シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ワタクシと英語B面~留学編 ポーランド一人旅③

2006-04-17 | ワタクシと英語
さて、ホテル探しである。
「ホテルは現地でなんとかなるやろ~」と軽~く考えていたワタクシはいきなりガーンと頭を打つことになる。19時前くらいのポーランド。薄闇が襲ってきていて暗くなりつつあった。いったん、暗くなり始めると早いものである。ワルシャワ駅から地上に出たワタクシは「暗いよ~、恐いよ~、女がいないよ~」あ、いやいやもとい、「暗いよ~、恐いよ~」で荷物を抱えたまま夜のワルシャワをさまようことをあきらめ、一旦地下街に戻った。しかしである。「ワルシャワ駅の地下街は危険」どこかにそう書いてあった。ワタクシは急いで唯一知っていたワルシャワ駅と直接つながっているホテルへ。ホテルマリオットである。ホテルマリオットと言えば高級なホテル。でも、ここはポーランド。高いって言ってももしかしたら安いかも。な~んてあま~い希望を抱きつつフロントへ。

「部屋は空いてますか?」
「いえ、あいにく一人用のお部屋はいっぱいで。ダブルの部屋なら空いています」
(さすが、高級ホテル。英語が問題なく通じる!)それだけでも小躍りしたい気分なワタクシ。
「そこでもいいです。おいくらですか?」
「350ドルです」
「ド、ドル?アメリカドル?350アメリカドル?」
「はい。さようでございます。」

迷った。350ドルって…痛すぎる。貧乏旅行しようと思ってたのに…他のホテルを探すか…?し、しかし、外界は恐すぎる。
旅慣れている人が聞いたら笑うだろうが、なんせ、初めての一人旅である。こわかったんだよ~350ドル出すか、あの漆黒の闇(おおげさ)に放り出されるか…
背に腹は代えられん。命には代えられん。(おおげさ)
350ドル…払うことにした。あ~頼りになるVISAカード、命の恩人VISAカード
今日のところはここに泊まって明日昼間に安いホテルを探せばいい。

というわけで、一日だけホテルマリオットのキングサイズなベッドに寝た。しつこいようだけど、350ドルも払ったんだからどうせなら満喫してやろうと、入浴剤を盛大に使い、タオル類もいっぱい使ってやった。あ~つくづく貧乏性

ちょっと暇なのでホテル内のお店でも見ようと思い、ロビーへ降りるとなんかのセミナーだか、カンファレンスだかに集まっているようなお堅い感じの人たちが男性女性入り混じってたくさんいた。大きなホテルだものー、そんな用途にも使われているんだなぁなんてなんとなく思っていたが、それがなんの集まりだったかはのちのち分かる。

ちなみにワタクシはバックパッカーよろしく汚い格好でそんなホテルをうろついていたものだから、そのカンファレンスの人たちにはジロジロ見られるわ、お店の人には「こちらにお泊りですか?」と聞かれるわで恥ずかしい思いをしてしまい、早々に部屋へ引っ込んだ。