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電脳筆写『 心超臨界 』

強みは物理的な能力がもたらすものではない
それは不屈の信念がもたらすものである
( マハトマ・ガンディー )

自助論 《 努力でクマも踊り出す――サミュエル・スマイルズ 》

2025-03-23 | 03-自己・信念・努力
20年に及ぶブログ活動の集大成 → <a href=https://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/3d8eb22fad45ce7b19d6a60e8a70b7e7" target="_blank">★仏様の指
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「努力でクマも踊り出す」といういいまわしがフランスにある。この言葉が表すように、端役のダンサーが洗練された身のこなしを体得して脚光を浴びるまでには、ほとんど報われないようなつらい努力を何年もつづけなくてはいけない。


『自助論』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房(2002/3/21)、p37 )
2章 忍耐――雨露に打たれてこそ若芽は強く伸びる!
2 人生の奥義の9割は快活な精神と勤勉にある

◆「努力でクマも踊り出す」

音楽やバレーの分野でも同じことがいえる。

たとえば、バイオリン一つをとっても、ひきこなすには長年にわたる血のにじむような練習が必要である。名バイオリニスト、ジアルディーニは、すぐれたテクニックを身につけるまで20年の間、1日12時間の練習を欠かさなかったという。

また、「努力でクマも踊り出す」といういいまわしがフランスにある。この言葉が表すように、端役のダンサーが洗練された身のこなしを体得して脚光を浴びるまでには、ほとんど報われないようなつらい努力を何年もつづけなくてはいけない。

バレリーナとして名高いイタリアのタリオーニは、舞台当日に父親から猛レッスンを受けていた。そして疲労のあまり昏倒(こんとう)し、意識不明のまま手当てを受けたことが幾度もあったという。観客を魅了する彼女の踊りは、このような代償の上に花開いたものである。

人間の進歩の速度は実にゆっくりしている。偉大な成果は、決して一瞬のうちに得られるものではない。そのため、一歩ずつでも着実に人生を歩んでいくことができれば、それを本望と思わなければならない。

「いかにして待つかを知ること、これこそ成功の最大の要諦(ようてい)である」と、フランスの哲学者メーストルも語っている。

作物を刈り取るには、まず、種をまかなくてはならない。その後は、収穫の時期がくるのを忍耐強く待ちつづける必要がある。そして多くの場合、いちばん待ち望まれる果実ほど実を結ぶのはいちばん遅い。だから、一刻も早く成果を得ようなどとあせってはダメだ。東洋のことわざにあるように、「時間と忍耐は、桑の葉をシュス(サテン)に変える」ものなのだ。

根気強く待つ間も、快活さを失ってはならない。快活な精神はすぐれた資質であり、それはどんな不幸や失望にもへこたれない力を与えてくれる。

ある主教は、「キリスト教の奥義の九割は中庸にある」と述べたが、その言葉にならえば、「人生の奥義の九割は快活な精神と勤勉にある」といえるだろう。快活さを失わずに努力することは、成功と幸福への土台となる。明朗快活な気持ちで実直に仕事をこなしていくのは、おそらく人生の何よりの喜びであろう。自身や活力もおのずとそこから生まれてくる。

シドニー・スミスという司祭は、ヨークシャー州にある片田舎の教区へ派遣されたが、彼はこの左遷同様の措置にも不平一つ漏らさず、むしろ進んでそこでの仕事に全力をつくそうと決意した。彼はこう語っている。

「どんな仕事でも、それを好きになるよう心がけて自分自身を慣らしていこう。そのほうが、現在の境遇に不満をぶつけたり、自分にはもっと力があるなどと思い上がった考えを持つより、よほど人間らしいではないか」
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