電脳筆写『 心超臨界 』

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それは聞くことを身につけること
( クリストファー・モーレー )

従軍慰安婦という嘘 《 「ETV2001 問われる戦時性暴力」――小山和伸 》

2024-08-06 | 04-歴史・文化・社会
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「法廷」を自称する集会は、弁護人無しで糾弾役の検事のみ、入場者も糾弾の主旨に賛同する人のみに限定されるなど、到底裁判の体を成す代物ではなかった。番組でNHKの司会者は、「裁判としては形式上問題があるにせよ」と断り書きを付けつつも、こうした旧日本軍の蛮行を改めて問い糺す意義を強調している。


◆「ETV2001 問われる戦時性暴力」

『これでも公共放送か NHK!』
( 小山和伸、展転社 (2014/03)、p47 )

平成13(2001)年1月30日に放映された同番組は、“バウネット・ジャパン”なる市民グループが主催した「女性国際戦犯法廷」と称する裁判形式の集会を紹介し、スタジオでこの集会に好意的な解説を付けたものである。同番組の基調は、人道に対する罪や性暴力などに対してこれを厳しく糾弾する風潮が世界中で広まっているにもかかわらず、旧日本軍によるアジア地域での性暴力は、未だに不問に付され続けているから、しっかりと問い糺されねばならないという主旨に基づくものであった。

●飽くことなき捏造

「法廷」を自称する集会は、弁護人無しで糾弾役の検事のみ、入場者も糾弾の主旨に賛同する人のみに限定されるなど、到底裁判の体を成す代物ではなかった。番組でNHKの司会者は、「裁判としては形式上問題があるにせよ」と断り書きを付けつつも、こうした旧日本軍の蛮行を改めて問い糺す意義を強調している。

このように、事実検証に目をつぶって「従軍慰安婦強制連行」や「日本軍による性奴隷制度」といった、明らかに史実に反する事実ではない事柄を、あったという前提で構成する番組は、明らかに放送法第四条の三「報道は事実をまげないですること」に違反している。もしNHKが、「性奴隷があったとする団体の集会という、事実を放映しただけだ」と抗弁したとしても、その放送は同四条二「政治的に公平であること」及び四条の四「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」に違反していることは明らかである。

この法廷なる集会は、日本軍の蛮行などがあったかなかったかを真面目に議論ないし論争する姿勢は皆無であり、あったという立場から糾弾のみが延々と続けられる「裁判ごっこ」に過ぎなかった。例えば、根拠が曖昧で裏付けが取れていない被害者の証言が続き、日本政府と昭和天皇の戦争責任を問うという、かの復讐裁判と言うべき「極東国際軍事裁判(東京裁判)」も顔負けの「似非法廷」に他ならなかった。

NHKがかくも偏向した特定団体の集会を放映するにいたった経緯については、『別冊正論』Extra.12 桑原聡「『女性国際戦犯法廷』というプロパガンダに荷担したNHKの責任」に詳しい。放送間際になって、偏向の凄まじさを知ったNHK幹部が放送内容を一部慌てて修正し、「昭和天皇を強姦罪で死刑にする」という判決部分の放送をカットした。このことが後に、朝日新聞による「NHKは政治圧力に屈した」とする言いがかりの原因となり、左翼メディアの双璧による恥知らずな泥仕合、噴飯ものの狂騒痴態のきっかけとなる。

番組中の紹介ビデオでは、前節で既に論じたように「陸支密大日記」を演壇上に大々的に披瀝して、解説する吉見義明教授が映し出されている。この時吉見教授は、慰安婦の強制連行に関しては必ずしも確証なしとの立場を取ったとされるが、この映像全体の印象からすれば、到底そう受け取れるものではない。むしろ従来のように、慰安婦強制連行の動かぬ証拠として、得々として糾弾演説をしているようにしか見えない。
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