電脳筆写『 心超臨界 』

人生は良いカードを手にすることではない
手持ちのカードで良いプレーをすることにあるのだ
ジョッシュ・ビリングス

中国の要求を丸呑みしたアメリカ――青山繁晴さん

2020-01-15 | 04-歴史・文化・社会
 「東京裁判史観(自虐史観)を廃して本来の日本を取り戻そう!」
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《 いま注目の論点 》
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《 電脳筆写『心超臨界』昨日のPVトップ3 》
企業統治には「アングロサクソン型資本主義」と「ライン型資本主義」がある
「六然訓」を知って以来、少しでもそういう境地に身心を置きたいものと考えた――安岡正篤師
グリセリンがある日突然結晶化する
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●中国の要求を丸呑みしたアメリカ

『その通りになる王道日本、覇道中国、火道米国』
【 青山繁晴、扶桑社 (2019/12/26)、p225 】

2001年9月11日に、アメリカで同時多発テロが起き、ハイジャックされたジャンボ機が2機、相次いで突入してニューヨークのワールド・トレードセンタービルが破壊され、ワシントンのペンタゴン(国防総省)にもハイジャックされた民間機が突入したあと、アメリカ合州国(合衆国)は全世界に向かって、同時多発テロを主導したアルカーイダをはじめとするイスラーム原理主義組織の割り出しに協力してくれとお願いをした。

日本は直ちに協力したが、したたかな中国は、交換条件を出した。こちらの条件を聞いてくれれば協力しましょうと、興奮して国を挙げて忘れているようなアメリカに、冷静に回答した。

その交換条件は、「東トルキスタン・イスラーム運動(ETIM)を、アルカーイダの支援を受けた国際テロ組織だと認定しろ」ということだった。

東トルキスタン・イスラーム運動は、新疆ウイグル自治区の独立を目指す武装勢力のひとつで、テロの「実績」からしてウイグル独立運動のなかで最強最大の組織だという見方が強かった。

それを、中国の敵ではなく世界の敵だ、アメリカにとっても敵だと認定するのだったら、われわれ中国は、国内にいるイスラーム教徒の情報を何から何まで全部、提供する。

アメリカは9・11同時多発テロの直後は、アジア戦略も何も考えられない、とにかくイスラーム原理主義組織を打ち壊したい、それ以外のことは何も考えられない状況だったから、中国の要求を丸呑みした。

アメリカ合州国というのも、不思議な国で、建国以来ずっと戦争ばかりを続けてきたのに、自国は一度も、攻撃されたことがなかった。ところが9・11同時多発テロで政治首都のワシントン、経済首都のニューヨークをいずれも攻撃されて数十人の死者を出した。

そのために戦略性を失って、目の前のことしか見えなくなっている、その姿を中国はじっと冷静に見ていたのだ。

北京オリンピックを機に、中国共産党の圧政や自分たちの怒りを世界にアピールして救いの手を差し伸べてもらおうと動いたのは、ウイグル人だけではない。

2008年3月に大規模な暴動を起こしたチベット人だけでもない。

オリンピックの開催まえ、さらには開催中も北京市内、上海市内で、たとえばバスやトラック、乗用車の爆破によって、かなりの被害が出たとみられている。

わたしがそうみている、のではない。日米英の情報当局、捜査当局がそうみている。

しかし、そのバス、トラック、乗用車の爆破はすべて、車両故障などによる火災だということにされた。

わたしが関西テレビの報道番組「アンカー」(ANCHOR)で、そういった趣旨を話したあと、インターネットを通じて、次のような情報がもたらされた。

「アンカー」では毎週、水曜日に「青山のニュースDEズバリ!」というコーナーがあり、そのときの話を大阪のひとりの主婦のかたが無償ですべて文字に起こし、インターネットに「ぼやきくっくり」というハンドルネームでアップしてくださっている。

わたしは、このかたと会ったことは一度もない。あらゆる意味で、無償の行為であり、感謝している。テレビの生放送は当然、すべて口を突いて出る話し言葉だ。わたしは台本を読んだりしないから、推敲(すいこう)のできる文章と同じように一字一句を起こされると、あっと思うような恥ずかしい言い間違いもあり、頭を抱えることもないではない。しかし、それはやはりわたしが言い間違えないよう努力するほかない。だから、この文字起こしには深く感謝している。

このかたは「青山さんの考えにすべて賛成というわけではない」と何度か強調されているが、それは当然のことだ。

その文字起こしに2008年の8月22日の夜、以下の書き込みがあった。

「中国在住者です(後略)。
 青山さんの(「アンカー」での)レポートに、北京市内、上海市内、香港市内、そういう所で、車とかバスとかトラックが爆発する事件がかなりあったようだと……これについて、私は上海にて実際に事故を目撃しましたのでご報告致します。
 日時はオリンピック開幕式当日のお昼過ぎ、場所は上海市内の主要幹線道路で、近くに日本人学校もある閑静な住宅街です。
 写真を撮ろうとしたら、近くに居た公安に直ぐに咎(とが)められたため断念しましたが、車体(20人乗りぐらいのマイクロバス)は丸焦げ、周囲には異様な匂いがたちこめ、それは酷(ひど)い有様でした。
 かなりの死者がでたはずですが、あっという間に死体や車の残骸を処理したため、上海の一般市民も含めて在留外国人のほとんどがこの爆発事故を知っておりませんし、もちろんネットを含めて国内でも一切報道されておりません。
 許し難いのは、日本人が多く住む地域での爆発事故であり、情報提供があったであろう上海の日本領事館及び害務省(※これを書き込んだひとが字を間違えたのではなく、外務省のことを意図してこう表現したと思われる)が、これらの事実(これ以外にもこの数ヶ月の間に、上海だけで少なくとも3件のバス等爆発事故が発生)を日本人在住者・旅行者に一切通知せず、渡航の危険性を隠匿していることです」

この書き込みは、中国に駐在する日本の勤労者だと名乗っている。

それが真実かどうか、また内容が事実かどうか、それは確かめることができない。

しかし一方で、日米英の情報当局、捜査当局が上海の住宅街でマイクロバスが爆発する事件があったという未確認情報を得ていることは、わたしは把握した。

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