20年に及ぶブログ活動の集大成 → <a href=https://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/3d8eb22fad45ce7b19d6a60e8a70b7e7" target="_blank">★仏様の指
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散記事『十倉経団連の「選択的夫婦別姓」は戸籍廃止を目論む中国政府の意向』【「水間条項」国益最前線ブログ】
■国内外に拡散宜しく『安倍晋三ファン必見10連発動画』
■超拡散記事『上限の無い特定技能外国人(移民)に認めるバス運転手・鉄道運転手に貴方の命を預けられますか!』
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◆処世の大本は礼節を守るにあり
『人生を創る言葉』
( 渡部昇一、致知出版社 (2005/2/3)、p41 )
第1章 偉人たちの人間学――よりよき人間のあり方
[ ザワドーフスキー ]
ロシアの政治家。文部大臣になり、多くの小・中学校やカザン、ハ
リコフ、デルプトの諸大学を創設した。(1739~1812)
ロシアの有名な俳優のマクシーモフが演劇学校を卒業して間もなくのころの話である。ある日、帝室劇場アレクサンドリンスキー座の食堂に立ち寄って、喫煙室の長椅子に座ってパイプを取り出した。ところがあいにくマッチがなかった。どうしようかと思っていたところ、ちょうど喫煙室のドアが開いて40歳あまりの粗末な身なりの男が入ってきた。マクシーモフはこの男を食堂の使用人だと思って、いきなり彼に向かってこういった。
「おい、火をくれ」
その男は「はい、ただ今」と答えて喫煙室を出ると、すぐにマッチの箱を持ってきた。それから丁寧に一本のマッチを擦って火をつけ、マクシーモフが煙草を吸いつける間、火のついたマッチを持ったまま立っていた。
やがて火をつけ終わると、その男は同じ長椅子にマクシーモフと並んで腰を下ろして、平然としてマクシーモフにいった。
「おい、水を一杯くれ」
そこでマクシーモフは、すぐに自分が間違ったと気づき、跳ね上がって食堂にかけつけて、一杯の水を盆の上に載せて持ってきた。その男は水を飲んで「有難(ありがと)う」と礼をいい、ちょっとの間黙っていたが、やがてこういった。
「君は世間に出たばかりで、まだ人々との交際に慣れないようだから、一つ君に忠告しておこう。それは、世に処する大本(たいほん)は礼節を守るにあるということだ。君も人から尊敬されようと思ったら、まず他人を尊敬しなければならない。服装のいかんによらず、その人の人格を尊敬しなければならない。それを守らないと、往々にして取り返しのつかない間違いを犯す。学校がこのことを君に教えなかったのは残念なことだ。僕は君を知っているよ、有名な俳優のマクシーモフ君でしょう。ついでに僕にも名乗らせてくれたまえ。私は文部大臣のザワドーフスキーです」
服装を見て偉そうではないと判断すると、途端に乱暴な口をきいたり、乱暴な態度をとったりする人を見かけることがある。しかし、案外、相手は偉い人かもしれない。外見だけで、その人の本質がわかるものではない。だから、いかなる人に対するときも、礼儀・礼節を守るほうがいい。見かけにかかわりなく、そうする習慣をつける、という教えである。これを守っていれば、取り返しのつかない過ちを多く避けることができる、というわけである。
特に日本ではこれが重要である。バスの運転手さんが書道では偉い人だったりする。外観と中味が日本ではそう簡単に結びつかない。公園を散歩していたら、失業者みたいなおじさんに会った。その人は非常に有名な小説家で近くの豪邸に住んでいた。私は顔を知っていたが、知らない人なら無礼なことを謂いかねない。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■国内外に拡散宜しく『安倍晋三ファン必見10連発動画』
■超拡散記事『上限の無い特定技能外国人(移民)に認めるバス運転手・鉄道運転手に貴方の命を預けられますか!』
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◆処世の大本は礼節を守るにあり
『人生を創る言葉』
( 渡部昇一、致知出版社 (2005/2/3)、p41 )
第1章 偉人たちの人間学――よりよき人間のあり方
[ ザワドーフスキー ]
ロシアの政治家。文部大臣になり、多くの小・中学校やカザン、ハ
リコフ、デルプトの諸大学を創設した。(1739~1812)
ロシアの有名な俳優のマクシーモフが演劇学校を卒業して間もなくのころの話である。ある日、帝室劇場アレクサンドリンスキー座の食堂に立ち寄って、喫煙室の長椅子に座ってパイプを取り出した。ところがあいにくマッチがなかった。どうしようかと思っていたところ、ちょうど喫煙室のドアが開いて40歳あまりの粗末な身なりの男が入ってきた。マクシーモフはこの男を食堂の使用人だと思って、いきなり彼に向かってこういった。
「おい、火をくれ」
その男は「はい、ただ今」と答えて喫煙室を出ると、すぐにマッチの箱を持ってきた。それから丁寧に一本のマッチを擦って火をつけ、マクシーモフが煙草を吸いつける間、火のついたマッチを持ったまま立っていた。
やがて火をつけ終わると、その男は同じ長椅子にマクシーモフと並んで腰を下ろして、平然としてマクシーモフにいった。
「おい、水を一杯くれ」
そこでマクシーモフは、すぐに自分が間違ったと気づき、跳ね上がって食堂にかけつけて、一杯の水を盆の上に載せて持ってきた。その男は水を飲んで「有難(ありがと)う」と礼をいい、ちょっとの間黙っていたが、やがてこういった。
「君は世間に出たばかりで、まだ人々との交際に慣れないようだから、一つ君に忠告しておこう。それは、世に処する大本(たいほん)は礼節を守るにあるということだ。君も人から尊敬されようと思ったら、まず他人を尊敬しなければならない。服装のいかんによらず、その人の人格を尊敬しなければならない。それを守らないと、往々にして取り返しのつかない間違いを犯す。学校がこのことを君に教えなかったのは残念なことだ。僕は君を知っているよ、有名な俳優のマクシーモフ君でしょう。ついでに僕にも名乗らせてくれたまえ。私は文部大臣のザワドーフスキーです」
服装を見て偉そうではないと判断すると、途端に乱暴な口をきいたり、乱暴な態度をとったりする人を見かけることがある。しかし、案外、相手は偉い人かもしれない。外見だけで、その人の本質がわかるものではない。だから、いかなる人に対するときも、礼儀・礼節を守るほうがいい。見かけにかかわりなく、そうする習慣をつける、という教えである。これを守っていれば、取り返しのつかない過ちを多く避けることができる、というわけである。
特に日本ではこれが重要である。バスの運転手さんが書道では偉い人だったりする。外観と中味が日本ではそう簡単に結びつかない。公園を散歩していたら、失業者みたいなおじさんに会った。その人は非常に有名な小説家で近くの豪邸に住んでいた。私は顔を知っていたが、知らない人なら無礼なことを謂いかねない。