マンマミーア！

これ、試写会で見てからずーーーーっとABBAの曲が頭ん中ぐるぐるぐるぐる回ってるですよ。どうにかしてー。イヤ、楽しいからいいけど。

「マンマミーア！」がABBAの曲使ったミュージカルっていうのはきっとたくさんの人が知ってるよね。日本では劇団四季が舞台でやってるし。この劇団四季の「マンマミーア！」を一度見に行こうかと思ったことがあるんだけど、ABBAの曲が全部日本語の歌詞に変えられていると知って、あんまり行く気がなくなった。まぁ、ミュージカルで歌の歌詞っていうのは物語上とても大切だから、それを英語でやっちゃったら、意味がぜんぜん分からないからダメだもんね、だから日本語でやるのは仕方ないんだろうけど。

このところの脚本不足からかミュージカルが映画になるパターンが非常に多い。もう何度もここに書いているけど、実際にブロードウェイとかロンドンに見に行けないワタクシのような人間にしてみればとてもありがたいことだ。舞台のファンの人がどう思うかは分からないけど。

そして、この「マンマミーア！」使われている曲は全部ABBAですよ、ABBA。そりゃ、そんなの楽しいに決まってんじゃん。ワタクシは中学生くらいのころ、洋楽入門として聞いておりましたよ、ABBA。（もちろん、ABBA世代じゃないよ。）

あー、もういちいちABBAって書くの、めんどうなのでここからアバにします。

ワタクシのようにアバを聞いていた人って多いんじゃないかな？特に好きとかファンじゃないけど、まず入りやすい洋楽と言えば、アバって感じで。だから、この映画で歌われる曲は全部知ってます。もう、こんなの試写会場で黙って見てるような映画じゃないよ。舞台で観客総立ちでみんなで歌って踊っちゃうっていうのがよく分かる。きっと、ワタクシみたいに聞いてなかった人でもきっと知ってる曲がたくさんだろうしね。だって、アバだもん。いやー見ていて思ったのは、やっぱりアバって偉大だっ！ってことかな。やっぱり「ダンシングクイーン」も「マンマミーア！」も「チキチータ」も偉大だよ。だって乗らずにいられないでしょ。世代じゃなくても楽しい気分になるでしょ。

使われている曲が慣れ親しんだ曲なので、必然的に映画も面白いものにはなる。お話の筋はぜんぜんたいしたことなくっても。別にそれでいーじゃん、何にも考えないで楽しもうよ。って気分になれる。

いやーしかし、メリルストリープは歌もうまいね。「今宵、フィッツジェラルド劇場で」のときも書いたけど、本当に歌も上手でビックリしちゃう。キャスティングとしてはね、オリジナルの設定がどうなのか分かんないけど、メリルだと少し年を取りすぎているような気がしないでもない。あと10歳くらい若い女優さんでいなかったのかなーとも思う。だって、コリンファースなんて実年齢メリルより11歳若いし、実際そう見えるし。まーおばさん、はりきっちゃって楽しんじゃってるから文句言わないけど。（このへん、ちょっと若い男の子だと引いちゃうかもって気はするが…）娘役のアマンダセイフライドちゃんも歌上手だね。なんだか、ディズニー映画のお姫様役の声優さんみたいだったな。

ま、ま、あんまり深いとこ突っ込まないで、いろいろ考えないで楽しんでしまいましょ。