昨日の「やかまし村の子どもたち」の続編。これ、本当に続編です。前作は夏休みの間の子どもたちの姿が描かれ、夏休みが終わり新学期が始まるところで幕となりましたが、今回はまさにその新学期から始まり、季節が巡って行きます。
夏休みが終わった子どもたちはもうすでにクリスマスを心待ちにしています。「時間が経つのはなんて遅いんでしょう」なんて子どもならではの感覚。
クリスマスイブの朝、お風呂に入って晴れ着を着るなんて、まるでワタクシが子どもの頃過ごしたお正月のよう。そして、楽しいクリスマスのあとは大晦日の晩に新年がやってくるのを見ようと一生懸命に起きていようとする子どもたち。“新年がやって来る”なぁんて大人たちが言うもんだから、何かが空からやって来るのかと目を凝らして見ていたけれど、特別に“何か”がやって来たわけではなかった。
学校で吹雪がひどくなったとき先生はやかまし村の子達は先に帰りなさいと言った。(あ、やっぱり一番遠いんや)と言っても低学年の子どもたち6人だけで帰らせて大丈夫か?さすがに普段はやんちゃな子どもたちも泣き出しちゃった。帰り道の底意地の悪い靴屋のおじさんの家で少し休ませてもらうけど、このおじさんが怖くてまた泣いちゃう。でも、このおじさん、口も態度も悪いけどきっと悪い人じゃないんだろうなと、なんとなく思う。昔は近所にいたよね、こんなおじさんとかおばさん。
そうしているうちに雪が溶け春になる。最初の行事はエイプリルフール!やかまし村一番のガキ大将で学校でもそうらしいボッセくんが学校の時計をいじったり、廃品回収の人が石を買ってくれると友達をだましたり。またイースターには農業を手伝っている若い男女をくっつけようとしたり。
今回は季節が巡るので、それにともなってまた新たなエピソードが語られ、その細かいエピソードの中にそれぞれの子どもたちの性格や成長がより深く描かれている感じ。少しずつ成長する彼らを見ながら、「ゆっくり大人になってね」と目を細めつつ見守りたい気持ちと「あー、そのままいつまでも大人にならないで」という気持ちが入り混じる。
そして、季節が巡る分、子どもたちの衣装がかわいい、かわいい。夏休みのも可愛かったけど、やっぱり冬になって帽子をかぶったり、コートを着たり、春にはカーディガンを羽織ったりしている姿がもう可愛くて仕方ありません。
いつの時代になってもどんなに大人になってもこの作品を見れば子ども時代のふるさとに帰れるようなそんな作品です。
オマケ1この「やかまし村」2作品自体はあまり知られていないかもしれません。でも、監督は「ギルバートグレイプ」「サイダーハウスルール」などで有名なラッセハルストレム。彼がハリウッド進出前に撮った作品です。「ギルバートグレイプ」「サイダーハウスルール」の人と聞けば、この「やかまし村」がどんなに優しい雰囲気で撮られているか想像できる方も多いかもしれませんね。
オマケ2思い切り大きなお世話なんだけど、このラッセハルストレム監督の奥さんが「存在の耐えられない軽さ」や「ナインスゲート」のレナオリンと知ったときは結構驚きました。だって、彼女はセクシーな悪女の印象が強くて、ハルストレム監督と言えばすごく優し~いイメージがあったから。彼女が出演する作品と彼が作る作品の印象がほとんど正反対で。でもまたそこがなんだか素敵なご夫婦だなーと勝手に好きでおります。
夏休みが終わった子どもたちはもうすでにクリスマスを心待ちにしています。「時間が経つのはなんて遅いんでしょう」なんて子どもならではの感覚。
クリスマスイブの朝、お風呂に入って晴れ着を着るなんて、まるでワタクシが子どもの頃過ごしたお正月のよう。そして、楽しいクリスマスのあとは大晦日の晩に新年がやってくるのを見ようと一生懸命に起きていようとする子どもたち。“新年がやって来る”なぁんて大人たちが言うもんだから、何かが空からやって来るのかと目を凝らして見ていたけれど、特別に“何か”がやって来たわけではなかった。
学校で吹雪がひどくなったとき先生はやかまし村の子達は先に帰りなさいと言った。(あ、やっぱり一番遠いんや)と言っても低学年の子どもたち6人だけで帰らせて大丈夫か?さすがに普段はやんちゃな子どもたちも泣き出しちゃった。帰り道の底意地の悪い靴屋のおじさんの家で少し休ませてもらうけど、このおじさんが怖くてまた泣いちゃう。でも、このおじさん、口も態度も悪いけどきっと悪い人じゃないんだろうなと、なんとなく思う。昔は近所にいたよね、こんなおじさんとかおばさん。
そうしているうちに雪が溶け春になる。最初の行事はエイプリルフール!やかまし村一番のガキ大将で学校でもそうらしいボッセくんが学校の時計をいじったり、廃品回収の人が石を買ってくれると友達をだましたり。またイースターには農業を手伝っている若い男女をくっつけようとしたり。
今回は季節が巡るので、それにともなってまた新たなエピソードが語られ、その細かいエピソードの中にそれぞれの子どもたちの性格や成長がより深く描かれている感じ。少しずつ成長する彼らを見ながら、「ゆっくり大人になってね」と目を細めつつ見守りたい気持ちと「あー、そのままいつまでも大人にならないで」という気持ちが入り混じる。
そして、季節が巡る分、子どもたちの衣装がかわいい、かわいい。夏休みのも可愛かったけど、やっぱり冬になって帽子をかぶったり、コートを着たり、春にはカーディガンを羽織ったりしている姿がもう可愛くて仕方ありません。
いつの時代になってもどんなに大人になってもこの作品を見れば子ども時代のふるさとに帰れるようなそんな作品です。
オマケ1この「やかまし村」2作品自体はあまり知られていないかもしれません。でも、監督は「ギルバートグレイプ」「サイダーハウスルール」などで有名なラッセハルストレム。彼がハリウッド進出前に撮った作品です。「ギルバートグレイプ」「サイダーハウスルール」の人と聞けば、この「やかまし村」がどんなに優しい雰囲気で撮られているか想像できる方も多いかもしれませんね。
オマケ2思い切り大きなお世話なんだけど、このラッセハルストレム監督の奥さんが「存在の耐えられない軽さ」や「ナインスゲート」のレナオリンと知ったときは結構驚きました。だって、彼女はセクシーな悪女の印象が強くて、ハルストレム監督と言えばすごく優し~いイメージがあったから。彼女が出演する作品と彼が作る作品の印象がほとんど正反対で。でもまたそこがなんだか素敵なご夫婦だなーと勝手に好きでおります。