ビリーマイケルダグラス、パディロバートデニーロ、アーチーモーガンフリーマン、サムケヴィンクラインの4人は幼馴染。ビリーがこのたび若い恋人と結婚することになり、ラスベガスでバチェラーパーティをすることに。
50年以上友人関係の4人だが、パディだけはなぜか終始しかめっ面。ベガスにもほとんどアーチーとサムがだまし討ちで連れてきたようなものだった。なぜパディだけこんなに浮かない顔をしているのかというと、どうやら彼らの幼馴染でパディと結婚した女性が亡くなったときビリーは葬式に来なかったというのだ。そんな確執がありつつも、アーチーがカジノで大儲けしてからホテルでも高待遇を受け3人でビリーのバチェラーパーティを盛り上げようとし始める。そこへホテルのシンガー・ダイアナメアリースティーンバージェンが加わってまたビリーとパディの間にひと悶着ありそうな予感。
こういう往年のスターが集まって、というパターンの作品が増えてきたような気がします。そして、そのスターたちの顔ぶれを見て、お。豪華だな。と思えるワタクシの映画ファン歴も長くなってきたなぁと感じます。
こういうのはスターたちもちょっとお祭り・お遊び感覚で出演している部分があるでしょうから、ストーリーは単純明快なのが多いかな。これもだいたい予想のつくストーリーですが、なかなかに笑えるシーンやほろりとくるシーンが用意されてあって、やはり彼らの“間”というのが絶妙だなと思わせてくれます。どれくらいアドリブだったのかが気になるところ。
中心的にはマイケルダグラスとロバートデニーロで、デニーロは大好きな役者さんですが、ワタクシとしてはケヴィンクラインも大好きで、妻一筋でハメを外したことのない真面目男が今回妻公認で浮気していいと妻からコンドームをもらったとはしゃいでいる姿が可愛らしかったです。でも結局浮気できないところも彼のキャラクターにぴったりでした。
「ハングオーバー!」シニア版といったところでしょうか。あの作品を見て思いついたのかな。シニア版だけに内容はマイルドになっていて、あのキツさが苦手な方はこちらのほうが好きかもしれません。
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