋上風力で好業績,独RWEは火力発電で業績悪化,欧州では補助金なしで洋上風力が石炭を凌駕

●(環5/16表紙1) 環境省は第4次循環型社会形成推進基本計画案を公表,2025年度に資源生産性を2000年の2倍の49万円/tなどの目標,意見公募 (資源生産性=国内総生産/天然資源等投入量)

●(環5/16環境経営3) 環境省は6年ぶりに環境報告ガイドラインを改訂,18年度版案をまとめた,国際的動向との整合性求めコンパクト化,健全性など  
https://www.env.go.jp/press/105454.html

●(経5/14企業5) 東京商工リサーチは国内外の企業の法令順守リスクの算出サービスを開始,制裁リストやメディア情報を元に100段階格付け

●(経5/13総合7) 日本経済新聞は「持続可能な魚」の食が拡がると,海洋管理協議会(MSC)の認証を得た魚をイオンが拡販,パナが社食でと (パナ;パナソニック)

◎(経5/18社会36) 環境省は日本最大のサンゴ礁,沖縄の石西礁湖と周辺で石化現象続き,良好状態はわずか1%との調査結果,地球温暖化が原因

◎(経5/17表紙1) 経済産業省は新たなエネルギー基本計画の素案をまとめた,原子力と再生可能エネルギーの原現比率を維持,中長期課題見送り (課題先送りとは驚きです)

◎(経5/15経済教室29) シカゴ大学の伊藤公一朗助教授はエネルギー基本計画の論点で政府側の情報の非対称性から市場機能を活かす政策をと主張

◎(経5/14特集16) 日本経済新聞社は第23回日経アジア賞も経済部門に中国のOGO公衆環境研究センター代表の馬軍氏に授賞,環境対策を可視化