ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

丸の内ライトアップ2010

2010年12月24日 | お楽しみ
先日、ISO14001の判定会が終わり、簡単な飲み会の後、酔いざましを兼ねて寄り道し、お堀端と丸の内のライトアップと見てきました。

写真は、嘗て「ミレナリオ」を開催していた通りにおける今年のライトアップです。有楽町側から丸ビル方面を撮っています。右手向い角の店は「エルメス」です。そこにピントを合わせたつもりですが、何しろ私の携帯の機能ではピントがうまく合わなかったようです。

ところで、今年は審査で訪問した企業がおよそ40社。その殆どが、認証取得して既に6年から9年たっています。これくらい長い期間にわたって環境マネジメントシステムを運用してきた組織では、環境目標と経営目標の重なり具合が大きい。

ので、社長インタビューにしろ管理責任者の審査にしろ、もはや中身は経営診断的、経営相談的な様相を帯びてきます。審査員がISO規格の要求事項やその意図を十分理解しているだけでは不十分です。自分なりに確りした価値観や、世界観を持っていないと経営者と同じ目線の高さで質問したり、所見を述べることは難しい。

更には、如何に多くの経験と知識の「引き出し」を持ち、その中に如何に有用な情報を多数持っているかにかかっている。先日のTV番組で日本ハム入団が決まった斎藤祐樹君のインタビューで「大学の4年間は常にフォーム改造の連続であり、その間に多くの引き出しを持てたことが財産」と言っていた。

審査員も世代交代の時代になっている。かつて仕組み作りの経験を持ち審査員に転身した例がほとんどだったが、今は勉強主体で審査員になった人たちが増えつつある。第2世代の審査員がいかにして多くに経験を積み、役立つ「引き出し」を多く持てるかが、今後のISOの盛衰のカギのように思える。