電脳筆写『 心超臨界 』

人間の行動はその人の考えを表す最高の解説者
( ジョン・ロック )

こころのチキンスープ 《 手――ダグラスの担任の先生 》

2024-08-26 | 06-愛・家族・幸福
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私は、感謝祭とは与えられたものや好意に対して感謝する日だとばかり思っていた。しかし、この記事のおかげで、感謝祭のもう一つの意味がわかった。どんなささやかなことでも、人に何かをしてあげるチャンスを与えられたことに対して感謝する日でもあったのだ。


◆手

『こころのチキンスープ』愛の奇跡の物語
( ジャック・キャンフィールド & マーク・V・ハンセン、ダイアモンド社、p117 )

ある感謝祭の日に新聞を読んでいると、一つの記事が目についた。それは、ある小学校の先生のこんな話だった。

その先生は自分のクラスの1年生たちに、感謝祭にちなんで自分たちが何か感謝しているものを絵に描くように言った。

しかし正直なところ、この学校に通う子どもたちの家庭は貧しく、感謝するものが何もないかもしれないと思った。ほとんどの子どもたちが、肥った七面鳥か、テーブルに山と盛り上がった感謝祭のごちそうを想像して描いていた。子どもたちなりの夢だったのだろう。

ところが、ダグラスが描いた絵は、先生を驚かせた。それは、子どもっぽい単純な線を使った「手」の絵だった。一体誰の「手」なんだろう? クラス全員がこの謎めいた抽象画にすっかり心を奪われた。やがて、一人のこどもがこう言った。

「きっと神さまの手だよ。食べ物をその手いっぱいに持ってきてくれるんだ」

「ちがうよ。きっとお百姓さんの手だよ。だって七面鳥を育ててるのはお百姓さんだもの」と別の子が言った。

生徒たちは思い思いに想像をめぐらしていたが、やがて静かに自習を始めた。先生はダグラスのそばに歩み寄ると腰をかがめ、こっそり話しかけた。

「ダグラス、あれは誰の手だったの?」

「先生の手」と、ダグラスの消え入りそうな声が返ってきた。

先生は休み時間になると、ひとりぼっちでいるダグラスの小さな手をしばしば握ってあげたことを思い出した。特別扱いしたつもりはないが、その手は彼をとっても幸せな気持ちにさせたのだろう。

私は、感謝祭とは与えられたものや好意に対して感謝する日だとばかり思っていた。しかし、この記事のおかげで、感謝祭のもう一つの意味がわかった。どんなささやかなことでも、人に何かをしてあげるチャンスを与えられたことに対して感謝する日でもあったのだ。

     作者不明
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