シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

クラウドアトラス

2016-01-26 | シネマ か行

6つの時代と場所を超えて語られる壮大な物語。同じキャストたちがそれぞれその6つの時代と場所で別々のキャラクターを演じ、カルマとか輪廻転生を感じさせるお話になっている。

この6つのお話がかなり短いスパンで切り替わるので見ているほうはかなり忙しい。それぞれのお話がどう繋がっているのか、はたまたもしかして繋がっていないのか???と途中から疑念を持ちつつ見ていました。

同じキャストが演じているそれぞれのキャラクターは輪廻転生の結果ということなのかなーと思いながらも、そのキャラがすべて前世の運命と繋がっているというわけではなかったり。それぞれの物語もちょっとリンクはしているようだけど、これも最後にパズルのピースがすべてはまって、お~そういうことか~ってなるのかなーと思っていたのですが、そこまではっきりすっきりするわけではありませんでした。壮大なネタふりがあってオチがあるのかと期待していたので、そこんとこは「ん?」と思いましたが、見ている最中はキャストの変貌ぶりも含めて楽しんで見ることができました。

キャストの変貌ぶりについてはエンドクレジットできちんと種明かしが用意されていました。そこに製作者たちの遊び心が感じることができました。かなり目を凝らして見ていたつもりだったんだけど、全然分からなかったキャラクターもありました。ベンウィショーの女装なんて普通に美しくて全然分からないし、ハルベリーもちょこっとだけのキャラだと気付かなかったのもありました。ヒューゴウィーヴィングの女装には無理があったけど、キャラ的に無骨なタイプの女性だったから合っていたかも。ジムスタージェスが韓国人のキャラクターを演じていて、特殊メイクですごく釣り目にしてあったので、ちょっと大丈夫?どっかの団体から怒られない?と心配になったり。実際アジア系の特徴を出しているだけだから仕方ないと思うんですけどね。

見逃したキャラを発見するためにもう一回見たい気もしますね~。映画の本筋とは関係なく。もう一度見れば本筋のほうの「ん?」というところも解消されるのかなぁ?でも長いしもう一度見るのはちょっとしんどいかなぁ。一度目は楽しんで見ることはできましたが。

場面の切り替わりが早く、ごちゃごちゃしている感じがしますので映画を見慣れていない人にはちょっとしんどいかもしれません。数人のキャストがどれだけのキャラクターを演じ分けているかを見るだけでも面白いかとは思います。



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