電脳筆写『 心超臨界 』

貧困は人格をつくる教師である
( アンティファネス )

向上心 《 流人となってはじめてわかったナポレオンの“人間的すばらしさ”――サミュエル・スマイルズ 》

2024-09-25 | 03-自己・信念・努力
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すばらしい職人芸を見学に行くと、その職人に敬意を払い、帰り際には深々と頭を下げるのがナポレオンの癖だった。セント・ヘレナ島で暮すようになったナポレオンがある夫人と歩いていると、下男が数人、荷物をかついで来るのにぶつかった。夫人は怒って声を荒らげ、道を空けるようにと命令した。


『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p81 )
第3章 自分を生かす働き方――日々、精一杯働いているか、やりがいはあるか
1 一つの仕事に通じれば人生万事に応用できる

◆流人となってはじめてわかったナポレオンの“人間的すばらしさ”

実際に生きた歳月の長さで人の寿命を計ることはできない。

どんな業績を遺し、何を考えたかによって、生きた長さを考えるべきである。自分と人のために役立つ仕事をすればするほど、考えたり感動したりすることが多ければ多いほど、本当に生きていると言える。

怠けてばかりいて何の役にも立たないような人間は、どんなに長生きをしたとしても、ただ息をしているだけの存在なのである。

その昔、キリストの教えを説いた人たちは自ら手本を示して労働意欲を盛り上げた。

「働こうとしない者は、食べることもしてはならない」と使徒パウロは説き、他人に迷惑をかけず自らの手を汚して働くことを教えたのである。

聖ボニファティウスは、イギリスでは片手に福音書を、もう一方の手には大工の使う物差しを持っていた。のちにドイツへ渡る時には、建築の技術を身につけて行った。ルターも、植木屋や大工、旋盤工、それに時計職人と、さまざまな職業についてまじめに働き、日々の糧を自分の手で得ていたのである。

すばらしい職人芸を見学に行くと、その職人に敬意を払い、帰り際には深々と頭を下げるのがナポレオンの癖だった。

セント・ヘレナ島で暮すようになったナポレオンがある夫人と歩いていると、下男が数人、荷物をかついで来るのにぶつかった。夫人は怒って声を荒らげ、道を空けるようにと命令した。

が、ナポレオンは「マダム、彼らは重い荷物を運んでいるのですよ」と注意をうながしたという。

どんなに目立たぬ汚れ仕事でも社会の幸福に貢献しているものだ。
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