シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ヴェロニカゲリン

2005-05-11 | シネマ あ行
これもマイナーですね。去年、梅田のガーデンシネマでやってました。
ケイトブランシェットが出ていること+アイルランドが舞台ということで興味がありにゃおと見に行きました。

アイルランドでは英雄視されているマフィアに殺されたジャーナリスト、ヴェロニカゲリンをケイトが演じています。ヴェロニカはアイルランドの麻薬組織を壊滅させようと独りで取材を進めます。その結果マフィアからうとましく思われ最終的には彼らの手によって殺されてしまいます。(実話だそうです)

このヴェロニカを演じているケイトがすごく素敵。ヴェロニカがすごく人間味溢れる素敵な女性だったんだろうなと思わせてくれます。妻として、母として、娘として見せる柔らかな表情とジャーナリストとして見せる凛とした表情をケイトがうまく表現していたと思います。そして、そのどちらもで見せる芯の強さも。

社会派の作品だけあって暴力シーンもかなりリアルで思わず目を伏せたくなります。怖い顔のマフィアのおやじがケイトのような美しい女性を"f-ck"よりも卑猥な言葉(ここに書きたくありません)を吐きながら殴りつけるシーンは本当に見るに耐えません。でも、これが本当にヴェロニカが通った道なのかと思うと本当に彼女の勇気に圧倒されてしまいます。

かなり緊張感の漂う作品なのですが、ヴェロニカがアイルランドの超人気バンドU2の“Everlasting Love”(ワタクシの大好きな曲)に乗って旦那さんと息子と一緒に踊るシーンは少しホッとする&彼女の家族に見せる顔を表現するいいシーンですね。その家族との姿を見ているだけに彼女が暴力を受けたり、殺害されることが余計痛々しい。

信念を貫き殉職した方にこんなことを言うのは不謹慎だとは思うのですが、最後に写る実際のヴェロニカもケイトに勝るとも劣らない美人で、なんだか余計につらさが増しました。

ケイトの他にメジャーな人も出てないし、万人が見たいタイプの映画ではないのでメジャー館で公開されず、たくさんの人に見てもらってないのが残念なくらいの映画です。ぜひレンタルしてみてください。


ベイビートーク

2005-05-10 | シネマ は行
ワタクシは「サタデーナイトフィーバー」や「スティング」の世代ではないので、映画を見始めたころにはすでにジョントラヴォルタは過去の人だった。そして、1989年にこの作品を見て彼のファンになった。ジョンの低迷期真っ只中であった。ワタクシはこの作品に出会ったおかげで1994年に「パルプフィクション」でジョントラ復活となったとき、「ずっと前からファンやったもんねー」と自慢の種にできたのだった。(そのネタは今現在も使わせてもらっている)

このお話。赤ちゃんがしゃべれたらどんなふうか、赤ちゃんの心の声をワタクシたちに聞かせてくれるのだけどその声をブルースウィリスがやっていて、いろいろと笑わせてくれるのだ。

赤ちゃんに対して面白い顔をして笑わせようとしてるおばあちゃんに「イカれてる」とか、赤ちゃんぽい服を着せようとするママに「動物柄の服なんてダサい」とかマセたことを言っているのだ。

中でも興味深いのはパパの定義。公園で他のお友達と会話している(赤ちゃん同士の会話)パパのいないマイキー。「パパって何?」というマイキーの質問に他の赤ちゃんが「ママと一緒にいる男の人のことよ」と答えます。悲しいかな、子どもたちにとってパパの定義とはこんなもんかもしれません。

このマイキー君を可愛がるベビーシッターのジョントラが非常に優しい顔をしていて、「この人、ホントに子どもが好きなんだろうな」というのがよく伝わってきます。ワタクシはその優しい顔にファンになったわけです。映画の中では、その優しい心がマイキーのママにも伝わって…となるわけですねー。

今のカップクのいい(良すぎ?)のジョントラとは違った少し若い彼が見れますので、一度観てみてくださいな。そして、気に入ったら2、3も。質は落ちますが同じようにほのぼの&ドタバタ笑わせてくれます。


Shall We ダンス?

2005-05-09 | シネマ さ行
5月1日に予告通り金曜日にTVでやってたオリジナル版をします。

もう10年も経ってるんですよね、コレ。すでに女性のメイクなんかがダサく見えてびっくりしました。あと、ちょっと忘れてたんですけど、草刈民代の演技たまりませんねー。女優さんってわけじゃないんですよね。だから仕方ないけど、あの棒読みはねー。もうちょっと演技もできて踊りもできる人いなかったのかな?ハリウッド版であの役をジェイローが演ると聞いて「えーっ、草刈民代はもっと清楚やのにぃ」って思ったけど、そんなにジェイローを悪く言うこともないかなと思わされる演技だった…

でも、別にワタクシこの作品をけなしたいわけではないんです。ハリウッド版「シャルウィダンス?」がいい作品になったのはすべてこのオリジナル版の出来が非常に良いからだと思います。

それぞれのキャラクターが非常にうまく描かれてるし、演出もちょっとまわりくどいけど丁寧な感じがします。ハリウッド版でほとんど同じだった渡辺えり子の大胆キャラや草村礼子(たま子先生)のかわいいキャラもこちらの二人がうまく演じてるからこそハリウッド版でも素晴らしかったんじゃないかと。

役所広司がダンスをやめようとするところは「アンタ、そんなに卑屈にならんでもええがな」って思うけど、最後はちゃんとすべてうまくいくようにできてるし、良かった良かったって思えるしね。

結構前に見て忘れてしまってたんですけど、「Shall We ダンス?」の「ダンス」だけがカタカナになってるのにもちゃんと理由があったんですよねー。これはハリウッド版ではできない仕掛け。ふむふむ、納得

日本のサラリーマン的哀愁っていうのがこちらにはあって、それがまた好きな人にはたまらない味になっているのではないでしょうか?10年前のせいもあって野暮ったさは拭えないけど、やっぱりリメイクするだけの価値のある作品だと思いました。 

オマケ
芸能人社交ダンス部もブラックプールに行くんですよね。頑張ってほしい!

ハイドアンドシーク~暗闇のかくれんぼ

2005-05-08 | シネマ は行
何が怖いってダコタファニングちゃんの顔ですからーーーっ。残念っ!(って嫌いな波田陽区のマネまでしてしまいそうです。)いやほんとにね、彼女の怖がる顔が一番怖い

ワタクシ実は怖い映画は苦手なのですが、この映画のタダ券をいただいたのでにゃおと行って来ました。怖い映画は苦手でもタダ券をもらっちゃったら映画オタクとしては行かないわけにはいきません。まータダだったのであんまり文句も言えませんが…

ダコタちゃん以外としてはたいして怖いもんではありませんでした。みんなして一生懸命怖く見せよう怖く見せようと頑張ってるのは分かるんですけど…

ワタクシの大好きなロバートデニーロが出ているし、そんなありきたりなもんじゃないやろうと思ってたけど、やっぱりネットのレビューとかで見るとおりたいしたことはなかったなー。

最近のジョニーデップの作品にもあったようなオチですよねー、このオチ、もうそろそろやめにしませんか?1960年のあの作品の時はセンセーショナルやったかもしれんけど、もう今はねぇ。もう、思い切って向こう10年禁止にするとかどうでしょう?

あとは、ダコタちゃんがきちんと大人の女優に成長するのを見守るのみ。でも、難しいかな、だって安達裕美顔やもんなーーー。

ファストフードファストウーマン

2005-05-07 | シネマ は行
舞台はNY。35歳独身のダイナーで働く女性ベラ(アンナトムソン)が主役。舞台監督と長年不倫中。いわゆる「負け犬」(この言葉はワタクシは嫌いですが)という種類に入る女性でしょうか。

舞台がNYというだけでなんだかお洒落な感じがします。でも、このベラという女性、綺麗なのになんとなくどこか冴えない感じがするんです。なんかちょっとヘン。それは、彼女の心の優しさというかクールなニューヨーカーじゃない暖かさのせいなのかもしれません。この女性、本当はバリバリの株のブローカーだったのですが、すぐにそれを辞め小さなダイナーで時給800円のウェイトレスをしているのです。そのほうが欠陥だらけの客が来てホッとするからって。それってなんか現実的じゃないけど、ワタクシはすごく分かる気がするなー。別にワタクシは有能なブローカーになれる才能があるわけじゃないけど、共感、共感。

物語の最後はファンタジーだけど、ベラの心の優しさがそれを引き寄せたと思うと納得できます。

そして、ベラの周りにも愛すべき欠陥だらけの人間たちがいっぱい。でも、みんなそれぞれにどうしようもない自分自身を愛し、周りの人を愛しながら生きている。(文句ばっかり言いながらね)人生の“おかしみ”っていうんでしょうか? 

とても映画的な作品で玄人好みする系と言いますか、映画を見慣れてない人にはとっつきにくいかもしれないですが退屈する作りではないですし、素敵な大人のファンタジーですので休みの日の午後まったりとした気分でどうぞ。

ダイナーの客の一人が言う台詞が素敵です。「人生は楽じゃない。でも、退屈しないね」

バウンド

2005-05-06 | シネマ は行
この映画、何年も前にうちの父ちゃんに薦められて見た。
内容を見てビックリだ。普通のオヤジなら自分の子供に薦めるような内容の映画ではない。
ま、アクション映画なのだけど、主役の二人がゲイだし、結構ハードにその二人のラブシーンなんかも入っている。
ワタクシは「さっすが、うちの父ちゃん」と思った。うちの父ちゃんは映画好きだ。その影響でワタクシも映画好きになったワケだけど、純粋に映画好きじゃなきゃやっぱり子供に薦めないよな、この映画。

ヤクザ(男)の愛人(女)と恋に落ちたチンピラ(女)が愛人と共謀してそのヤクザの金を取って逃げる。めちゃくちゃありがちな話だけど、そのチンピラが女だからひねりが効いているように見える(だけ?なのか?でも、ワタクシは好き。

でも、そのチンピラジーナガーションとヤクザの愛人ジェニファーティリーがサイコーにかっこいい

ジーナはまさに姉御。立ち振る舞いや、ピアスを使って鍵を開けるとこが超~カッコイ~イ。

ジェニファーのほうは、ジーナを誘惑したもののいいところで邪魔が入ってしまい、こっそり帰ろうとするジーナに謝りに来るとき。ジーナが「してしまったことを謝られるのは嫌い」と言うと、
「したことを謝りに来たんじゃないわ。できなかったことを謝りに来たのよ」とまたもや、誘惑しちゃいます。

とまぁ、単純なストーリーも主人公たちのカッコよさでカバー
とはまるで、この映画の監督アンディ&ラリーウォシャウスキー兄弟の出世作となった「マトリックス」のようですな。

恋人たちの予感

2005-05-05 | シネマ か行
1989年かーー、どえらい昔ですねー。この作品は随分長い間ワタクシの好きな映画No.1に君臨しておりました。今でも特にこの作品が1位から転落したというわけではなく単にたくさんの映画を見てNo.1を決められなくなったというだけなんです。

今見ると古くてダサい感じがするかもしれないですが、当時はかなりお洒落な感じがしたのです。今でもね、映像的にはダサいけど、台詞なんかはお洒落なんじゃないでしょうか?

メグライアンビリークリスタルの掛け合いが非常にテンポがよくてうまいし、映画研究なんかでは必ず題材として取り上げられるほど演出がうまいとされている作品です。

ネタバレ気味ですが、映画史に残ると言っても過言ではないシーンが、メグライアンとビリークリスタルがダイナーで「女性がオーガズムのふりをしたら男は見破れるか」と議論になってそれをメグライアンは「男は絶対に見破れない」とその場でオーガズムのふりをしてみせる所です。周りの客の注目も気にせずにビリーはタジタジ…それを見ていた一人のおばさんが「彼女と同じ物を」とオーダーするオチが笑えます。(裏話ですが、そのおばさんは監督ロブライナーのお母さんだったとか

好きな台詞はたくさんあるんですが、最後にビリークリスタルがメグライアンを口説く時の
「一日の最後におしゃべりしたいのは君だ。残りの人生を誰かと過ごしたいと思ったら、早く始めるほうがいいだろう?」
という決め台詞がワタクシは好きです。


スコルピオンの恋まじない

2005-05-04 | シネマ さ行
懲りないねーー、このおっちゃんウディアレン。この人、「アニーホール」(1977年)のころでも十分に気持ち悪かったのに、30年経った今でもまったく同じようなチビでダサいくせに美女にモテる役をやっちゃうんですからねー。ほんと、あきれます。

「セレブリティ」(1998年)でケネスブラナー(→4月3日)に自分の分身のような役をやらせた時には「このおっさんもやっと自分の年を自覚したか」とやっぱ賢いなと思ったのに…はぁ…そう思ったのもつかの間、、、またまたチビでダサいくせに美女にモテる役をやっちゃってるんですよねー。

またその美女ってのがいつも複数いるわけですが、今回はヘレンハントシャーリーズセロンですよっ!!!1000歩譲ってヘレンハントは我慢するとしてシャーリーズですよ、シャーリーズっ!しかも、キスシーンまで入れやがって。
ふざけんなっつーの、ホント。

ふー、ま、ウディアレンには目をつぶるとすると、このお話は非常に面白いです。舞台は1940年のアメリカで全体的にレトロな感じが良く出ています。天敵同士のウディとヘレンの二人がスコルピオンの催眠術にかけられて宝石泥棒騒動を起こすという漫画のような展開ですが、テンポもよくウディアレンらしいセリフまわしに退屈することはありませんでした。

くやしいけど、やっぱりウディアレンって面白いわぁ。く~ホントくやし


天国の口、終わりの楽園。

2005-05-03 | シネマ た行
この映画、付き合い始めたばかりの恋人とは見ないで下さい。
うえーーーっとアセる羽目になります。かなりHです。

青春真っ只中の男の子二人(ガエルガルシアベルナルディエゴルナ)が年上の魅力的な女性(マリベルヴェルドゥ)と旅に出るロードムービーです。

この男の子たちは彼女がいるにもかかわらず、この女性を取り合ったりしちゃうワケです。そして、この女性、大人だからこんな子たち相手にしないと思ってたら大間違い。すっかり相手になってなんかすごいことになっちゃいます…

ま、この女性がこんなことをしたのにはワケがあって…となるのでそれには納得できるんですけど…この男の子たちの友情は…んーーーー、あんなことになっちゃったらなー、キャーーー、やっぱりその後疎遠になるよな、普通。

っと、何が起こってそうなるのかはちょっと言えませんが…この「(元)ドリカム構成」を考えていただければ容易に想像はつくでしょう

そりゃ、こういう映画作った人(アルフォンソキュアロン)がハリーポッター3を撮るって聞けば、「マジで?大丈夫?」って思うよなー。ま、それは取り越し苦労に終わって良かったんだけど。

とにかく、気まずくならない相手と見てくださいね。


エブリバディフェイマス

2005-05-02 | シネマ あ行
みなさんはフラマン語なるものをご存知だろうか?ワタクシはこの映画を見るまで知りませんでした。ワタクシは小さい頃から色んな国の映画を見続けてきたせいか、色んな言語を聞いてそれが何語なのかほぼ的確に当てることができます。

でも、何の予備知識もなくこの映画を見始めたとき「んーーーっ???これは何語???なんかゲルマン系の言語っぽいけど、通貨の単位は“フラン”って言ってるし、これはいったいどこの国の話やーーー???」と思いました。そのうち、セリフに「フラマン語」っていうのが出てきて、「ほぉーーーっ、フラマン語っちゅうんかぁ」どこの国やろ?。。。という疑問は解消されないまま映画は終わってしまいました。

全体的にはヨーロッパの田舎(この国自体が田舎っぽい)って感じで失礼ながら全体的になんか洗練されてなーい感じです。そしてそのヨーロッパの小国(←知りもしないうちから決め付け)の有名になりたい願望の小市民とその娘を有名にしてやりたい親バカおやじの話。

ちょっとネタバレ気味になりますが、多分これからこの映画を見ようと思っている人は非常に非常に少ないと思うので、お話しちゃいます。

娘を有名にしたいお父ちゃん、有名歌手を誘拐してそのプロデューサーに自分の鼻歌で作曲した曲をフルバンドで作らせ、娘をデビューさせろと要求します。その要求は呑まれたものの、肝心の人質は相棒と駆け落ち。

このあたりはまさに“ドジで人のいい誘拐犯”もの。

でもまぁね、こういう田舎ものはハッピーエンドと決まっています。娘は無事デビュー、父ちゃん作曲の曲はバカ売れ。人質は幸せになり父ちゃんは不起訴にってね。

そして、そのフラマン語調べて見ると、ベルギーのある地方で話されているオランダ語系の方言で言語学的には一言語としては扱われていないらしい。600万人弱が話す方言で、600万人弱というと千葉県の人口より少ないみたいですね。

こういう話す人が少ない言語で映画を作るということは、その言語を残していく上でとても大事なことだと思う。この映画の中でも父ちゃんがフラマン語で歌詞を付けることにこだわる。ヨーロッパの小国は自国の文化を残そうと頑張っている。そういう作品がワタクシは好きです。

今回は映画というよりもフラマン語の紹介でした。 

シャルウィダンス?

2005-05-01 | シネマ さ行
実はこの映画、別に見に行くつもりだったわけじゃないんです。でもね、あの前売り券に付いていた特典見ましたか?ギア様がダンスのポーズでゆっくり上下するボールペンですよ!あのディズニーランドとかのお土産ものでキャラクターがボールペンの柄のところに入ったオイルだかなんだかのなかでフワーッて上下するヤツありますよね。あれです。映画館の予告編でその特典の宣伝があったときみんなの笑い(失笑?)を誘っていました。
そう、そのボールペン欲しさにワタクシとにゃおは前売り券を買ってしまったのでした。(宣伝部さん大勝利~

というわけで、見に行ってきました。日本版はビデオかテレビで見て面白かったなぁー、でもま大絶賛ほどではないかなと思っていました。ハリウッドで映画化の話になった時、役所宏司をリチャードギア→ふんふん、ピッタリん。草刈民代をジェニファーロペス→っえ~、ぜーーーんぜん違うじゃーん。あのそこはかとない魅力がジェイローにだせるわけないじゃーーーん!と不満たらたらだったワケなんですが、見るときにはもう日本版を比べてどうとかはやめようと決めて見ることにしました。

うん、ワタクシはいいと思いました。これも同じく大絶賛ってワケではないけれど、冴えないサラリーマンの覚醒ものとしては王道を行く、ちょっとほろり、そして爽やかっていうのが踏襲されていましたね。

息子とクラブに行くシーンなんかはちょっと演出の無理やりさを感じたけど、妻役のスーザンサランドンとの関係や探偵のリチャードジェンキンスもカワイイおじさんで洒落てたし、脇役は全員が全員ともいい味だしてました。

ほろりシーンは何ヶ所かありますが、
「人はなぜ結婚するのか?」という探偵さんの問いに「その人の人生の証人になるため」とスーザンサランドンが答えるところがワタクシは好きでした。