シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

007カジノロワイヤル

2006-11-24 | シネマ た行
ネタバレあり。

うん。まぁ、悪くないとは思います。。。

あの最初のほうでジェームズボンドダニエルクレイグが追っかけてた人ってヤマカシ?あんなの絶対ヤマカシだよな。彼の逃げっぷりかなり楽しませてもらいましたよ。ボンドの追っかけぶりもまぁまぁ良かったし。

ワタクシは007のファンではないので、別に007がダニエルクレイグになろうが、ジュードロウになろうが、ブラッドピット(あ、さすがにアメリカ人はあかんか)になろうが、「えーーーっ、イメージと違うぅぅぅ」とか嘆くことはないですね。この前までのピアーズブロスナンは彼のことが好きやから「いいんちゃう~」と思ってたけど、別にこのシリーズが飛びぬけて面白い映画だと思ったことは特にないなぁ。ところで、このピアーズブロスナンってピアースブロスナンやったか、ビアースプロスナンやったか、もうどこにテンテンをつけるのかマルをつけるのか分からなくなるのはワタクシだけでしょうか?って今回の007には何の関係もないですが、、、

話をカジノロワイヤルに戻しまして、、、今回はボンドが007になる前からなりたてのお話というわけなんですが、時代はすっかり今現在なんですね。このシリーズに時代考証なんて求めてはいませんが、わざわざMジュディデンチに「冷戦がなつかしいわ」とか「9・11後に…」とかって言わせて、なんとなぁく今現在らへんの時代なんやなぁということを匂わせています。今までのジェームズボンドと同じ人と考えていいのか、“ジェームズボンド”という名前を歌舞伎のようにスパイたちが襲名しているのか、分からなくなっちゃいますが、同一人物と考えていいのでしょう。

ボンドを誰が演じても別にいいんですが、007シリーズと言えば荒唐無稽な武器とかが出てくるイメージがあって、今回はそれがほとんどないので、もう007を見てるんだかなんだかよく分からなくなって来ました。これ、このままトムクルーズが演じて「ミッションインポッシブル4」でもいけるよ、みたいなね。

ボンドガールのエヴァグリーンは化粧してドレスアップした姿よりも、素顔のほうがずっとキレイでしたね。「キングダムオブヘブン」のときの写真も化粧が濃いので分かりにくいですが。

そして、永遠のボンドガール、われらがMを演じるジュディデンチは今回も颯爽としてカッコ良かったあの演技派が真剣な顔してボンドにムチャクチャな指令を出すんですよ、いつものように。素敵。

シリーズを通して、どうしてボンドがあんなに女ったらしで、自分の名前をどこに行っても言わずにはいられないような自己顕示欲の強い奴なのかというのが、今回ボンド自身の言葉で語られますね。「この仕事を長くやると腐ってしまう」って。

オマケあの例の音楽が聞けなかったんですけど、なんか理由があるんでしょうか?残念でした。