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電脳筆写『 心超臨界 』

強みは物理的な能力がもたらすものではない
それは不屈の信念がもたらすものである
( マハトマ・ガンディー )

国は守らず太郎君は守る――ケント・ギルバートさん

2018-09-26 | 04-歴史・文化・社会
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《 いま注目の論点 》
★「毛沢東流思想弾圧」の復活――石平さん
【「石平のChina Watch」産経新聞 H30.09.20 】https://tinyurl.com/y7dbk63f
★新疆ウイグル 進む「中国化」――藤本欣也・中国総局長
【「緯度 経度」産経新聞 H30.09.18 】https://tinyurl.com/ycsld7ce
★反トランプ・反安倍ありき――小森義久・ワシントン駐在客員特派員
【「緯度 経度」産経新聞 H30(2018).09.13 】https://tinyurl.com/y7b2d68s
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●国は守らず太郎君は守る

『平和バカの壁』https://tinyurl.com/yaavym8p
【 ケント・ギルバート&ロバート・D・エルドリッチ、産経新聞出版 (2018/9/14)、p195 】

【ケント】 「不戦主義」が危険な理由は以上の3つですが、「レッド・へリング」でその意味がわからない日本人が多いわけです。不戦主義者の人たちは、自分たちが「不戦主義」だと認識していない。「平和主義」だと思っているわけですからね。彼らは「不戦」と「話し合い」で、平和を守ることができると言う。まったく論理が通らないことを言います。私は頭の中の回路を見せてもらいたいくらいなんですよ。頭の中がクルクル、クルクルとなっているのかもと思います(笑)。

【ロバート】 クルクルの先は言わないほうがいい(笑)。

【ケント】 それでそのクルクルの人たちは、かれらの主張がクルクルであることを指摘すると、「でも、平和は守らなきゃいけないんだ」と宗教のように言うわけです。

例えば「九条の会」の主要メンバーは共産主義信奉者なのに、主張は新興宗教みたいです。ちなみに「九条の会」とは、『デジタル大辞泉』によれば「戦争放棄と戦力を持たないことを規定した第9条を含む日本国憲法の改正を阻止するために、井上ひさし・梅原猛・大江健三郎など9人の知識人・文化人が結成した市民団体」です。故人の悪口を言いたくありませんが、井上ひさし氏の家庭内暴力の凄まじさは娘さんが自著に書いています(『激突家族 井上家に生まれて』石川麻矢著、中央公論社、1998年)。

その「九条の会」が呼びかけ団体のひとつになった「安保関連法に反対するママの会」というものがありますが、あれも本当におかしい。

【ロバート】 子供を戦争に行かせたくないと思う母親の純真な心につけ込んでいる。

【ケント】 「ママの会」は、小さい子供を持つママたちを集めて、「だれの子どももころさせない」と主張している。そして「安倍さんは戦争がしたいんだ!」と煽るんです。

でも、それは嘘ですよね。戦争をしたい人は安倍さんじゃありませんよ。

【ロバート】 戦争をしたいのは別の国ですね。

【ケント】 なのに「安倍総理は九条を変えて、戦争がしたいんだ!」と嘘八百を平気で言う。そして、「そうなったら、あなたの子供は徴兵される可能性がある」と子供を持つ母親の不安を煽っています。徴兵制は憲法で禁止されていると日本政府は解釈しています。だからこれも嘘ですが、恐怖を煽って、「困るでしょ!」と煽りまくる。これって“売国教唆”でしょう? 国を守ることを放棄するという売国行為を教え諭しているのだから、スパイによる破壊工作活動の一種ですよ。

でも、この運動をしている「九条の会」の人たちも、不安を煽られてこの運動に参加したママさんたちも、そんな認識はないのだろうと思います。

アメリカでは国を守る意志のない人たちは、国の恩恵を受けられません。国家は運命共同体なので、本来は、全員で守らなければなりませんが、いまは一部の人たちで守っています。そうであるならば、その役目を買って出てくれた人たち、つまり軍人や軍隊に協力するのは国民として当然の義務なわけです。

それを否定するのは、売国行為に等しいと私は思います。「九条の会」などは、それを平気で日本中に広めているわけです。

そして「ママの会」は、うちのかわいい太郎君を守りましょうというわけです。自分は国を守らないけれども、自分の子供はほかのだれかを犠牲にしてでも守る。これは我々アメリカ人の感覚だと「売国奴そのもの」ということになります。
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