シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

チアーズ!

2006-04-06 | シネマ た行
チアリーダーの奮闘を描いた青春映画。
ワタクシはチアリーディングの大会とかを見るのが好きなので(あの笑顔はいただけないが)チアリーディングのシーンもかなり楽しめた。もっとあってもいいくらいだと思う。

何よりもまず驚いたのはキルステンダンストのプロポーションの良さ。「インタビューウィズザバンパイア」の時の彼女を“美少女”と表現していたマスコミには「はぁ?」と思っていたワタクシ。その後も彼女をキレイなんて思ったことなかったけど、この作品を見て彼女のプロポーションの良さに驚いた。その後も「キレイ」とは思わないけど表現力があるし、好きな女優さんのひとりになった。

転校してきた新入部員ミッシーエリザドュシュクにチアのダンスを見せるとそれが他校からのパクリだと言われる。前のキャプテンがパクってきて部員に教えていたのだ。そのネタ元の高校はLAの貧しい黒人たちが通う学校のチアで、資金がなく今まで大会に来ていなかったからバレなかったのだ。その事実を知ったチア部の新しいキャプテン、トーランス(キルステン)は新たな振り付けを振付師につけてもらうが…

この振付師、怪しすぎ…結局、他の6校にも同じ振り付けをしてそれぞれから2000ドルずつ巻き上げた詐欺師だった。その振り付けもパァ、みんなでバイトして貯めたお金もパァでまた振り出し。今度は自分たちで振り付けを考えることにする。

キルステン演じるトーランスがどこまでもチアを愛し、名門チア部のキャプテンというプレッシャーと戦いながらも前向きに頑張る姿がとっても爽やか。ライバル校のキャプテン、アイシスガブリエルユニオンも始めは所詮パクってばかりの学校とトーランスをバカにしていたようだけど、だんだん彼女のひたむきさが伝わったみたい。アイシスは常に毅然とした態度で敵でもトーランスのことを認める度量を持った子。最後にはキャプテン同士通じ合ってたもんなー。敵だけど同志という感じがすごく良かった。

この作品は青春映画の条件をすべて満たしていると言えるだろう。
主人公が挫折を味わうこと
イジワルな同級生がいること
主人公を応援する友人もいること
良きライバルもいること
主人公のボーイフレンドがヘボいこと
新しいボーイフレンド候補が現れること
随所に笑えるシーンがあること
てな感じ。
その上このお話はチアリーディングのシーンが非常にゴキゲンである。チアということで当然、音楽もゴキゲンである。

こういう絵に書いたような青春ものは好き嫌いが別れるところだが、ワタクシはすごく好きだ。こういうのを見るときは本当になぁ~んにも考えないで見れるのがいい。そして、ケタケタ笑いながらもちょっと本気でほろっとしてしまったりするところがいいのだ。

オマケエンドロールが最高に楽しいので見てください。もしかしたら、作品中一番楽しいかも