シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

Shall We ダンス?

2005-05-09 | シネマ さ行
5月1日に予告通り金曜日にTVでやってたオリジナル版をします。

もう10年も経ってるんですよね、コレ。すでに女性のメイクなんかがダサく見えてびっくりしました。あと、ちょっと忘れてたんですけど、草刈民代の演技たまりませんねー。女優さんってわけじゃないんですよね。だから仕方ないけど、あの棒読みはねー。もうちょっと演技もできて踊りもできる人いなかったのかな?ハリウッド版であの役をジェイローが演ると聞いて「えーっ、草刈民代はもっと清楚やのにぃ」って思ったけど、そんなにジェイローを悪く言うこともないかなと思わされる演技だった…

でも、別にワタクシこの作品をけなしたいわけではないんです。ハリウッド版「シャルウィダンス?」がいい作品になったのはすべてこのオリジナル版の出来が非常に良いからだと思います。

それぞれのキャラクターが非常にうまく描かれてるし、演出もちょっとまわりくどいけど丁寧な感じがします。ハリウッド版でほとんど同じだった渡辺えり子の大胆キャラや草村礼子(たま子先生)のかわいいキャラもこちらの二人がうまく演じてるからこそハリウッド版でも素晴らしかったんじゃないかと。

役所広司がダンスをやめようとするところは「アンタ、そんなに卑屈にならんでもええがな」って思うけど、最後はちゃんとすべてうまくいくようにできてるし、良かった良かったって思えるしね。

結構前に見て忘れてしまってたんですけど、「Shall We ダンス?」の「ダンス」だけがカタカナになってるのにもちゃんと理由があったんですよねー。これはハリウッド版ではできない仕掛け。ふむふむ、納得

日本のサラリーマン的哀愁っていうのがこちらにはあって、それがまた好きな人にはたまらない味になっているのではないでしょうか?10年前のせいもあって野暮ったさは拭えないけど、やっぱりリメイクするだけの価値のある作品だと思いました。 

オマケ
芸能人社交ダンス部もブラックプールに行くんですよね。頑張ってほしい!