ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

廃車:ISO認証取得済の自動車解体業者に依頼

2008年03月25日 | 出来事
今朝、車を解体業者に届け、手放しました。車を所有することは最早無いでしょう。
健康管理の視点を含め自家用車への依存度がもともと低かったこと、長男・長女が独立しているため利用者は私一人だけであること、浦和駅近くに昨年引っ越したことなどの理由でますます車を利用する機会が減り、維持費用に対する利便性効果がまったく見合わなくなりました。

月に平均して2万円~3万円かかっていた維持費分を貯めて海外に旅するなり、美味しい物を賞味するほうに回す喜びのほうが、多少の不便さがあっても、まだ余りあるとの結論です。

当初の予定では、今まで整備で世話になっていたトヨペット埼玉の某営業所に届けて廃車して貰うつもりでした。予め廃車手続きに必要な書類を貰い、住民票や印鑑証明など区役所で入手しておき、今朝届けに行きました。

実はこれまでに数社の自動車解体屋さんのISO14001を審査しています。エンジンオイルの漏洩による水質・土壌汚染、様々な産業廃棄物の排出、解体作業に伴う周辺への騒音・振動そして事故など環境リスクの高い仕事です。

そこで、起用する自動車解体屋がISO1400の認証を取得しているかを尋ねたら、相手に電話で確認して答えは「いいえ」でした。しかも、トヨペット埼玉のその営業所自体もまだ取得していないとのこと。営業所毎に順番に取得しているがまだ順番が来ていないとのこと。思わず溜息し、ISO認証を取得している解体屋さんに依頼したいので、と理由を説明して依頼を中止しました。

車で更に30分ほど離れた場所にあるISO認証取得済み解体屋さんまで出掛けて行き手続きしました。トヨペット埼玉経由の場合は車の抹消手続きに一万五千円と何がしかのフロン処理費が必要とのことでした。ところが、自分で直接持ち込んだら、2,400円返ってきました。鉄の単価が高騰しているので、抹消手続き料、フロン処理費用を差し引いても2400円帰ってきたのです。

マージャンで18,000点ほど振り込むはずのところが、2400点で上がったときの差があります。安心出来る解体屋に任せ、しかも手元に何がしか残ったのですから、打った手の正しさに大満足です。また、自賠責保険も一年ほど期間が残っているのでその分も戻って来るそうです。
皆様も起用している整備工場がきちんと環境配慮をしているかを確認することをお勧めします。