シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ロミオとジュリエット

2005-05-16 | シネマ ら行
言わずと知れたロミオとジュリエット。ほとんどの人が物語の大筋は知っているお話ですよね。この作品も脚本にはほぼ忠実に進んでいきます。だから、何も目新しいことはないんだけど。

でもこれ、時代は現代なんですよね。なのに台詞はシェイクスピアが書いた通りに喋ってるんです。いくら英語が分からない人でも彼らの台詞まわしがなんだか変ってことくらいは分かるのでは?

現代な上に舞台がイタリアではなく南米。それゆえか色彩が非常に豊か。仮装パーティがあったりなんかもしてかなり目に楽しい作品です。このときのクレアデインズの天使のコスチュームが非常にかわいい。クレアってそんなに美人じゃないけど、この時はかわいく見えましたね。

お話はほぼ原作に忠実と書きましたが、決定的に違うところがひとつ。ロミオ(レオナルドディカプリオ)が死ぬとき、仮死状態のジュリエット(クレア)が目覚めロミオはジュリエットが死んでいないことが分かっちゃうんです!これぞ悲劇
シェイクスピアよりもさらに悲劇を監督のバズラーマンは作っちゃいました。

今更、「ロミオとジュリエット」のストーリーなんか見てもなーという人も衣装や景色やカメラワークなんかを楽しめると思いますし、オリジナルのストーリーを知らなくて今更人に聞けないという人にはまさにピタッリかもしれません。